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表題作オルタナティブ

志田久征
会社員
水原知紀
会社員

その他の収録作品

  • インプレッション

あらすじ

自由恋愛を楽しんでいた水原は、後輩の結婚式で出会った男・志田に興味を抱き、そのまま一夜を共にする。
真面目で清廉そうに思えた志田だったが、予想外に熱情的なセックスをする彼に我を忘れ淫らに求めてしまった水原はーー?

君、男もいけそうに見えるけど?

作品情報

作品名
オルタナティブ
著者
天禅桃子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784866530819
4.2

(144)

(69)

萌々

(43)

(29)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
17
得点
607
評価数
144
平均
4.2 / 5
神率
47.9%

レビュー投稿数17

オルタナティヴ=ヨロメキ? BL版のレディースコミック

密かに好きだった男Aに失恋したことを機に、新しい男Bと出会うという話はありがちです。Bとお付き合い的なものが成立したところで元彼Cが出現してBに嫉妬させ、Aも実はまんざらでもなかったようで、A,B,Cの全員がイケてて全員が自分に惚れるけれど、惚れられたほうは曖昧な態度で三人の男を振り回す、というお話です。受けに感情移入しがちな女性読者にとっては大変おいしい立場に酔えるヨロメキ(オルタナティブ)ストーリーですが、受けの水原という人物、考えることや行動に男らしさが全くなくて、これなら水原を女性にしても同じ話が成立します。しかしもし水原を女性に設定していたら、女性が最も嫌う女となっていたでしょうね。ヨロメき迷うのは人生にあることだし、曖昧な態度で男たちの関心を引いておいて天秤にかけようとするのは恋愛適齢期の女の本能的な打算で、女性が有利な条件で子孫を残すために備わったサガですから仕方ないところもあります。しかしそれを男の設定でやるとひどく女々しく小狡いので、私はこのような人物は嫌いです。とはいえお話の運びがうまいからそれなりに面白く読めました。

0

スーツ姿の色気のある男たちの物語

結婚式で出会った2人は、新郎に片想いしていた、されていた、という縁があります。
2人の出会い、そしてその後の登場人物、全員に、恋愛または友愛でつながる縁があるのがおもしろいです。

二次会を抜け出してホテルへ行き、熱い夜を過ごした翌朝、迷惑かけたことを後悔してこれっきりにしようとする志田と、また会いたいという水原。
あえて誘いに乗ったのでセフレからでもいいから付き合って、と申し出る年下男子の水原が色気があってかっこいいです。
志田は年上男でちょっと格好をつけていたのに、新しい恋に臆病な様子を見せるのがかわいいです・
言葉を重ねて、カードゲームで勝負をしているかのように、お互いカードを切り合って会話を続けているのがおもしろくてゾクゾクしました。

2人が知り合うきっかけとなった新婚男と揃う機会があり、見る角度から見たら三角関係という微妙な関係になります。
無邪気に自分も仲良くやりたいと駄々をこねる新婚男の様子は、志田、水原、それぞれの内面に波をたてたことでしょう。
横やりでも邪魔者でものない、三角関係の始まりです。

後半は志田の元カレ、水原の元カノ、4人揃って偶然ばったり、というごちゃごちゃすぎる人間模様、泥沼化。

誤解をしたり意地を張ったり、もやもや、苦しい時間を経ての話し合い、気持ちを確認しあって両想いに至るまでの、2人の言葉選び、使い方にひきこまれました。

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「俺にひっかかればいいのにー」by 水原

会社の後輩の結婚式にお呼ばれのバイセクシャルの水原。
ホントはその後輩がずっと好き、、、
傷心の2次会で後輩の元同級生とホテルに行っちゃいます。
あー、好きな展開だコレ

元同級生、志田は長身でカッコよくって、結婚式の時から水原をずっと見ていた。
でカラダで水原を慰めてくれる、心を込めて。
あー、イイですね、この展開。
っていうか、この「オルタナティブ」で私の『好きなヒトの結婚で落ち込む男につけ入る年下のイイ男』大好きシチュが培われたような気もする。
だからこのコミックスは繰り返しリピしてます。
天禅先生の中で1番好き。

このお話はその後水原と志田の愛が深まっていく、というだけの流れではなく、水原の元彼が登場は予想つくんですが更に、既婚者になった後輩までが志田たちに絡むというか未練があるというか、、
ま、それだけ水原が色っぽくて皆んながほっとかないんでしょうね。
えちシーンもどれも良いです、エロいです。
志田のガツガツくる、でも思いやりのあるえちがたまりません。

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狡いオトコたち

なんか色々混み合っている?けど、それぞれがそれぞれにズルいオトコ(人たらし)だなあ、と思う作品でした。

まず、後輩であり、ミズハラとシダが出会うきっかけとなるアリムラ。天然キャラに見えて、意外と勘がいいし、相手の好意に気づいた上で、うまーく懐に入り込むイメージ。自分のものを手に入れているのに、もっと欲しがる。

次に、ミズハラ。こちらは、狡くなりきれないタイプではあるけれど、積極的な仕掛けていく。でも、肝心なところでは、怖がって引いてしまう。自分を守るために、リスクをおかさない。代わりに、欲しいものが手に入らないタイプ。

そして、シダ。バランス感覚が良くて、誰にでも好かれそうなタイプ。だけど、本当はただの良い人ではなくて、欲しいものはぐっと掴む。真っ直ぐさで、相手を射止める。

全編通して、大人な恋愛だけれど、キャラクターに可愛さがあるのでクールすぎない印象です。ただ、この本だから!はあまりないかも。

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水原がエロい

水原がエロいですね。かわいいところもあるし。
志田が最初掴みどころがなかったけど、かっこいいしいい奴。

にしても、志田が元カノに偶然会って、それを偶然見た水原が勘違いして志田を拒絶する…このパターンもBLで何度見たことでしょう。

元カノがすっぴんで、志田の下の名前を呼び捨てにしたとしても、彼女とは限らないですやんね〜とこのあるあるを見るといつも思いますw
(よくあるのが実は姉や妹だった、ですよね)

お話も、最初は体の関係で始まって、体の相性がよくて、本気になって…と王道ですね。

水原のエロさ、実はかわいいところ、志田のまっすぐなところが本作の見どころですかね。
そこはよかったと思います(偉そうにすみません

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