Renta!限定おまけ付き
SILVA先生初読みです。
おもしろかったです。
ミステリーとBLがうまく融合されていて、最後まで楽しめました。
ひと昔前のよく出来たドラマを見たような読後感。
最初、お互い腹の探り合いで、お芝居じみているんだけど、お芝居しているんだからそうなるわねと納得。
セイジ視点でヒロのことを探り、意気投合したり、惹かれ合っていくのが、ストーリーの進展とマッチしていてよかったです。
ヒロの考えもわかるし、行動したことの意味もわかる。
セイジの言動も。
プロット、キャラの心情変化ともよく練られていると思います。
何より、絡みの絵がお上手だし。
ヒロの表情の変化がいい。
イケメンで普段冷静なのに、ふと切ない顔をしたり、デレたり、に萌えます。
セイジが惚れるのもわかる〜となります。
一言で言うなら、いいフィクションを見せてもらったな、という感想です。
ターゲットと情報屋。
体から攻略しようとして深く惚れてしまう。
ターゲットは本当に愛人?
依頼者の目的は?
イラストは綺麗だしエッチ多め。
ストーリーもしっかりしていて満足。
悪役がちゃんと悪者だったので、気分も爽快です。
寂しい過去を持つ受けちゃんが、今後幸せな人生を送れますように。
ドラマチックな一冊
エロエロな描写満載で、ストーリーも骨太でキャラクターも魅力的
詰め込み過ぎなのに、重たくなくて満足のいく一冊でした
セイジが終始カッコいい
余裕があって頭も良くてセクシーで逞しくてほんとにスパダリ
そして、逆にヒロが一見ちゃんとしてる風なのに儚げで脆くて危うい感じがキレイに表現されててほんとに素敵でした
政治家絡みの情報屋としてのクロい部分がちょっと薄めかなと思いながら、そのあたりはマンガなのであまり深く考えず流すと読み応えのある一冊でした
気になっていた本を早速購入。
後ろのあらすじを読まずに読み始めたから、ただのハッテン場での出会いから始まるお話なのかなーと思っていたら、#1の終わりでターゲットという単語が出てきて、ん?となりました。
読み進めていくうちに、情報屋と標的のお話かと理解。
全てを読み終えてからタイトルを読み返すとこのタイトルがこのお話に相応しいと思いました。
(因みにPARADOXとは正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉)
前作の「センチメンタル・ロデオ」がとても良くて本作も大いに期待していました。
そして…実際面白かったです!
エロ「も」、ストーリー「も」の骨太な作風だと思います。
その上、絵柄も綺麗。
この3本柱がしっかりしていて、読み応えありますね。
情報屋と、スキャンダルがご法度の政治家関係者、の駆け引きだらけの出会い。
情報屋のターゲットは、国会議員の第2秘書。
議員に持ち上がっている同性との不倫疑惑をほじくるために、ビッチなヒロキにハニトラを仕掛けるセイジ。
ヒロキは表の秘書の時はソツなく完璧、裏のビッチの時は獰猛ながらどこか投げやり、それは心で密かに愛している男がいるから⁈
そんなヒロキに惹かれていくセイジはヒロキの事を調べ、ヒロキが実はもう一段階深い秘密を抱えている事を知り、時折見せる幼さと脆さがそこから来ていることを理解し、そしてそんなヒロキにまた一段と惹かれていくのです。
…と、秘密が段々暴かれていくようなスリリングな展開と、政治の世界にうごめく足の引っ張り合いの画策、などなどでストーリーの面白さも十分味わえます。
もちろん、快楽に忠実なヒロキと、精力もテクもルックスもイケてるセイジの、会うたびの濃厚Hは見ごたえあり。
いいところで現れて陰謀首謀者のゲス男に対峙するセイジと、何の打ち合わせもなくバッチリ息を合わせて追い詰めるヒロキ。対決シーンはスカッとしますよ。
カラダも性格も相性の良さそうな2人、仕事のためにハニトラもしちゃうセイジも、元々ビッチだったヒロキも、もうお互いだけと決めて仲良く暮らしていただきたいです。