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トワイライト・アンダーグラウンド+

twilight underground plus

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表題作トワイライト・アンダーグラウンド+

北山勇二,30歳,ライブハウス店長で圭人の彼氏
古川圭人,22歳,ライブハウスでバイト中の大学生

その他の収録作品

  • エバーアフター(描き下ろし)
  • あとがき
  • カバー下:アリだった話(曽我部編)

あらすじ

ライブハウスでバイトに励む大学生の古川くん。
バイト先の店長の北山さんが古川くんのツンデレ彼氏だ。
古川くんは同性とのお付き合いは初めてだけど、北山さんはもともとゲイでバリタチで攻と呼ばれる属性らしい。
なのに、ちっともバリたたないし攻めてもこない!
もうすぐ大学卒業でバイトも卒業の古川くんは、北山さんとの恋人の繋がりがもっとほしくて───。

作品情報

作品名
トワイライト・アンダーグラウンド+
著者
秋平しろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
トワイライト・アンダーグラウンド
発売日
電子発売日
ISBN
9784813031925
4.5

(341)

(243)

萌々

(65)

(25)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
26
得点
1555
評価数
341
平均
4.5 / 5
神率
71.3%

レビュー投稿数26

やっぱり店長も古川くんも可愛い

晴れて恋人同士になった店長と古川くんですが
なかなかキス以上の関係に進まずモヤモヤする古川くん。
年上でゲイの店長としては、ノンケの古川くんの将来を考えると、なかなか一歩を踏み出せない…
そんな2人の周りに巻き起こる様々な出来事が
思わず「ぷっ」と笑ってしまうことばかり。
2人でまったり過ごすはずの休日に、お母さんや友達がやってきて思わぬ展開になったり、迷い鳥のトリチュンチュンを拾ったら、前科者のバンドマンの飼い主が意外といい奴だったりとネタは尽きません。

私がしろ先生の作品で、読者の皆さんに是非注目して欲しいのは、主人公のセリフはもちろんですが
その横の手書きの吹き出しです。
登場人物の心の声ですね。
細かいところに、手が込んでいて登場人物と合わせて見ると、必ず何倍も楽しめます。
隅々まで見落とすことなく、見てみると
本当に笑ったり涙したりきゅんとしたりと忙しいですよ。

そして、以前も書きましたがとにかく登場人物とくに、主人公2人の表情の変化を楽しんで欲しいです。
突然、ドキッとする顔するんですよ、特に店長は。

1回目は早く読みたくてどんどん読み進めますが
2回目は、ゆっくりと隅々まで細かく読み
3回目は、噛み締めてくっくと笑いを堪えながら
4回目は、ほぼ内容がわかっているので好きな場面が近づくと「来るぞ来るぞ」と言う気持ちにドキドキしながら読むのが、私の読み方です。

次回も素敵な作品でドキドキさせて下さい。
楽しみにしています。

18

ローテンションな繊細系ヘタレ攻めが愛おしい

一巻で恋人同士になったのだからもう存分に甘いお話が読めるはず、店長のデレがめいっぱい読めるはずと思いきや、なかなかそうはいかない。

なにしろ店長が一切手をだしてこない。
恋人同士になったのにキス以上に発展しないのは、性的な魅力が自分にないから?と古川くんは自分磨きを始めちゃう始末。

そしてまさかのトリチュンチュン(笑)

秋平さんらしくない禍々しい方向に行っちゃうのか?!とハラハラしながら読んでたのですが、やっぱり秋平さんでした。ホッ。


店長の繊細系ヘタレが全開でした。
今まで好きになった相手は全員ノンケだから、実は一度も本気の恋が実ったことがない店長。
30歳になってようやく本当に好きな相手と付き合えることになりその幸せを噛みしめる日々ですが、古川くんがノンケということもあり無理をさせたくない、無理強いして嫌われたら…と臆病に。

一巻でも「古川と付き合ったらどんな風になるのか想像ができない」と言ってたけど、店長にとって未知の世界なんですよね、本当に好きな人とのお付き合いというものが。
古川くんを宝物のように大切に思うがあまり、どう付き合ったら良いのかもわからなくなり、手も足もだせないがんじがらめ状態になってしまいます。

ゲイ仲間に店長は悩みを打ち明けたところ「こんなバカと付き合ってる相手がかわいそうだから、さっさと別れて他の人と付き合った方が古川くんは幸せなんじゃない?」という毒舌のオネエの言葉を間に受けて、別れを古川くんに突きつけてしまい…。

ゲイとノンケとのお付き合いもので、ノンケの将来を思いやって身を引くゲイという展開はベタかもしれないけど、前巻からどんだけ店長は古川くんのことが好きなのかというのがよ〜くわかっているので、その結論に至ってしまった店長の気持ちや言葉の裏を思うとめちゃくちゃ心が痛んだ…。
店長…(涙)
「俺たち別れない?」とは言えても、「(嫌いだ、もう付き合いたくないとは)言えない…」という店長に涙、涙。

そして別れを提案されて怒りのあまりに壁を殴った古川くん。
めちゃくちゃ可愛いキャラだけど、可愛いだけじゃない男子っぽさが感じられて良かったです。

古川くんのお母さんも登場したけど、このお母さんだからこの古川くんなのねと納得するような天然親子で微笑ましかったです。
一巻のあの浣腸も、お母さんから持たされた救急箱に入ってたやつ…というところが、なんともいい味だしてるの。
店長と古川くんは家庭環境や性格含めて陰と陽みたいに対照的だけど、お互いに無いところに魅力を感じている二人なので好相性で、きっと末長く幸せに過ごしてくれると思います。
もっとこの二人&周りのキャラ含めてのお話が読みたいなぁと思いました。
仲良く同棲してる二人を読みたいーーー!!!

13

台詞選びが素晴らしい

 あれほど繊細な店長がバリタチという設定は最高過ぎますね。濡れ場はいずれもあっさりしていますが、健全なシーンで北山がふと見せる表情に色気があるなぁ大人の男だなぁと感じることが、前巻よりも多かった気がします。対する古川は、なかなか手を出してこない北山に、どう想われているのか段々不安になってしまいます。古川に嫌な思いをさせたり危険な目に遭わせたりするのを避けるため、真綿で包むように接する北山の行動が、逆に古川を戸惑わせることになります。

 古川の母親やゲイの友人と話したことで、2人ともけっして別れた方がいいなんてことを言ってはいないのですが、悪い方向へ考えてしまう北山はついに古川に別れを切り出してしまいます。これに対する古川の真っ直ぐな感情の爆発がとても印象に残りました。「なんで先のことを考えるんですか?今の俺はどうなるんですか」という台詞が大好きですね。一番大切にすべきなのは今に決まってるよなぁと心に刺さった台詞です。BLでは見慣れたストーリー展開を、名シーンへと変えた台詞だと思います。優しい店長と、ひたむきな古川、ずっと応援したいですね。

10

笑いあり萌えあり

「トワイライト・アンダーグラウンド」の続刊。
「+」が付くのでこちらが続刊とは分かるんだけど、2冊並べるとどっちがどっち?と非常に分かりづらいです(^^;;

前巻で両想いになったが、実はまだHしてない2人。
手を出して欲しい古川と、古川が大事で慎重になりすぎる店長。
古川の将来を考え大事にするがあまり、返って古川を傷つける店長がもどかしいながら気持ちも分かるんですよね…。
店長が大人が故に。
そんな店長に対し、古川のまっすぐさが眩しいです。

2人のHは最後にありますが、結構アッサリめかな。
でもそこに行き着く迄のモダモダがあったからか、キュンときます。
やっぱり古川可愛い…(*´ω`*)

前巻に引き続き、笑える箇所が多々あります。
古川の天然ママンや、カキ氷の友人、インコ男…どのキャラ・エピソードも可笑しい。
ふんわりした恋愛模様と笑いのバランスが絶妙でした。

両想いになった2人がすれ違う切ないシーンはあるとはいえ、さほど大きな事件も無く安心して読めます。
前巻は古川がちょっとウザく思うところもあり萌2評価を付けましたが、2冊通して神評価を付けたい作品でした。

8

トリチュンチュン

トワイライトアンダーグラウンドの同時発売の続きです。
店長と古川くんのお付き合いしてからが描かれています。
前作で晴れてお付き合いした2人ですが、大切すぎて手を出せない店長と、はやく繋がりたいと思う古川くんの間ですれ違いがあり、心がギュンと締め付けられました。
お互いがお互いを好きだからこそのすれ違い。
2人の気持ちがとても丁寧に描かれていました。

そして、何と言っても古川くんがかわいすぎる!
特に、あわだまとのお話が大好きです。
トリチュンチュン(笑)

今まで読んだBL漫画の中でも、上位に入るぐらい好きな作品です。
2冊発売なので、物足りなさもなく楽しめます。
気になる方はぜひ、読んでほしいです。

8

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