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表題作狼獣人と恋するオメガ

ヒュウゴ,トワが片想いする元軍人の狼属,α
トワ,20歳,羊族の獣人のパン屋で働くヒト属,Ω

その他の収録作品

  • Home! Sweet Home
  • あとがき

あらすじ

ヒト属の他イヌ属、狼属、羊属など様々な獣人たちが暮らす国イオ。
湖の町コルヌのパン屋で働く孤児のトワは、元気が取柄のヒト属のオメガ。
ピンチを救ってくれた隣人のヒュウゴに一目惚れして、以来、つがいになりたい…ヒュウゴの赤ちゃんが欲しい! …と迫っているのだが…。
元軍人で謎の多い狼属のアルファ、ヒュウゴには妙な噂も。
そんな折、町に政府の研究所が作られることになり、視察団長のヴェルナー伯爵がやってきて…。

作品情報

作品名
狼獣人と恋するオメガ
著者
淡路水 
イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784879199638
3.2

(19)

(3)

萌々

(7)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
58
評価数
19
平均
3.2 / 5
神率
15.8%

レビュー投稿数7

キメラのΩ3体の内の一人。

トワも、クロエも、コフィン研究所が造ったオメガ
著者さん、シリーズ二作で終わっているけど、
本当は3体のΩ、夫々の物語を書きたかったんじゃないのかな?
特に秘密を体に埋め込まれていたのが、スピンオフに登場する白兎のクロエ。

ヒューゴもジンも軍人。

①狼獣人と恋するオメガ     2018年 (トワxヒューゴ)
⓶黒豹中尉と白兎オメガの恋逃亡 2019年 (クロエxジン)

ムッツリ狼のヒューゴが溺愛する妻、トワ。
二人の馴初めの物語。
最初は、トワの片思いだったんですね。
スピンオフでは、トワが四人子供を生んで、賑やかになっていました。

0

素敵なおじさん狼

狼獣人の攻めって大好きなんです。
それ故にちょっと期待し過ぎてしまいました。

攻めのヒュウゴは優しいし頼りになるしで、例えトワのオシメを変えていたくらい歳上のおじさんでも気にならないくらいに素敵でした。

ヴェルナー伯爵が関わっていた事件が世界規模な物で無くても良かったのではと思ってしまいました。

トワが実は研究所で人工的に作られたオメガだとか、キメラの秘密をカルト教団が狙っているとか情報量多過ぎて途中から置いてけぼりにされた気分になりました。

トワの親友のリリトはとても悲惨な目に遭ってて可哀想でした。トワももう少しでヴェルナー伯爵にという時に屋敷に飛行機で乗り込んで来るヒュウゴはとてもカッコ良かったです。

2人が番になってからトワが若い嫁だからなのか、いきなり子だくさん家族になってて更に増えそうでした。
 
人口増加の為にオメガを作り出したらしいので、トワは多産系なのか?と謎に思ってしまいました。

0

獣人ワールド全開なファンタジー活劇BL

2018年刊。
この話ってオメガバースというよりも、スチームパンクっぽい世界観の中で繰り広げられるファンタジー活劇味が強いなと感じた。
機械産業で名を馳せるイオ公国の田舎の街・コルヌが舞台となっていて、自然豊かな情景描写が伺える中で話が進んでいく。

ちなみに人であるトワは、オメガであってもヒート(発情)をコントロール出来ているようで普段の生活に支障はないようだ。
獣人のヒューゴ(アルファ)相手に片想いをオープンに出来る余裕があって、彼自身の明るさや可愛さがストレートに楽しめる。
オメガバース設定も盛り込まれているとはいえ、独特のじめっとした閉塞感はないから幾分取っ付き易いと思う。

最初はヒューゴやヤクモに対して、獣人なのにイケメン描写が有るのに(´・ω・)ん?とはなるものの、さすが元軍人だけあっていざとなると恰好良いね。
個人的に獣人攻めってだけでも満足できるので、オメガバース設定まで織り込まなくてもいいんじゃない?とも思ったが、実はこれがないと後からの展開に繋がらなくなってしまうから厄介なんだよなぁ…

コルヌに研究所を建設する為にやって来た視察団のヴェルナー伯爵に一目惚れしたトワの友人・リリトにどことなく危なっかしさを察した辺りから話は急展開になっていく。
捨て子だったトワの出生の秘密まで絡んできて一気にスケールがでかくなってしまい、少し中途半端な終わり方だね、と思いきやスピンオフも控えているらしい。

スピンオフのほうはどんなトーンの話になるかはまだ分からないが、こちらのヒューゴ×トワの二人に関しては甘々な着地点で締め括っている。
それにしても、トワってば子沢山ママになったよなぁ…

1

人外好き

獣人+オメガーバース
人外大好きな人にはたまらないと思います。
私は大好きです。
あと、歳の差ラブだし、受けがとにかく一途で可愛い。
友達思いで危険な目に合うけど、それを助けに来てくれる
かっこいいイラストも最高に話を盛り上げてくれます。
ストーリーもわくわくする内容で…次はどうなのか?気になって、栞を使うことなく一気に読み進められます。
電子特典の、子育てしている家族になったお話もまた楽しいです。
とにかくあっという間に読んじゃいます。

1

過去に隠された秘密

今回は機械修理を生業とする狼獣人と
孤児のヒト族でパン屋店員のお話です。

謎のオメガの失踪に絡む陰謀が暴かれ
受様が攻様のつがいとなるまで。

この世界には男女の性とは別に
アルファ、ベータ、オメガという
3つの体種が存在します。

アルファは先天的に優れた能力を持ち
全体のほぼ一割を占める
社会的地位も高いエリート層です。

ベータは世界の8割以上を占め
ごくごく一般的な体種で
社会を構成する層となります。

そしてオメガはアルファ以上に少なく
毎月訪れる発情期には
強烈なフェロモンを発して
つがいのいないアルファを惹きつけます。

その上、男女問わず妊娠が可能なために
一時期アルファの繁殖目的とした
ビジネスが行われていた歴史から
冷遇されることの多い層となります。

受様はオメガで捨て子だった為に
孤児院で成長します。

穏やかな山あいの町であるコルヌには
ヒトだけではなく様々な獣人たちが
多く暮らしていますが

大人とみなされる18才で
孤児院を出なくてはならなくなった時も
受様はオメガという理由でなかなか
働き口が見つかりませんでした。

そんな受様を助けてくれたのは
子供のいない羊族の獣人である
パン屋の夫婦でした。

受様はパン屋で働いていますが
オメガというだけで理不尽な扱いを
受ける事も有ります。

今日も店頭でこの辺りでは見かけない
荒くれ者といった風体の男たちに
絡まれますが

受様がどうしようかと迷っているところに
颯爽と向かいに住む狼獣人が現れ
受様を窮地から救ってくれます。

この獣人こそ今回の攻様です♪

攻様は数年前まで空軍の飛行しで
5年前からこの町に住みついて
機械修理などを引受けるようになった
アルファです。

受様は攻様と出会った時から
彼が大好きでつがいになりたいと
望んでいますが全く相手にされません。

それでもめげずに攻様に
アプローチする受様でしたが
美人な兎獣人のオメガと攻様の
駆け落ち騒動が起こります。

実態はたまたま2人の行動が
重なったための誤解でしたが
隣町でオメガの誘拐事件が発生し
攻様が関わっているのでは?
と噂されるようになります。

そんな中、
町に政府の研究所を建てるために
視察団として美貌の伯爵が
やってきます。

しかも伯爵は攻様と
旧知の仲のようなのです。

本当に攻様は無関係なのか!?
誘拐されたオメガ達の行方とは!?

オメガの行方不明事件を核に
受様の過去、攻様と伯爵の因縁を絡めて
受様の恋を描いたオメガバースになります♪

淡路先生のお話は
ラブコメ系のほうがMYツボなので
本作もとってもツボでした (^O^)/

オメガであり孤児として育った受様ですが
とても明るくて可愛く前向きです。

大好きな攻様のつがいになりたいのに
攻様にとって受様は可愛く元気な子であり
その域からなかなか出られません。

とは言え、
攻様には攻様の事情があって
受様を恋愛対象にできないだけなのです(笑)

オメガという体種は様々な需要があり
ソレに目を付けた伯爵が
今回のオメガ失踪事件の裏にいて

攻様に遺恨を持つ伯爵によって
目を付けられた受様は未遂とは言え
かなりひどい目に遭いますが

攻様の活躍により伯爵の野望は潰えて
受様の大切さを思い知った攻様が
観念して受様をつがいにするまで

ハラハラ&ドキドキ盛り沢山で
とっても楽しく読めました♪

続編SSは攻様が格段に甘くなってて
BL界の攻様たちの鉄板、
「俺の嫁が一番」を体現しています。

オメガバースは先生によって
世界観が多少違いますが
それが作品の色になっていて
読むたび新鮮な楽しみ発見♪

今後もいろいろ読んでいきたいです。

今回は淡路先生のラブコメから、
『法悦♥︎ホリデイ~解脱なんて知らねえよ~』を
おススメとしますね。
意外性が楽しい1作です。

2

オヤジ好きさんにおすすめ!!(*´▽`*)

こちら、獣人+オメガバースです。
元々オメガバースが大好きですが、中でも獣人との組み合わせは神だと(個人的に)思っています。
そしてそして、オヤジ!!
獣人であるヒュウゴですが、苦み走ったいいオヤジなのです。
そう、獣人でオヤジ!!
オヤジ好きとしては滾りまくりです。

また、スチームパンクっぽい世界観もとても魅力的。
まさに娯楽作品と言った感じで、終始ワクワクと楽しみながら読めました!


内容です。
ヒト属や狼属と、様々な獣人達が暮らす国・イオ。
そこの穏やかな湖の街・コルヌのパン屋で働くトワは、ヒト属のオメガです。
そんな彼は、隣人で過去にピンチを救われた狼属のヒュウゴに想いをよせ、事ある毎にツガイにしてと口説く日々ですが、いつも軽く躱されて相手にされない事が不満。
そんな折り、オメガだけが誘拐される不審な事件が続きー・・・と言うものです。


まずこちら、狼の獣人でアルファのヒュウゴ×ヒト属でオメガのトワと言うカップリングです。
で、世界観が心を踊らせてくれるものなんですね。
蒸気機関車が走り、飛行機やグライダーが空を飛び、主人公は自転車をこいでパンを配達。要はジ○リっぽい感じでしょうか。ちなみに、ブタが空を飛ぶヤツです。もしくは、魔女が配達するヤツ。
この世界観が大好きなのですが、サイエンス・フィクションの一種で、スチームパンクと言うらしいです。初めて知りました。

また、そんな中で繰り広げられるストーリーも素敵。
オメガバースなのはもちろんですが、イヌ属や羊属、狼属とそれぞれの獣人達が暮らし、その生活は活気があるさわやかなものです。
で、オメガだけが誘拐される事件。
そして政府の研究所に視察団長のヴェルナー伯爵が現れと、なんだか不穏な気配でページをどんどんめくらせてくれる。

と、世界観やストーリーもとても面白いのですが、それにも増してキャラクターが魅力的なのです。

受けであるトワですが、かなりの美人。
元気いっぱいで、「赤ちゃんが欲しい」と大胆な事も言ってるくせに、いざとなると超ウブウブ。
そして実は健気でと、すごく可愛いキャラなんですよ。

あと、攻めのヒュウゴ。
こちらがイチオシ。狼属でアルファなのに、市井に紛れて質素な生活を送りと、なんだか謎の人物。
ただし、トワをとても大切にしてる事は疑いようがないのです。
「ヒュウゴのツガイにしてよ!」と言われれば「おいおい、まだ諦めてなかったのか」と鷹揚に躱すくせに、トワに対してめちゃくちゃ過保護。
オヤジの余裕を感じさせるくせに、妙なところで弱腰。
でもトワのピンチには大胆不敵な行動にも出る・・・。
彼がですね、やっと話す本音がこれまた最高でして。
「これでも俺は案外傷つきやすくてね。」と、その後の台詞にも悶絶です。
いやもう、オヤジ最高じゃないかよ!!

他、トワの友達であるオメガのリリト。二人の友情にもヤキモキしたり、あたたかい気持ちになったりと良かったです。
ヤクモ(イヌ属)とリリトの関係にもニヤニヤさせてもらえました。


本編終了後に短編があり、こちらでその後の二人が読めます。
なんと子だくさんに。
ちびっ子達が大変可愛いのですが、ヒュウゴのとろけそうに甘い台詞に萌え転がりました。甘~い!!

実は淡路水先生の作品は、シリアス系やちょいハードなものばかりを読んでいて、こんなまさに正統派と言った可愛いイメージが無かったのですが。
とても面白くて、イメージがガラッと変わりました。

とりあえず、オヤジ好きさんにおすすめしたいです。

8

狼もふ

溺愛もふを期待して購入。もっふり記載は少な目でしたが、狼さんにもっふりぎゅっとされる所の安心感に癒されたので、中立よりですが萌にしました。王道な設定のオメガバース+狼の獣人さん(変身なし)で、「本編240P+5年後の後日談20P超+先生のあとがき」でした。
オメガバース初めてという方でも、トワが明るい子なので読みやすいのではと思います。(途中、トワが少し嫌な目にあいます)

舞台は美しい山を背に、国一番の美しい湖の湖畔にある町コルヌ。パン屋で働くトワが大急ぎで自転車を漕いで店に戻るシーンから始まります。孤児院で育ったトワはオメガであることを理由に引き取り手がなかったのですが、パン屋のピピガが雇ってくれて自分の子のように可愛がってくれているのです。急いで帰ったパン屋で冷たいものを飲み、人心地着いた時に、店に体格のいい強面男たちが入ってきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ヤクモ(犬属、ヒュウゴの友人)、リリト(トワの孤児院からの友達、オメガ)、悪党ぐらい。

*****以下 より内容に触れる感想


トワが、あっけらかんとした子で良かったです。ぐじぐじした子だと引きずられるのですが、それが無くて。「つがいにして!」と明るく健康的にヒュウゴに迫るw そもそも色っぽさがあんまり無い子で、あまりにもヒュウゴが落ちないから「ヒュウゴってインポ?」等と聞いてしまうw そのため、ヒートもあるし酷い目にあいかけたりもするのですが、オメガバースでどよーんとなってしまう事はあまり無くラッキーでした(苦手なもので)
ヒュウゴは大好きなどっしりもっふり系。いいよな、こういう方に護ってもらえると幸せだよなあと思います。
しっぽ耳記載はあまり印象に残らず、けも設定の良いところはちょっと薄いかもなと少し残念ですが、ヒュウゴの頼もしさで±0です。

後日談のSSはちび達ハラハラ活躍話なので、お楽しみになさってください。

3

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