電子限定おまけ付き
うさ耳カチューシャでイケメンDr.とお近づき!?
おじいさんに親切にしたお礼に、動物の声が理解出来るカチューシャをもらったことをキッカケにあれこれお話が進んでいく。
なかなか楽しめたけど、なんかちょいちょい違和感というか、自分の好みとは違うなぁという点がありました。
一つ目は攻めのキャラが微妙に好みじゃなかった。
穏やかで優しく動物好きな獣医さんかと思いきや、特に動物は好きではないけど儲かりそうだから獣医になったとか、あらら…と。
まぁ仕事はしっかりやっているのでそれでもいいけど、私は裏表なく常に優しく穏やかで動物大好きな人のほうがいいなぁ。
恋愛面よりも受けの成長物語の要素のほうが大きかったので、くっついてまもないのに「愛してる」という攻めの言葉が軽いというか、ホントか?と思ってしまったし…
あと、受けはとても可愛くて好感が持てる子なんだけど、初合体のときに、そういえばこの子ウブに見えて過去何人か彼氏がいてそれなりにあれこれ経験済みなんだっけ…と冷めた気持ちになってしまった自分にビックリ…
決して処女厨じゃないし、なんならビッチキャラも好きなのに、なんでこんな感想を抱いてしまったのか謎。
言動や雰囲気は純情無垢な処女っぽいのに処女じゃないのが何だかなぁと思ってしまったのはBL読んでて初めてかもしれない。
あと何と言っても、コムギが死んだ夜によくエッチする気になるなぁ…と。
しかも公園に置いたままで…
カラスとか猫とかに食べられないかとか心配じゃないのかしら?
そもそも死んだ夜なのにヤる気が起きるというのが別次元の人としか思えず、涙も引っ込んでしまいました…。
攻めも受けも真の動物好きじゃないんだと改めて思わされたというか。
久しぶりの一気読みが出来ました。
レビューが上がったのを見て積み本にあったなと読んでみました。
重要なアイテムのウサ耳カチューシャは後半に入ってから大活躍します。
冬がコムギやコモモ母さんと交流するのが微笑ましかったです。大切な友達になれましたね。コムギ達にだけ秋坂とのことを相談したりノロケたり。
その秋坂ですがこちらも後半になるまでそんなに交流がなく、え?本当にこの人とくっつくの?と心配してました。
数回の食事や宅飲みと、動物の通報?でそこまで惚れ込むかな?とやや疑問が。
でも憧れの美澄様にひかれる冬はわかります、それに秋坂も獣医として迷ってた所に一生懸命動物を助けようとする下心込みでもそんな冬に迷いを解決するきっかけになり、小動物みたいで可愛いくていい子な冬を好きになったのでしょう。
ここからは、いちいちうるさいよ、と言われそうですが疑問点を。
カチューシャの謎は秋坂はまるごとそのまま信じるの?冬が嘘をつくような子じゃないから?
大切なコムギを看取った後なのにその日に初エッチしちゃうの?冬の気持ちの切り替え早くない?告白されたから嬉しくて?
兎田さんとコムギとの再会は秋坂には見えてたの?冬の言葉を聞いただけ?
秋坂がたまに見せる冷たい表情が素だとして、それが商売として獣医をしてる葛藤に繋がるってこと?何か意味があるの?微笑んでるだけの男じゃないぜってこと?
謎が残ります。
後個人的希望では秋坂がもっと変態だったら良かったなあ。
絡みも最後の最後に一回だけで。告白はされてたけどバタバタしたし。いきなり愛してるとか末永くよろしくとか。秋坂の引っ越した部屋は二人で住もうという決意なのかな?
でも冬がやりたいことを見つけられて良かったですね。
可愛いお話に野暮な事ばかり書いてすみません。好きな作家さんなのですが、たまに疑問がたまる作品があるんですよね。失礼しました。
終始可愛い!主人公の冬がウサ耳カチューシャをして、動物とおしゃべり。もうこれだけでも可愛いのに、住んでいるマンションのオーナーであり、動物病院の院長の秋坂との接点のために健気なところも可愛い。
秋坂も絶対好意があるだろうなぁという雰囲気を醸し出しながら、中々直球ではいかないあたりが、ニヤニヤ止まりませんでした。
こんな感じの常にキュンキュンして可愛らしいお話を久々に読んだので、癒されました。
動物との会話や、不思議なおじいさんなど、現実では有り得ない設定のBLですが、これもありかなぁと感じました。挿し絵も作品と合っており、ほっこりいいお話でした。
獣人ものかなと読み始めたら秒で違ったw
一生懸命な受がとてもとてもイジらしく可愛いお話しなのであります。
クリスマスに恋人にひどいフラれ方をした受。
声を掛けてくれたのは大家でもある獣医の攻。
優しい攻を好きになってしまった受が、
老人を助けたお礼にもらった、動物の声が聞こえるようになるウサミミカチューシャを
駆使して攻にお近づきになりたいと奮闘する話。
あの家の〇〇ちゃん、どーらしい、あーらしい。
そんなところからスタートして
最後はウッカリ泣いた。
ウサギのコムギとのエピソードがすごく好き。
最初、動物は苦手だと思っていた受。
近づきたいためだけにやっていたことが~なラストが良かったです。
さわやか好青年風の攻もこんな下心あるんだよw
な攻のきゃらも割と嫌いじゃなかった。
表紙も含めファンシーなお話でした。
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。『電子書籍版おまけ』(多分特典ペーパーだと思うのですが、これは読まないとだめなやつ)と『honto電子書籍版おまけ』(これはまさしく『おまけ』)あり。
思ったより得点が伸びていなくて吃驚。四つ足好きにはたまらない話なのに。
大学一年生の冬くんはイブの夜、高校時代からお付き合いしてきた遠恋の彼氏にデートをドタキャンされるという手ひどい振られ方をします。おまけに財布をすられてしまって、今晩の夕食にも事欠く始末。途方に暮れている彼を見かけた、大家でイケメン獣医師の秋坂がおつかいもののハムと缶詰、おまけにクリスマスケーキを分けてくれます。動物が苦手で、大家を避けていた冬くんは、初めてあった秋坂に親切にされていたく感激し、その日から秋坂を『心のアイドル』として憧れています(恋愛対象ではありません「そんなの恐れ多い」という態度です)。月日は経って冬くん三年生の冬。三度目の失恋の直後に彼は大きな荷物を持ち、具合が悪そうなお爺さんと出会います。見るに見かねて、家の近所まで送ってあげた冬くんは、そのお爺さんから『聞き耳頭巾』だというウサ耳カチューシャをお礼として貰います。半信半疑でカチューシャを付けてみると、本当に猫の親子の会話が聞こえました!たまたま耳にした犬同士の会話から、体の調子を悪くしている事を知った冬くんは、またしても見て見ぬふりが出来ず、秋坂にそれを訴えます。犬の病気の早期発見が出来た秋坂から、お礼として食事に誘われ、冬くんは「このウサ耳カチューシャで秋坂先生と親しくなれるかも」と、公園で出会ったノラ兎のコムギの力を借り、情報収集を始めます。しかし、動物たちの声を聞き続け、秋坂の治療に接していく毎に、自分の不純な動機に疑問を持つ様になって……
冬くん、いい子だ!
一番の感想はそこ。
いじらしいとか健気っていうのとは違うくて、ホントにいい子なの。
で、その『いい子ぶり』が鼻につかないのですよ。
動物の声が聞こえる様になって、人間に話しが出来ない、でも人間に頼らざるを得ない彼らの悲哀について、ちゃんと考えちゃうんですよね。
それと同時に、このお話で私が思ったのは『言葉を額面通りに受け取って良いのか』ということと『傷ついた心が人(この場合、動物だけど)を信頼できる様になるのは時間がかかるけれど、その時間が大きな悲劇をもたらすこともある』ということ。
これはコムギに関するエピソードなんですけれど、涙無くして読めませんよ。
具体的には書かないでおきますので、是非読んで泣いてください。
物語の中で悲しむ冬くんに対して、秋坂が言う科白もすごく心に響きました。
私もある程度歳をとって、悲しいさよならを何度か経験しているので、この言葉は浸みた。
どうして、私の側にはこういうこと言ってくれる人がいないわけっ?!(やつあたり)