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俺をイライラさせないでくれ准教授

ore wo irairasasenaidekure junkyouju

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表題作俺をイライラさせないでくれ准教授

秦 瞳(19)、人間嫌いの大学生
常盤、心理学の准教授

その他の収録作品

  • ひみつの准教授

あらすじ

人間(特に女!)嫌いな秦瞳は心理学を学ぶ大学生。
新しく入ったゼミの初日、担当の常盤准教授から「秦くんは、自分がどういう人間か知ってるかい?」と問いかけられる。
それから妙に興味を示してくる准教授に、人との関わりを避けてきた秦くんは苛立ちをぶつけるが、
何故かますます付きまとわれることに…。
常盤准教授へのイライラが治まらずにいた秦くんだがある夜、
夢の中に出てきた准教授に欲情してしまい!?
人間嫌いなこじらせ大学生×つかみどころの無い准教授の
噛み合わない恋の行方は――?

作品情報

作品名
俺をイライラさせないでくれ准教授
著者
厘てく 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832290693
3.2

(77)

(19)

萌々

(12)

(26)

中立

(9)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
12
得点
230
評価数
77
平均
3.2 / 5
神率
24.7%

レビュー投稿数12

めっちゃ萌えた(∩´///`∩)

あ~~~~~すごく良かった!
表紙の子に床ローニングで萌えまくった~~~!

タイトルと表紙通りほぼイライラして怒ってるけれど
怒りの裏側にある本音や成長などがグッときました(∩´///`∩)

無自覚・不器用攻めや年下大型ワンコ攻めがお好きな方は是非ッッ!
(注:ワンコ感はないけれど、そこはかとなく香る番犬っぽさが◎)
イライラばっかしてる子にこんなに萌えるとは思わなかった…///

丸っと1冊表題作で描き下ろしまでたっぷり楽しめました♪


さてさて。
【人嫌いな大学生×好奇心旺盛な准教授】のお話です。

攻めの秦は感情コントロールが苦手。
相手が女性だと子供時代のトラウマも重なりより攻撃的になります。
何をしてても誰に対してもイライラ。(描写はないけど空が青いのにすらイライラしてそうな勢い)

そんな秦は心理学のゼミで准教授の常盤と接点を持ちました。
常盤は秦に興味津々でイライラをぶつけられてもせっせと話しかけてます。

常盤に話しかけられるようになって秦のイライラは以前より増し、
頭から常盤の存在が離れずイライライライラして夜も眠れないほど。(そして勃つw)
イライラが限界突破し常盤へ怒りをぶつけに行ったつもりが、
何故かムラムラした本能を抑えられずーーーと展開していきます。


「イライラ」ワードどれだけ出すんだって量ですが、
秦くんはだいたいイライラばかりしてますw
喜怒哀楽をイライラで表現しちゃう子なのかな?と思いました。

そうなった理由は子供の頃のトラウマが原因で、
好きなものを「好き」と言えないだけの不器用な子という(;///;)
不器用を拗らせ過ぎて自分の感情への理解が乏しくもあります。
これが常盤によってすこしずつ解れてくのがめちゃめちゃ萌えました!

何に対しても苛立ちを抑えられなかったのに、
常盤を傷つけないように大切にしたいという感情を持つシーンが胸熱!(;///;)
暴走したい気持ちを抑えながらソッと抱きしめるのにグッときました。
(背の高い攻めが背中丸めてギュッてしてるのいいよね…好き)
もうね、秦くんの変化がめちゃくちゃ良いッッ
顔を真っ赤にするとことかキュンキュンが止まらなかった~~!
私はこれがドストライクに萌えて神評価にしました。

お相手の常盤准教授。
年齢は40前後のようですが(ぼかし表現で明かされず)
見た目は20代で好奇心に目をキラキラさせたりお花飛ばしてたり、な人です。
イライラでしか表現できない秦くんを上手くリードしていく大人な受けでした。
リードする立場が逆転すると照れるのが可愛かったですv

エッチシーンは思ったよりあってビックリ(´⊙ω⊙`)
てくさんはエロ薄めなイメージが強かったから早々にティン出てきて2度見した←
自分の感情が理解出来ず本能のままガッツク秦くんとその衝動を受けとめる常盤。
未挿入ながらも色っぽいエロスで良き(∩´///`∩)

んで、その後の恋人エッチは衝動エロスとの変化が萌えます///
てくさんの描く裸体は眼福だし、それが数ページに渡って見られて大満足でした♡

14

主人公を理解できるかがカギ

主人公の秦(攻)は、感情的になりやすいうえ、感情を抑えることができません。そんな常にイラついている彼に准教授の常盤(受)が話しかけて…という始まりです。

作中にそういった表現は一切なかったですが、秦は発達障害とか脳の問題で当人の努力ではどうにもできない方なのでは…とちょっと思って読んでました。そういう子をうまく導いたのが常盤ってことなのかな?でもストーリーを読み進めているうちにそれもちょっと違うかもなぁと色々考えてしまい、初回は二人の恋愛にあまり注目できなかったです。

二人の恋愛だけに集中したら、常盤のお目めキラキラな乙女っぽいのが可愛らしかったですし、あがいている秦も初々しかったです。王道スタイルに飽きていた自分には読みごたえがあって面白かったです。

6

私の頭を混乱させないでくれ秦くん

ともかくなんでずっと秦くんがイライラしているのかがわかりませんでした。
タイトルで既に准教授に対し怒ってるけど、准教授は特別に秦くんを怒らせるようなことしたかな?
幼い頃、女の子に「下の名前ひとみっていうんだね。」とからかわれ、殴ってしまった・秦 瞳。自分の名前が女みたいなのが嫌だったんだろうし、言われ方でカチンときたのはわかる。でもなんで女は殴っちゃダメなんだという発想は良くないと思うし(身体の作りが違うからすぐ怪我しちゃうんだよ?)、それだけのことで女嫌いになったんなら、秦くんはとても器の小さい、自分のことしか考えられない、かなり幼児的な性格に見えてしまいます。なんでそんなずっとイライラしているのか?本当に理解出来ない。
例えば親が不倫して相手を家に連れ込みずっとエロい声が聞こえてきて眠れないとか、毎朝必ず頭に鳥の糞が降ってくるとか、何か『怒りの原因』があればわかるけど、無意味に怒ってる。やっぱり病的な何かかな?

感情って感染しやすいんですよ。みんな笑ってると自分まで笑ってしまう。だから、秦くんが意味もなく怒ってると、読者もイライラしてきます。
周りが嫌いな女ばっかりだって、女性が多そうな心理学を選んだから。土木科とか建築科に行けば女子少なかったと思うよ?どうしてそうしなかった?

彼がイライラしている=ちょっと変わっていることに興味を持った心理学のゼミの担当の常盤准教授。
ちょいちょい秦くんにちょっかいをかけ始めます。
それ以来毎晩夢に常盤准教授が出て来て、寝不足に。
イライラが募った秦くん、常盤准教授に無理矢理素股。
さらに秦くん症状が悪化。常盤准教授を見るだけで何故か勃ってしまう。そしてまた素股…。
准教授は准教授で、秦くんを興味深い観察対象として見ている所があり、何をされても怒りません。それどころか、「感情の抑揚に変化あり。自覚はなし。」といった秦くん観察日記的なモノをつけてます。
常盤准教授と関わっていくうちに、何度も自分を肯定され、以前よりは穏やかになっていく秦くん。
ところがここで勘違いが発覚。
秦くんは一度酔っぱらった准教授の部屋に連れ込まれ?そうになったのですが、断って逃げたことがあります。先生は拒否されたと思い込みますが、秦くんは「体だけの関係になるのが嫌だった」から逃げただけ。
さらに、先生は先生で、自分と秦くんは付き合ってると思い込んでいた。と。
………ん???
ここから先生心理学的説明を始めます。
つまり、秦くんは本人が自覚してないだけで常盤准教授に恋心を抱いている。
そして無自覚なまま過去を克服しようとする秦くんに教授はいつしか研究関係なく夢中になってしまった。
これって限りなく付き合ってるってことに近くない?と教授はおっしゃるのですが、私は理解出来なかった。
自覚してないんだから「ない」のと一緒。ごたごた言わず、「先生は秦くんが好きです。君は?」ってスッキリ言えばいい。

このあと結局両思いということで、Hになだれ込むのですが、秦くんの態度が変わり過ぎてびっくり。人ってそんなに瞬時には変われない生き物だと私は思うんですが…。そしてなぜか秦くんの顔まで変わります(笑)

変人VS変人のちょっと奇抜なBLを描きたかったのかなとも思うんですが、負の感情を全面に押し出されると、読者側もイライラしてくるということが今回すごくよくわかりました。
心理学とか、ちょっと変わった准教授とか、美味しそうな素材は揃っていたはずなのに残念な感じに仕上がってしまい本当にもったいない。

中立にするか迷ったのですが、「本」としては読み易かったし、常盤准教授のキャラは嫌いではなかったので中立寄りの萌評価で。
でも正直萌えポイントはありませんでした(笑)

4

年の差萌

表紙で、なんかとにかくイライラしている子が出てくるのかな?とちょっと敬遠してましたが、以外にいい子でした。

秦くんはいつも切れ気味で友達がいないのですが、ゼミの先生である常磐に話しかけられ、イライラしながらも惹かれていく(無自覚)自分を止められない。何かと常磐を気にしてしまい、あまつさえ襲ってしまう。
一方の常磐はひょうひょうとしたもので、何か秦を研究対象にしている節もありつつ、素直になれず好きな子にいじわるばかりしている秦をキラキラした目で見つめてくる。

結局、自分の気持ちにやっと追いついた秦くんとハッピーエンドなのだが、ラストでまさかの年の差に、ここ一番萌えました。その差、ありです!

3

恋をすると優しくなれる…

うわー
好きな作家さんだったのですが、すごく変わった?お話でした。

いつもイライラしている秦くん。
特に女が嫌いで、「化粧臭くて吐きそう」とか面と向かって言っちゃう人。
心理学専攻の彼に近付くのは、心理学の准教授・常盤。
イライラしなからも、なぜか常盤が気になる秦…。
イライラ・ムカムカにプラスしてムラムラが押し寄せちゃった!

心理学的興味から近付いたであろう常盤だが、だんだん秦くん自身に興味を持つ。
秦くんも常盤を好きになり、徐々に変わっていく…。
変わっていくあたりはとてもよかったんだけど、なんせ引くくらいイライラしていて、理由がよくわからなくて怖かった。
ちょっとおかしいのかな?とさえ思ってしまった。
自分の知らない自分を暴かれ、恋によって優しくなれた。
要するに、自分を理解してくれる人がいなくてイラついてたのかな?
イライラを落ち着かせるために牛乳を飲んだり、心理学だってきっと、自分を知りたいから学んでいたんじゃないかな?
そういう憎めない可愛い部分もあったけど、まぁ変わった子だったなー、という印象です。
常盤もかなり変わっていたから、似た者同士だったのでしょうね。

両思いと分かってからの秦は常盤に優しくて、周りの人にも少し馴染めてきたみたい。
良かったんだけど、常盤がいなくなったらどうなるのかなー?と考えると恐ろしくなります…。

2

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