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どうして先生なの どうして男なの
何だか久々に、ピュアな青春ものを読んだ気がしました。
先生と生徒で、先生の教科準備室に毎日顔を出す生徒。学園祭。先生が教頭から釘をさされ、少し距離をおく。
卒業まで待つ。
この流れって、学生青春ものアルアルなんだけど、やっぱりいいですよね。
卒業まで待つって、何でかときめいてしまう。
これだけでも大好物なのに、主人公がサラッとイケメンで、そのイケメンが悶々としている所がまたいい。好きという気持ちばかりにうつつを抜かすのではなくて、勉強もできる子。
萌要素がかなりあって、Hは描き下ろしだけでしたが、久々にピュアな気持ちになりました。
2018年の作品なんですね。少し前だけあって、ゲイであることをひたすら秘密にする感じがこの作品に切なさをプラスしていると思いました。主人公の男子高校生は明るいキャラクターですけど。先生を好きになってしまい、ずっと見つめる内に、先生もある男子を見つめているのを知ってしまう。そこでもう片想いになってるのがまた切なかったです。
が、実は生徒を見つめる先生の視線は、別に恋からきているわけではなかった、と…ここは笑ってしまいました。あと、お化け怖かった…
その後二人はくっつくハピエンなのですが、自分には先生が主人公を意識しているのがいまいち分からなかったので安直に感じられた結末でした。
表紙のイメージで、なんかもっと軽い作品かな?と思っていたのですが、読み終わったときには、なんて素敵なラブストーリー、ってなってました。
先生と生徒。禁じられているが故によくとりあげられる設定。しかしお話運びが丁寧で自然で、あとキャラがすごく良い。
ユルそうな見た目で、チャラっぽい言動なものの、実はとってもピュアでかわいい高校生、白石くん。
いつも数学の名取先生が、ある男子高校生を見つめているのに気付いてしまう。
でもそれは名取り先生のことをいつも見ているからなのです。。
報われない恋のような始まり方なのですが、先生は教師という立場がありつつも本音で接してくれて、だんだんと距離を縮める二人の関係がよかったです。
教師×生徒はちょっと苦手なシチュエーションなんですが、表紙の白石くんに魅かれて購入しました。読み終えた今、一つだけ後悔している事があります。
電子じゃなく紙で買うべきだった。実物を拝みたい。
上記の通り、心が浄化されていくような素敵な作品になっております。白石くんが本当に可愛らしくていい子で…そんな彼の恋を精一杯応援するしかないでしょ!名取さんもしっかり最後まで良き先生でいてくれて、周りの人もみんないい人で、もう何この幸せな世界⁈ 住みたいんですけど⁈
これを機に文川じみ先生の他作品も読みたいです。ファンになりました (^^)
募るわぁ〜じわじわと気持ちが、これでもかと募っていった。
白石がもっと生意気でスレているのかと思ったらその逆で。いい子〜。
誠実な名取先生を好きなのがよく伝わって。
かわいらしく距離を縮めていく過程とか、きゅんきゅんしながらも、じっと耐える姿とか、たまりませんでした。
名取先生視点はほぼなかったけど、白石に惹かれているのは見てとれたし、何より白石のことを思って生徒とそういう関係にはならないとブレないのがよかった。
そんな名取先生のことを白石がちゃんと理解しえいるのも、賢い子だわ〜。
それであきらめようとするところは切なかった。
そこから先もまだくっつかんのか〜と正直じりじりしましたけども、2人が純粋で誠実なので、ずっと引き込まれていました。
できれば、くっつくとこ、くっついてからをもっと見たかったけれども、この作品は教師と生徒の切ない恋のお話ですもんね。