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表題作少年は神の国に棲まう

アーサー・ペンドラゴン、キャメロット王国の王
海老原樹里、高校2年生〜

あらすじ

キャメロット王国に呪いをかけた魔女モルガンとの最終決戦に備え、アーサーや魔術師マーリンを始め、誰もが慌ただしい時間を過ごしていた。そんな中、モルガンの毒を身に受けた樹里は、妖精王の力によって体の機能を止めることで、かろうじて生きていた。
しかし妖精王の力はもって三カ月。それまでにモルガンを倒さなくては、樹里は死ぬ運命にあった。
樹里を救うため、王国の呪いを解くため、アーサーは樹里とともに魔女モルガンの棲む山へ向かうのだが……。
少年は神シリーズ、ついに完結!!

作品情報

作品名
少年は神の国に棲まう
著者
夜光花 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
少年は神の花嫁になる
発売日
ISBN
9784813013150
4.7

(123)

(102)

萌々

(12)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
578
評価数
123
平均
4.7 / 5
神率
82.9%

レビュー投稿数12

少年神シリーズ7作目、完結巻。「神の国に棲まう」

もう表紙が…帯が…
そりゃ一応みんな期待してるしハピエンはわかってますけど、ねぇ〜…。
(あからさますぎー)

…というわけでついに完結巻ですが。
かなり最後の最後までヤバイ死闘が繰り広げられるんです。
ハラハラドキドキは確かにすごい読み応えではあったけれど。
私個人の印象は、

「クドい!」。

獣の毒肉だの「忘れじの城」だのと、はっきり言って引き伸ばしてる。
これらのエピソードがモルガンとの対決に必要不可欠な意味はないと思った。
かなりの終盤まで血生臭く、表紙絵と印象が合わない。
ランスロットの中途半端な扱い。
これまでは妖精王が来ていた危機の場面で、この巻では突如父・ネイマー登場。

などなど、ここにきて物語の流れが乱れたように感じてしまった…
モルガンはシーサーを心から愛していたのか?それともプライドを傷つけられただけ?国を手に入れられなかったという物欲的なもの?
ここもはっきりしない。
シーサーの謝罪はあっさりしすぎ。ここはモルガンに同情しちゃう。
モルガンを「愛を求めて傷つき、恐ろしい魔女に変わってしまった女」というベタなストーリーにした方がラストのカタルシスはあったのかもしれない。

アーサーと樹里のハッピーエンディングは良かったですよ。
息子・ルーサーくんの超人的能力も楽しい。
お母さんも助かったし、国の呪いも解けたし。
これから樹里は子沢山のおっかさんになりそう。

1

映画「リング」のような世界感だった

主人公が異世界に移動して、死んだ父と魔女に拉致された母が再会したり、死んだ騎士が傀儡になった泥ゾンビ化して戦ったり、映画リングで観たような場面がありました。リングの映画を観ていたら、あんな感じ?だろうと、簡単に情景を脳内描写できてしまうので、とても面白かった。

嫁になる→子を宿す→愛を誓う→国に棲まう の順で、端折って読みましたが、夫々の巻の冒頭に今までのあらすじがあるので、あらすじに穴があるようには構成されていません。

妖精王に育ててもらった王子も可愛らしい。
面白いので 4冊を一気に読んでしまいました。番外編3冊も、何時か読もうと思ってます。
読み終えたら、蚊に刺されていたらしくて、いきなり数か所が痒くなってしまいました。集中しすぎていたみあたい。

0

7冊目にして完結作!

完結してしまいました。
嬉しいような残念なような……
オールオッケーのハッピーエンド!
まさかの展開が続いて面白かったです。
モルガンは時渡りをして未来を見にいかなかったのか?なんてこと気にしない^^;
とにかく、素敵なハッピーエンドで胸いっぱいです。

二人の子・ルーサーはトンデモナイ問題児っぽいですね。
この子の将来も見てみたい^^
樹里は育児放棄しないで愛を注いで欲しいなと思います。

とても長いシリーズでサイドストーリーもある作品ですが、
とにかく登場人物たちが魅力的でした。
非常に素晴らしかったと思います!

1

花嫁衣装(笑)

受けに花嫁衣装を着せるその根性が理解できません笑

0

最後までハラハラ

薔薇シリーズに続く長作ファンタジー、ついに完結です。最初から最後まで予想できない展開で常にハラハラさせられます。
作り込まれた世界観に自然と引き込まれて最後まで勢いで読んでしまう。
だからこそ夜光先生の作品はBL抜きにしても面白いです。

最終巻はいよいよモルガンとの最終決戦でどう決着をつけるのかと思いましたが、結果的に良い形で落ち着いてほっとしました。
憎しみに支配されていたモルガンは哀れですが、一体になることで愛を取り戻し樹里の母の中で寄り添って生きてくれればと思います。

ガルダには途中腹が立つこともありましたが、ただ母に愛されたかったガルダの心情を想うと本当に可哀想なので行方が気になります。
ランスロットも報われないまま終わりましたがこちらはアナザーストーリーでまだ楽しめそうなので、ランスロットも気になっていた身としては安心しました!

最後はアーサーと樹里、その子供やマーリンとのほっこりする日常も垣間見られてにやにやしました。
妖精王と子供のカラー絵がとても可愛くて癒されます!
奈良さんの挿し絵は夜光先生の作風とほんとにピッタリでカッコいいです。

アナザーストーリーはまだ読んでないですがそちらも楽しみ!

2

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