正体不明の紳士と歌姫

shoutaifumei no shinshi to utahime

正体不明の紳士と歌姫
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%
著者
水原とほる 

作家さんの新作発表
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イラスト
yoco 
媒体
BL小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784199009372

あらすじ

素人の市民合唱団の歌を、タキシード姿で聴き入る人がいる!? 夜ごと練習に訪れ、うっとりと歌を堪能する男に気付いた団員で会社員の由希。入団希望かと声をかけると、「私はあなたの歌が聴きたくて、ここにいるのです」と、その男・田之倉に口説くように告白される!! しがない素人の僕の歌が聴きたいなんて嘘だろ!? 最初は戸惑い警戒するけれど、田之倉が本気だと知り、次第に絆されて!?

表題作正体不明の紳士と歌姫

田之倉侑吾, 自分の職業を語らないセレブ, 31歳
二宮由希, 会社員・合唱団団員, 33歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

セレブ(名士)になりきれない男の話

これは痛い話でも奇をてらう話でもない。
職業ものとかのお仕事BLでも受けが才能を見出されてのサクセスストーリーでもないし、華やかな設定を楽しむものでもない。
じゃあ何をどう掴んで読んでいけばいいんだと言うならば、田野倉侑吾という男の境遇について穏やかに一考してみる話…なのだろうか。
彼の事を”セレブ(名士)になりきれない男の話”として淡々と読んでいけばいいのかも知れない。

母親と叔父に愛情を注いでもらって育てられた侑吾は既に容姿、頭脳、行動力全てが備わっていて周りから常に羨望の眼差しを向けられているであろうに、そこに突然亡くなった父親の後継者として多角的企業の社長に就任した事で確実な名士の座も得た。
覚悟を決めて今の地位を得たものの、生活が一変して自由が無くなった現状に心が折れそうになっていたところに主人公・由希(よしき)に出逢う事で救いと癒しを見出す。
雄吾の姿を通して、羨ましいものと実際の願望とは一線を隔てているものだというのを悟る事ができるのかも知れない。

一方、受け・由希についてはアマチュアで活動している合唱団のまとめ役としての描写に留まっていて、彼なりに30代の大人としての葛藤は抱えているものの存在感が薄く感じる。
う~ん、今回は受け側に感情移入し辛かったなぁ…
合唱コンサートに向けて周囲の反応の鈍さとか損得に関係なく、自分の好きな事にひたむきに打ち込める熱意は羨ましいと感じたけれどね。

他にも、読んでいて普段の生活の中で実感する悟りや教訓とかの含みがあって、それを説教臭いと思う所もあるかも知れない。
この話、よく言えば穏やかなのだが、恋愛要素が薄く感じるのがネックになりそうだ。

0

X'masだ

歌姫と言う言葉にひかれて購入。ふつーの会社員で合唱団員さんのお話でした。
攻めさんをヘタレわんこ系に感じたので中立よりですが萌にしました。ちょうど今の時期向けの優しいお話、「本編230P弱+あとがき」です。

仕事帰りに合唱団の練習に向かった由希(よしき)。発表会やコンクールに向けて頑張って団員みんなで絶賛練習中。ある日練習している最中に見学者らしき方が入ってきて、勧誘のためにお声かけしたのものの、なんだか疲れた様子、かつ、なぜか仕立ての良いタキシードを着ているイケメンさん。また見学に来て良いか?と聞かれて承諾したら翌週もやってきて、スコットランド民謡を歌ってくれないかと由希に頼んできて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めさんの秘書、参謀、合唱団員(♀)、最後の方に攻めさん家族といったところかな。悪党不在です。

**攻め受けについて

受けさんはルックスは間違いなく社内一と言われるものの、人間関係構築が不得手な方で「暗い、退屈そう」という女子評価(笑)。それを受け入れていて、歌っている時が幸せと思っている由希。それが超イケメンに「あなたの歌声を聞けたので今夜はもう充分です」「あなたの声を聞きたい」などと言われると、ちょっとドキドキするよねーと納得です。少し時間をかけて悩むのも当然だよねとも思います。

かたや攻めさん。
自由人っぽい人生をおくってきたな、こいつ(笑)と思う方でした。それが突然の父親の死により、認知されていたとは言え、ある企業の社長の座に据えられちゃ、そりゃ大変だよ、あんた・・・・とめちゃ同情です。自分でそれを選択して頑張ってはいるものの、あっちに挨拶、こっちに接待、やれこっちとはゴルフだ食事だ、もうやってらんねーとなるわと思います。だから歌声に癒しを求める気持ちもよーく分かる。きっと由希の声、いいんだろうなあ・・

設定はちょうどクリスマスで「The first noel」という唄をお話のキーソングとして使ってます。
それを聞きながら素敵なクリスマス気分に浸ると良いのではと思ったお話でした。

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