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聡明な第3皇子×隠れΩの偽装花嫁の、皇宮オメガバース!
先生の「気難しい王子に捧げる寓話」が大好きな作品。オメガバースが結構好きで、本作も気になっていたので読んでみました。
まずですね、ちょっと物申したいことがありまして…。
本作のですね、「あらすじ」に、あるネタバレが書かれているんです。
これ、なんでここに書いたの?
このネタバレ部分、お話の中盤手前くらいまで引っ張る内容なんですよ。
正直、あらすじで読みたくなかった〜。
私は作品を読む前は、レビューは読まないけど、あらすじは必ず読むんです。どんな内容か把握したいので。それがネタバレて…。
この内容書いてなかったら、中盤までちょっとしたドキドキ感味わえたと思うんですよね。
これは、本当に残念でした、はぁ。
(長々と失礼しました)
さて内容ですが。
本作はずっと受け視点で進んでいきます。
攻めの心情は最後まではっきりしません(匂わせはあります)。
舞台は皇帝がいる時代の中国。
あまり読んだことない世界観で面白いです。
受けの怜藍が、頭が良くツンデレな強気美人で、私の好みぴったり!
従兄弟の身代わりに、皇子の州舜に嫁入りして、皇帝の後継者争いの陰謀などに巻き込まれていきます。
中盤、あるトラブルから二人が心ならずもヒートセッ◯スするシーンは、それまで押さえ込んできた感情が爆発するようで、大変エロスがありゾクゾクしました。
お互い想いあっているのに、皇室の状況から気持ちは伝えられず、誤解し合うのが大変切ないです。
後半はドキドキハラハラする展開で、読むのが止まりませんでした。
ただ最後、全て解決する辺りの流れは、ちょっとうまく収まりすぎるというか、呆気ない感じを受けて、少々肩透かしな気持ちになりました。
最後は全て一件落着という感じなんですが、何かもうちょっとひねりがあったら良かった気がします。
とはいえ、個性的なストーリーで、概ね楽しく拝読しました。賢い受けが困難に立ち向かう点は、少し「気難しい王子に〜」に通じる部分もあり、面白かったです。
小中先生の作品は自分に合うと感じるので、他の作品も少しずつ読んでいきたいと思います。
シーモア 挿絵あり
表紙の妖艶な表情の二人と、小中先生作品だということに惹かれ、読んでみました。
なんと、小中先生初めてのオメガバースなのですね。
中華風オメガバースで、基本的なストーリーとしては王道かなと。
そこに小中先生ならではの展開や設定のスパイスがピリリと効いていて、夢中で読める物語でした◎
第二の性もアルファ、オメガといった呼び名ではなく、中華風の世界観に合わせて之人(=α)、几子(=Ω)となっています。
宮中の陰謀とか、Ωであることを隠して嫁ぐ主人公の秘密がいつどのようにバレてしまうのか、といったハラハラ感から一気読み。
ここは個人的な好みなのですが、せっかくの素敵な第3皇子攻め、州舜がヒートにあてられて怜藍(受)との初セッッになだれ込んじゃうのは、残念だったかな…展開的にはオメガバあるあるだと思うんですが、州舜の初恋相手に起こった事件と同じことを、自分が加害者として行ってしまう、というのは、なんとも残念な感じがしてしまって;
もちろんその時には怜藍は州舜を愛していたので、本当の意味で無理やり、ではないのですが。
自分が一番好きで萌えるシチュエーションが、「受けにつれなくされても、攻めがとにかく受けを追いかける」というものなので、受→攻への想いが中心だとそこまで萌えきれないのだな、と自己分析。。
ただ、ストーリーは”さすが小中先生!”という面白さなので、ちょっと捻くれていて頭が良くて美人な受け様が好きな方なんかに、とてもオススメできる作品ではないかと☺︎
二駒レイム先生の挿絵が美しく、目も癒される中華風宮廷オメガバースでした・:*+.
これが小中先生の初中華、初オメガバース。
初ですか、、、めっちゃくちゃよかった!
・お薬を扱う設定が最後まで生きている
・怜藍と州舜の再会シーンにキュン
・ふたりのやりとりが見ていておもしろい
・怜藍が州舜の前では素直になれなくて、いや、逆 に素が出ちゃってる?のがかわいくて、それをあ たたかく受け止める州舜が最高♡
・どこまでも優しい州舜が最高♡
・羅達というわかりやすい悪役がいるのも良い
・鏡の登場、ナイス!
・怜藍が”押しかけ女房”しちゃうシーンが最高♡
もうあのシーン読めただけで満足です♡
レイム先生の、ちゃんと男性なのにむっちり太ももの怜藍もたまらんです!
犬について
犬が痛めつけられる描写があります(死にません)
本編について
小中大豆さんの他作品を何冊か読んで面白かったので購入しました。
出会いから結婚までの展開はとても好みでした。攻めが好きな子をからかいたい・いじりたくなるタイプなのもよかったです。
儀式やしきたりなどの描写は少しありましたが、宮中での生活がほとんど描かれていないので、タイトルにある「皇宮」の要素はあまり感じられませんでした。
また中盤以降駆け足に感じたので、もう少しメイン二人の描写があればよかったなと思いました。
「さよなら、運命の人」と同じく、α(之人)とΩ(几子)は男にしかない性。
αに襲われてからトラウマで外出が困難になった従弟の代わりに第三皇子に嫁ぐ話。
途中出てくる女官たちが、まさにこれだから女は、を表したような性格。怜藍の芯が強かったから胸糞にならずに済んだ。
三人のαに襲われかけ、怜藍のフェロモンにあてられてたスシュンと慰めセックスする。その時のスシュンが嫉妬してるようなセリフを口走るところが好き。
ほんの少しミステリーちっくな展開あり。
挿絵のキャラクターの顔がカエルみたいな絵柄で苦手。
中盤あたりでパタッと挿絵がなくなる。