電子限定おまけ付き
冒頭からずーーーーっと主人公がイライライライライライラしています。
イライライライライライラしているだけじゃなくて、暴力もついてます。
ひとの善意には舌打ちと悪態。
壁は殴る、物は蹴る。謝らない。こめかみには常に血管浮き出てる。
待って。こんな主人公、愛せない。
助教授も終始にやにや。
主人公のイライラや蛮行に「ぱあぁぁ!」。
悪態つかれて「面白い」。
実に面白い…、わけがないっていう。
心理学の准教授に万年イライラくんと来れば展開は見える。
もしかしたらその過程で徐々に好きになれる、かも、しれない、なんて思っていた時期もありました。
イライラ体質の原因を知ったら、ひょっとして同情くらいはできるかも、なんて期待したこともありました。
来なかった…。そんな季節はやって来ませんでした。
作品を読むに当たって主人公の好感度って大事ですね。
万人受けじゃなくても、一部マニアにでも…。はっ!イライラマニア向け!?
そうか…。となると門外漢が文句をつける立場ではない。
主人公のイライラを見てイライラが移らない自信がある方。
不思議キャラのおじさんが「ぱあぁぁ」となったり、背景に花を撒き散らすコマ萌の方。
最後は「何か丸く収まったけど、すっきりしない…」という読後感がお好きな方。
よ、読んでみますか?
ジョハリの窓をテーマにした物語。面白いテーマなのに、やたらと暴れる主人公に私は興ざめしました。暴れないで葛藤を萌えで描写できなかったのか。それが残念。
殴るけるのシーンではないのですが、言葉の暴力シーンが多いので苦手な方はイライラすると思います。
(ここを作者や編集担当が読まないと思うので、作品への要望は削除しました)
ジョハリの窓(ジョハリのまど、英語: Johari window)
自分をどのように公開ないし隠蔽するかという、コミュニケーションにおける自己の公開とコミュニケーションの円滑な進め方を考えるために提案された考え方。
過去からの体験で女性嫌い人間嫌い常にイライラな秦くん。
一方そんな秦くんに興味を示す准教授常盤。
秦はイライラマックス。
しかし常盤が気になって夢に見たからっていきなり素股はいいのか?常盤も。
常盤を見かけると勃起するようになってしまう秦。何で?心の奥では好きになってるから?でもいきなり性欲?
常盤は秦を初めて見たときから気に止めてて。
すぐキレる秦と根気強く付き合ってくれて。
秦もやっと自分の気持ちに気付いて。
過去の女の子の夢も見なくなって。
うーん、まあ良かったね。という感じです。いつもイライラしてて狂暴な秦が主人公というのも珍しいですね。
人を選ぶ作品です。作画コストが高めでとても綺麗な絵なのですが、主役が曲者すぎます。あらすじだけ見て少しでも嫌悪感を抱きそうなら、厘てく先生が好きでもやめた方がいい。
秦(大学生 常にイライラ)×常盤(心理学准教授)
秦くんは、何かしらの病気のようにしか見えないのですが、なんやかやとおさまっていったので安心しました。
おさまるまでは正直萌えどころではなく、ヒヤヒヤしかしなかった。秦くんが落ち着いて常盤と話せるようになった辺りからやっと楽しめましたが、2人の会話は理論展開をしようとしている風で、まったく筋道だってないので理解不能。
キャラとストーリーはおいといて、絵と演出は楽しめました!
表紙で、なんかとにかくイライラしている子が出てくるのかな?とちょっと敬遠してましたが、以外にいい子でした。
秦くんはいつも切れ気味で友達がいないのですが、ゼミの先生である常磐に話しかけられ、イライラしながらも惹かれていく(無自覚)自分を止められない。何かと常磐を気にしてしまい、あまつさえ襲ってしまう。
一方の常磐はひょうひょうとしたもので、何か秦を研究対象にしている節もありつつ、素直になれず好きな子にいじわるばかりしている秦をキラキラした目で見つめてくる。
結局、自分の気持ちにやっと追いついた秦くんとハッピーエンドなのだが、ラストでまさかの年の差に、ここ一番萌えました。その差、ありです!