ボタンを押すと即立ち読みできます!
ちょっと「め〇ん一刻」を思い出してしまったんですけど、美人系世話焼き受けと爽やかイケメンだけどちょっとヘタレな年下攻めは美味しいに決まってる!ということでD+フェアのときに購入しました(木下先生のイラストも大好きなので)。
表紙のほのぼの感が作品の内容をよく表していますので、表紙にピン♪ときた方は読んだ方がよいと思います。ほのぼの日常系BLではあるんですけど、下宿してる外国人たちの個性が強くて、ラブよりそっちのほうが面白かったな~…なんて。フランスの腐女子やフィンランドの男の娘、エジプトの博愛主義者(?)、それぞれの国の事情、国際交流シェアハウスものとしての楽しさに結構満足してしまったのでした。大家さんが作るごはんも美味しそうだし、こんな楽しいシェアハウス住みたいぜ!という気持ちで読んでました。二人の恋の行方は、攻め受けの視点で交互に語られるので、安心安定の両片思いというところで、もうちょっとドキドキしてもよかったかもな~(どちらかの視点がわからないような構成で)とか思ったり思わなかったり…。というわけで、変わった設定が好き、CPの属性が好き、日常系が好き…様々な好みに対応できそうなストライクゾーン広めの作品だと思います。とにかく賑やかで楽しかったな~。
店子がわからなくてググりました。
乙女思考な美人(イラストじゃわかりにくいけど)年上受けの生成(きなり)と、年下のヘタレワンコ攻めの広野(こうや)。
両片思い状態なのを、ミカ(酔うと女装癖が発動するフィンランド人)が察して、くっつけようとするのにニヤニヤします。ポッキーゲームとか奥様運び選手権とか。
ポッキーゲームの見本だと言わんばかりにアリーと濃厚なチューをしたシーンで、この二人をサブカプでもっと見たい! ってなった。
だいぶ序盤で明かされるけど、ジャドが女だったのがビックリ。宝塚の男役に憧れてて且つ女っぽくないから嫌いじゃない。ついでにBL好き。
三人して生成と広野をくっつけようと画策するし、無事にくっついた時も大喜び。
とにかくくっつくまでの関係性が可愛い。
年下男子のドジな行動に可愛いとか思っちゃう生成にお姉さん属性を感じてとてもタイプです。
ミカたちからのプレゼントのお酒の効果を広野に隠して一緒に飲んで、誘惑する生成がえっっっろい。
広野がファーストキスだと知って、「欲張ってもっと初めてを貰っちゃおうかな」って股間に手を伸ばすシーンは、誘い襲い受けが好きな自分にとっては最高のシチュエーションでした。
終盤の、ミカの論文に使うための質問に既視感を覚えて笑いました。(嘘と誤解は恋のせいシリーズのアンケート)
あとがきで、広野が前に住んでいたアパートの隣人の設定に驚きと嬉しさを感じた。
誘い受けを書かせたら、小林典雅先生の右に出る者はいない。
帯の“悪い大家さん”が気になっていたのですが
その前に怒涛の脇キャラの濃さにやられてしまいましたww
あとがきで、担当さんが「主役カプ食ってます」ってご指摘なさったそうですけど
その原稿読みたかったなぁ!!
勢いのある店子三人、パリジャンヌのジャド、
エジプト人のアリ―、フィンランド人のミカ、
みんな個性は強めですが優しくて大家の生成を家族のように愛しています。
生成もみんなを尊重し、食事も出来るだけ寄り添ってくれていて
こんな下宿に住めたらもう出たくなくなるだろうなと思いました。
なんといっても大学生・広野の好青年っぷりが素敵!!
濃いメンツに溶け込める順応性、
知らないことを知らないとちゃんと言えるし
その後少しでも学んでくるあたりもとても良いコだった…。
こういう年下攻め大好物です!!
生成の頑張りをかばってくれた後半のシーンでは
頼もしい啖呵(?)をきってくれて
更に険しいままで去らない人の好さにときめいたわー…。
生成も、真面目で気遣いの塊のような素晴らしい人間ですが
思考がちょっと乙女だったかな~。
いえ、こういう性格じゃないと広野とすれ違わないしこじれないのかもしれませんけども。
酔いにまかせてギャップを惜しげもなく見せてくれましたが
広野にはきっと刺激が強かったのではないかと思いますww
「万死に値する」は声を出して笑ってしまいました。
ちょっと落ち込んだりした時などには元気をもらえる作品です☆
すでにたくさんのレビューがあるので感想だけ。
外国人ばかりが住む賄いつきの下宿屋「石花荘」。
そこで管理人をする生成(受け)と新しく入居した日本人大学生広野(攻め)が今回のカップルです。
3人の個性的でにぎやかな下宿人たち(ヅかオタクのフランス人女性ジャド・和菓子が好きなエジプト人男性アリー・ジブリアニメ好きの留学生男性フィンランド人ミカ)たちとの絡みが楽しくてちょっと主役二人が霞みそうなくらいでした。
広野が下宿先の下見に来た時、初めて生成を見た広野を観察し一目惚れだと瞬時に判断したミカが、「草食男子は同性への恋心を自覚し行動に移す経緯」という論文のテーマとして観察したいと他の二人も巻き込んで、広野と生成りをくっつけようと仕組むというか協力する状況に笑えました。
どう考えても不自然な話題だったり遊びだったりするのに、生成りも広野もお互い自覚しようとしてないだけで好きあっているのでうっかり乗せられてどんどん深みにはまっていく感じが楽しかったです。
二人が下宿人たちにお膳立てされて親密になっていく過程で「もしかして・・いやいやそんなはずは・・」みないなことをぐるぐる考えているのも面白かったです。
ただ、論文のテーマというのが建前なので、二人がくっつく前にこのことを特に生成に知られたら大惨事になるんじゃないかと結構心配しながら読んだのですが、そのことが二人にバレることはなかったので良かったです。
最後のほうで初めて二人が最後まですることになったときの誘い方だったり、最中何度も確認したりと色気はあんまりないけど、初めて同士の初々しさが出ていて、お互いが思いあっている感じがすごく良かったです。
初めて同士で若さゆえの勢いで突っ走ってわけがわからないうちに一回目が終わってしまったというのもいいけど、こういう勝手が良くわからないけど協力して一緒にきもちよくなろうとするのもいいですね。
それにちゃんと事前にどっちにするかも生成聞いてあげ、生成がタチならネコになってもいいという男前な態度もポイント高かったと思います。
結局ミカはこの論文書けたのかしら?どんな論文書いたのかちょっと気になります。
両視点で書かれているので(たまにミカ視点がちょこっと入る)二人の気持ちがよくわかります。下宿人3人のキャラが濃いですが、絡みすぎてうるさくなることもなく適度な絡み方だったので、ストレスなく最後まで楽しく読めたと思います。
あとがきで、広野が引っ越して来る前のアパートというのが「国民的スターに恋してしまいました」の攻め様・葛生が住んでいたアパートの隣だったということが暴露されて、葛生の周りはそんなに騒音の住人ばかりだったのかーとか隣に住んでいた広野には最中の旬の声が聞こえてたのかーとかにやにやが止まりません。
また、読んでいるときはミカとアリーが良い感じだなとと思いながらも、イスラムの戒律とかでむりかなと思っていたのですが、「くっつけようと思いました」と断言しておられたのでとても楽しみです。書籍にならないかしら?
フランス人(ヅカオタ&腐女子)にフィンランド人(女装癖あり)、そしてエジプト人(スキンシップが尋常なく濃い)というやたら濃いメンツが下宿している賄い付き下宿屋の管理人さんと、そこに下宿することになった大学生・畔上とのお話です。
入居時の初顔合わせでお互い好印象以上の恋の芽生えを見抜いた彼らが、二人の恋の成就のためにあれやこれや暗躍(笑)……というラブコメで面白かった。
店子に手をだすわけにはいかないと自制し、畔上のことを「心のアイドル」認定してこっそり日々の潤いにしている管理人さん。
美人な管理人さんに無自覚一目惚れし管理人さんを見るたびにときめいてしまうのに、初恋すらまだという恋愛ド初心者故、それが恋であることに気づかない畔上。
お互いほぼ一目惚れで両片思いなのに、どちらも恋に疎いためお互いの言動を誤解してややこしい方向へと突っ走ってしまう展開に、もうニヤニヤが止まらずめいっぱい楽しませて頂きました。
小林典雅さんは「嘘と誤解は恋のせい」を以前読んだきりでこれが2冊目なのですが、言葉の絶妙なチョイス(面白外国語だけではなく、日本語の)が素晴らしいですねぇ。
「悪い大家さん」になってしまった管理人さんが、我に返って超絶後悔するところで、剃髪して出家だの、永平寺で50年修行だの……に思わず吹きました。どっから永平寺!?
そして挿絵が、木下さん以外考えられない!という絶妙さで、脳内で勝手に木下さんによるコミカライズ情景でお話が進むほどでした。
そして「悪い大家さん」最高!