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世話係×坊ちゃん、16年目の主従関係
新刊買ったはいいけど、遊馬って誰??状態(記憶力……)だったので、これはシリーズ最初から読み返さないと……という訳でなかなか重い腰があがらず、こちらをしばらく積んでたけど早く読めばよかった!!の一言に尽きる。
(よーやく最新刊まで辿り着いたぞーー!)
坊ちゃんに対する気持ちを隠しながらお仕えする主従関係ものが好きな人なら、ご褒美のような一冊だった。
病弱な遊馬坊ちゃんの面倒を見つつ、ずーっっと傍らで坊ちゃんの初恋や性の目覚め、そして失恋…といったものをいじらしいと思いながら見守ってきた篠田。萌える。
篠田にとって坊ちゃんは人生の全てだけど、自分は坊ちゃんの人生の一部でいいと立場をわきまえている主従関係って本当に美味しいですよねぇ。萌える。
だから、親から縁談を持ちかけられ逆らえない遊馬から、「女の抱き方を教えろ」と言われても黙って従う。
くそーーーー萌えるぜ!!!
でも坊ちゃんからするとそんな篠田が焦れったくて、ガツンと対等にきてほしいんだろうなぁっていうのがチラチラ伺えるんだけど、篠田にとっては遊馬坊ちゃんは別格すぎちゃって少々ヘタレてる篠田、萌える。
遊馬のためなら喜んで心臓差し出しちゃうんだろうなぁ……きっと。
そのくらい坊ちゃんが全てという篠田が美味しすぎました。
坊ちゃんファーストやめろ、と遊馬本人に言われても、自分のやりたい事=坊ちゃんを喜ばせること、坊ちゃんに仕えることという精神が骨の髄まで染み込んでるから、やっぱり坊ちゃんファーストになってしまう篠田がほんと好き。
それにしても、遊馬がこれまた随分とお美しくなられて……!
アブナゲ。の時のイケメン度もかなりだったけど、なんか眩いほどになっていて、爺は感無量でございます……と思わず言いたくなるほど美しくなっててズルい。
篠田の刺青も色気があって美しかった。
「今 死んでもいい そう思ったのは二度目だ 迅と お前と」というところも萌えた。
「大本気。2」で迅に抱いてもらえて良かったなってやっぱり思うんですよね。
迅に対する淡い初恋みたいなものが、あれで昇華できたんだと思うの。
篠田が襲撃されて、抗争の始まりか?!と思いきや、終わってしまったのが気になるけどあのゴタゴタは大丈夫なのかしら?
抗争ものはあまり好きではないので、もし続きがあるとしたら組同士云々のお話ではなく、あくまで篠田と遊馬の話希望です。
【大本気。RETURNS♯02】
爽兵×迅カプ。
爽兵の弟・優兵が登場するお話。
優兵に迅のことを嫁だと紹介したり、優くん呼びでおばさんに暖かく迎え入れてもらってる様子、和む。
新婚(笑)
そして三人の息子達のことを、病院を存続させるための駒としか考えていない爽兵父、くたばれ!と思ってしまいました。
【アトナゲ。】
昴成・靖・中野・クロ・赤石のメンツで鍋大会をすることに……。
一人居心地悪そうな赤石(笑)
中野が寝てる靖をナデナデしてるところ、めっちゃ萌えるわー。
中野良かったねって思える。
なのに、靖が起きると平常運転に戻ってしまう。やっぱり中野好きだわ。
【自分用覚え書き】----------------------------
時系列:「生意気。」→「可愛気。」→「大人気。」→「大本気。1」→「大本気。2」→「アブナゲ。」→「はかなげ。」
「可愛気。」と「大人気。」の合冊版R18が「おとなかわいげ。」
昴成「可愛気。」or「おとなかわいげ。」
靖×中野「可愛気。」→「大人気。」or「おとなかわいげ。」なら一冊でOK
爽兵×迅「大本気。1」→「大本気。2」
迅がクズ当て馬として登場するのは「大人気。」
クロ×赤石「アブナゲ。」
遊馬誰?状態になったら、「大本気。2」から読むと良し。
順番的には「大本気。2」→「アブナゲ。」だけど、「アブナゲ。」は遊馬は登場しないから読まなくて良し。
「生意気。」は昴成がまだ結婚している頃のお話
大本気のスピンオフ作品ですが、
遊馬にも幸せになってほしかったので
続きが読めて嬉しいです!
篠田よかったね!と言いたい。
こんなかっこええ世話役だったとは
わからんかった。
番外編では爽君と迅のお話も読めて
大満足でした。
もうこの二人にはラブラブ甘々でいて欲しいので
ニヤニヤしながら読めました。
作家買い。
しうこさんて昔から綺麗な絵柄を描かれていらっしゃいましたが、最近、絵柄の美しさにますます磨きがかかってません?表紙の遊馬の美しさに、ちょっと見とれました…。「はかなげ。」というタイトルにぴったりの美少年ぶり。
しうこ作品の、大人気作品「○○気」シリーズ。
『生意気。』→『可愛げ。』→『大人気。』→『大本気。』→『アブナゲ。』に続く6シリーズ目にあたります(新装版や完全版を含めれば巻数は少し増えますが)。
『はかなげ。』は、『大本気。』の受け・迅の幼馴染である遊馬が主人公。
さらに後半に『大本気。』の続編にあたる「大本気。RETURNS #02」と、「アトナゲ。」(『大人気。』『アブナゲ。』の登場人物たちのお話)が収録されていることもあって、できれば『大人気。』『大本気。』『アブナゲ。』の三冊を読んでいるとは話はわかりやすいかなと思いますが、未読でも問題なく読めると思います。
さてさて。
めっちゃ面白かった…。
もう一度言う。
めっちゃ面白かった&萌えた…!
『大本気。』で、迅にちょっかいを出していた遊馬。この時点で、遊馬はかなりやんちゃが過ぎる子でした。
という事で、もしかしたら痛い話かなと思いつつ読み始めましたが。
甘っ!
めっちゃ甘いです。
遊馬は極道の組長の長男で、本来であれば跡継ぎの立場。
が、生まれつき心臓が弱く長生きできないと診断を受けた。そのため後継ぎ候補から外され、「自分はいらない子」というレッテルを遊馬自身が貼って生きてきた。
子どものころから病のため子どもらしい生活を送ることが出来なかった遊馬。
そんな遊馬が、迅と出会い、そして初恋をして。
そんな遊馬の、切ない恋心と、自身へのコンプレックスが、さらりと、でもきっちり描かれています。
そして、そんな遊馬をずっとお世話してきた篠田。
ストーリーとしては篠田視点で描かれています。
一回り以上年下の、しかも自分が仕える坊ちゃん。
その坊ちゃんに対して、ずっと秘めた恋をしてきたこと。
自分の想いは、遊馬には不要である、と蓋をしてきたこと―。
設定としてはシリアスに分類されると思うのですが、所々で入るしうこさんらしいギャグが笑いを誘い、シリアス一辺倒の作品ではありません。切なさと、笑いのバランスが絶妙なのです。
とにかく篠田という男性がめっちゃドストライクでした。
受け一筋、という執着ぶりもですが、敬語攻めでもあり、イケメンで、極道という事で体中に入った入れ墨もカッコええのですよ。何より、ストーカー一歩手前くらいの遊馬ファーストが素晴らしいのです。
『大本気。』では成長しきれてなかった遊馬ですが、彼が人として成長できたのは紛れもなく篠田さんのおかげなのでしょう。
そして後半に『大本気。』の続編も。
迅が、迅が成長しとる…!
迅もやんちゃな子でしたが、爽兵と出会って彼も変わりました。
爽兵の複雑な家庭環境が垣間見える短編で、『大本気。』ファンの方には必見なお話です。
最後に『アトナゲ。』。
中野さん、相変わらず色気がダダ洩れです。
ヤバいです。
『○○気』シリーズと言えば「鳶職人」のお話ですが、表題作『はかなげ。』は鳶職人のお話ではありません。
という事で、収録されている後半の短編で鳶さんたちの補給をさせていただきました☆
遊馬の子ども時代。からの大人になって壮絶な色気を醸し出すビジュアル。
忠実でイケメンわんこ(=篠田さん)。
そして、同時収録されている鳶職人たち。
どの男たちも、皆麗しいです。
そして、その男たちの織りなす濡れ場も、めっちゃ綺麗でエロかった…。
しうこ先生、もちろん、この続編も正座してお待ちしております。大好きなシリーズです。
あ、そうそう。
カバー下もお忘れなく。
爆笑しました☆
あの遊馬の話とあって迷わず購入しました。遊馬って小さいときから美形だったのね。篠田が居てくれて良かったけど、くっつくまでが焦れったかったです。お見合いをすんなりと受け入れた時はどうしようかと思ったけど、遊馬の方が一枚上手でしたね。お父さんも本当は遊馬を大事にしてるって思いました。死に損ないって言ってた組事務所の人達が遊馬を見た途端に魅せられてたし、手懐けてる遊馬は流石だと思いました。心臓の事が無ければカリスマとしてトップに立ってたでしょうね。
『大本気」からのスピンオフ 遊馬主役。
「はかなげ」から読みだしたので、経緯がよくわからない。遊馬君を追って「大本気」シリーズを読みました。大本気2に登場が多い。
大本気では、薬物パーティを開催したり、人生投げやり。
「要らなくなった者どうし」通じる所があるので、坊ちゃんは、ジンは特別な友人だと思っている。どうやら初恋だったらしい。
ジンが本気の恋を爽としたことから、徐々に影響を受けて変わる。
「はかなげ」というタイトル通り、何時壊れてしまうかわからない、儚げな遊馬坊ちゃんは、色々な方法で、大好きな人から告白をされたくて、画策している。
心臓の持病が無ければ、美貌の人たらしだし、頭脳明晰でトップにふさわしい資質を持っていそう。
坊ちゃんが、人並みに恋をしたいと願う想いがいじらしかったです。
時系列がばらばらの短編集でした。