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表題作禁愛~背徳の蜜月~

宮本涼介,35歳,会社経営
宮本真紘,18歳,大学生

あらすじ

育児放棄の母親にかわり、
自分を育ててくれた大好きな親戚のお兄ちゃん。
大学生の真紘はその気持ちが恋だと自覚していたが、
育ての親の涼介も同じ気持ちだと知り、つきあうことに…。
しかし夢のような生活は、再会した母親により一変し、
涼介が実の父と知る。
あまりの禁忌さに身を切る思いで別れようとするが、
涼介は許さず、真紘は快楽の檻に閉じ込められ、
淫具でせめられ、底なしの悦楽に堕とされる。
何度となく犯され甘美な蜜を注がれる禁忌の執着愛!!

作品情報

作品名
禁愛~背徳の蜜月~
著者
藤森ちひろ 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
ISBN
9784799728680
4.3

(20)

(10)

萌々

(6)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
86
評価数
20
平均
4.3 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

近親相姦が好きならオススメ!

片思いかと思いきや相思相愛と判明した途端、濃厚なラブラブっぷりもさることながら、愛した相手は血のつながった父親だったなんていうとんでも展開!
それからの展開がまた濃密で、執着たっぷり!個人的にはとても楽しめました。

2

禁忌でも溺愛なのがいい

血の繋がらないパターンは読んだことがあったけど、ガチの父子ものは初めて。無理矢理モノにされるとかじゃなく、初めから受けは攻めが好きで、受けの方から告白して、恋人同士になってから実は本当の…とバレる展開なせいか、わりとその辺抵抗なく読めてしまった。
父の方は生まれた時から実の息子だと知っていたのに、受けの告白をいやにあっさり受け入れてるのがちょっと引っ掛かった。でも受け視点だからしょうがないかな。欲を言えば、もう少し攻めの心理を知りたかった。

後半、事実を知った息子が父を拒絶しようとするあたりから、甘いばかりだった父にも、さすがに病み感が出てくる。けど閉じ込めてエロいことをするだけで、痛いことや怖いことはしないので、ヤンデレというよりかは溺愛っぽい。
終盤ちょっとしたピンチがあり、その事件をきっかけにして、息子は禁忌を侵すことへの恐怖よりも、愛が勝ってしまう…。

おどろおどろしくしようと思えば、いくらでもそうできそうな題材であるにも関わらず、溺愛BLとして楽しく読める程度に留めてくれているのがよかった。こういうテイスト、私はかなり好き。もっとガチで禁忌を極めようと思ったら、違うのを探した方がいいかもしれないけど。

まあ、でもエロ甘いのはいいけど背徳、禁忌感がさほどではなかったのでこれは萌一個かなー、なんて思ってたら、最後の最後に萌えの大爆発が来た! いやー、藤森先生さすがです。
ラストシーンの息子のセリフに持っていかれた。最高かよ。そうそう、あえて近親もの読みたいっていうのは、つまりこういうとこなんだよな、こうでなくっちゃ。

6

ガチ以外の見処に目が向いてしまう

2017年刊。
あらすじ紹介からガチ父×子と知り、エロエロに期待して読んでみた一冊。

ネグレクトな母親から救ってくれた親戚のお兄ちゃん・涼介に大切に育ててもらった真紘。
一緒に暮らしているうちに涼介に対して恋愛感情を意識していた真紘は彼との両想いに喜び、存分に身体を繋げ合っての淫蕩に浸っていた。
しかし、偶然再会した母親に涼介が実の父親だという真相を教えられて、ショックを受けてしまう。
真紘は知らずに近親相姦関係を持ってしまった罪悪感を持ってしまうのだが…

それにしても真紘も天性の淫らさだな~。
初体験から涼介を煽りまくりどっぷりと快楽に漬かっていて、エロ描写については申し分なかった。
だけど、真実を知ってしまった真紘が禁忌を感じる戸惑いとか葛藤って心理はいまひとつかな。
隠していた親子関係がばれても、涼介が動揺するどころか開き直って真紘を陵辱しまくっていて逃げる隙を与えなかったってのもあるが、多分無理強いが無くとも逃げられなかったと思うよ。
元々病弱だったのを献身的に育ててもらった中で、涼介も過保護だっただろうし、育ての親に愛情を抱くまでに成長した真紘には自立心が育ってなかった気がする。

この話はガチ父×子がメインな訳だが、途中で垣間見える毒母と涼介の黒い感情にも目が向いてしまう。
息子の幸せを嫉妬する真紘の毒母の感情とか、そんな彼女を軽蔑しながらも、わざと誘いに乗って過去に関係を持った涼介のどす黒さっていう、ドロドロ確実な愛憎も覗いてみたかったかもね。

2

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