電子限定SS付
もう表紙が…帯が…
そりゃ一応みんな期待してるしハピエンはわかってますけど、ねぇ〜…。
(あからさますぎー)
…というわけでついに完結巻ですが。
かなり最後の最後までヤバイ死闘が繰り広げられるんです。
ハラハラドキドキは確かにすごい読み応えではあったけれど。
私個人の印象は、
「クドい!」。
獣の毒肉だの「忘れじの城」だのと、はっきり言って引き伸ばしてる。
これらのエピソードがモルガンとの対決に必要不可欠な意味はないと思った。
かなりの終盤まで血生臭く、表紙絵と印象が合わない。
ランスロットの中途半端な扱い。
これまでは妖精王が来ていた危機の場面で、この巻では突如父・ネイマー登場。
などなど、ここにきて物語の流れが乱れたように感じてしまった…
モルガンはシーサーを心から愛していたのか?それともプライドを傷つけられただけ?国を手に入れられなかったという物欲的なもの?
ここもはっきりしない。
シーサーの謝罪はあっさりしすぎ。ここはモルガンに同情しちゃう。
モルガンを「愛を求めて傷つき、恐ろしい魔女に変わってしまった女」というベタなストーリーにした方がラストのカタルシスはあったのかもしれない。
アーサーと樹里のハッピーエンディングは良かったですよ。
息子・ルーサーくんの超人的能力も楽しい。
お母さんも助かったし、国の呪いも解けたし。
これから樹里は子沢山のおっかさんになりそう。
主人公が異世界に移動して、死んだ父と魔女に拉致された母が再会したり、死んだ騎士が傀儡になった泥ゾンビ化して戦ったり、映画リングで観たような場面がありました。リングの映画を観ていたら、あんな感じ?だろうと、簡単に情景を脳内描写できてしまうので、とても面白かった。
嫁になる→子を宿す→愛を誓う→国に棲まう の順で、端折って読みましたが、夫々の巻の冒頭に今までのあらすじがあるので、あらすじに穴があるようには構成されていません。
妖精王に育ててもらった王子も可愛らしい。
面白いので 4冊を一気に読んでしまいました。番外編3冊も、何時か読もうと思ってます。
読み終えたら、蚊に刺されていたらしくて、いきなり数か所が痒くなってしまいました。集中しすぎていたみあたい。
完結してしまいました。
嬉しいような残念なような……
オールオッケーのハッピーエンド!
まさかの展開が続いて面白かったです。
モルガンは時渡りをして未来を見にいかなかったのか?なんてこと気にしない^^;
とにかく、素敵なハッピーエンドで胸いっぱいです。
二人の子・ルーサーはトンデモナイ問題児っぽいですね。
この子の将来も見てみたい^^
樹里は育児放棄しないで愛を注いで欲しいなと思います。
とても長いシリーズでサイドストーリーもある作品ですが、
とにかく登場人物たちが魅力的でした。
非常に素晴らしかったと思います!
薔薇シリーズに続く長作ファンタジー、ついに完結です。最初から最後まで予想できない展開で常にハラハラさせられます。
作り込まれた世界観に自然と引き込まれて最後まで勢いで読んでしまう。
だからこそ夜光先生の作品はBL抜きにしても面白いです。
最終巻はいよいよモルガンとの最終決戦でどう決着をつけるのかと思いましたが、結果的に良い形で落ち着いてほっとしました。
憎しみに支配されていたモルガンは哀れですが、一体になることで愛を取り戻し樹里の母の中で寄り添って生きてくれればと思います。
ガルダには途中腹が立つこともありましたが、ただ母に愛されたかったガルダの心情を想うと本当に可哀想なので行方が気になります。
ランスロットも報われないまま終わりましたがこちらはアナザーストーリーでまだ楽しめそうなので、ランスロットも気になっていた身としては安心しました!
最後はアーサーと樹里、その子供やマーリンとのほっこりする日常も垣間見られてにやにやしました。
妖精王と子供のカラー絵がとても可愛くて癒されます!
奈良さんの挿し絵は夜光先生の作風とほんとにピッタリでカッコいいです。
アナザーストーリーはまだ読んでないですがそちらも楽しみ!