電子限定おまけ付き
2巻のエンディングは本当に気が気じゃありませんでした!!緊張でいっぱいでした。
宥が勁への印象として「鬼のように美しい」「かなしい獣」と感じたように、野生的で、未だ誰にも馴らされていない彼は、周りの人々には恐ろしく映るかもしれません。
しかし実際には、そんな「飼い慣らされていない」状態こそが、無垢な純粋さの表れなのでしょう…。
勁、あなたの心が「ジンジンする」と疼くのは、あなたが愛され、そして同時にあなたも誰かを愛しているからこそ、感じる痛みなんです!!(T ^ T)
最終巻を読んで、ようやく理解できました。なぜ勁の心の中、自分のイメージが二人のチビなのか——それは彼の心がまだあの頃、年相応の教育を受けず、社会化されていない子供のままであり、全てが本能に従っているからです。
そしてこのチビたちは、彼の理性と感情を象徴しているように思えます。宥と出会って初めて、それらはゆっくりと成長し、大人の心にふさわしい姿へと変化していったのですね…。
上もつらかったけど、中がけっこうメンタルにくる展開で。
もう最終話でふたりの笑顔を見ないことには
落ち着いて一言一句追えないと思い、下巻へ。
とりあえず、勁が助かってよかった!
バラの花束からの血まみれ…すごいコマでした。
宥がお父さんにカムアウトして、お父さんとリングに上がるシーン。もれなく泣きます。
勁に少しずつ少しずつ感情が戻るにつれ、
心の中のちびっこたちが少しずつ成長して
穏やかに過ごしているのも良かったです。
番外編も読みたい。
下巻。
怒涛の中巻を経て、この下巻の始まりはもはや恐怖。
勁(けい)はようやく会えた宥(ゆたか)の腕の中で死のうとしていた…
極限の死の淵で、分裂した心がついに統合される勁だが。
この後下巻のストーリーは、奇跡的に回復した勁が感覚/感情を取り戻し、自分の意思でボクシングをすると決めて強くなることに夢中になっていく姿を追っていきます。それこそオリンピック目指して!
上中のあの重暗く痛い状況からの「光」展開が胸アツ。
虐待サバイバーの勁と、ゲイである事を隠すのに必死だった宥の救済ストーリーはそれとして、私に非常に深い印象を与えたのはやはり「崔」。
彼の存在感、彼の苦痛、彼の恍惚をもっと知りたい。と思うのはきっと私だけではないでしょうね…
3巻それぞれの色合いが変わり、非常に面白い読み応えでした。
3巻通じての一つの作品として「萌x2」で。
宥の父の大きな愛に泣きました
何かBLとか関係なく(も無いんですけども…)とにかくその全てを包み込み、解放させる、ただただ大きなそこにある愛を目の前にして泣きました
メインの2人以外にこんなに泣いた事は一度もなかったので自分でも引く程でした
ずっと読みたいケド買っていなくて、でも読んだ方がいい!という力強い後押しの声を既読の方々から聞けたので少し前に購入して読みました
余りにも感動し過ぎてずっとレビューが書けずにいましたがやっと落ち着いてレビューを書けるようになったので3巻まとめて残そうと思います
冒頭にも書きましたが下巻の宥と父との、この親子ならではのリングの上での2人の姿に完全KO喰らいました
宥のあの底なしの人の良さや愛の深さの理由がお父さんの存在によって圧倒的な説得力となっていました
宥は父を始め彼を囲んで来た環境からしっかりと愛を注がれて、宥は勁にその愛を注ぐ、そして勁はその愛を受けて”かゆく”なるw(←照れるとかゆくなる///カワイイ‼)
そんな愛に溢れた御子柴ジム、最高だった…
勁がアマ転向を宣言した後の、周りからの素直な反応に照れて宥のお洋服に隠れる(隠れ切れてないw)勁……かわい過ぎやろヾ(〃∀〃)ノ
中巻のあの徹底的なこれでもか‼というどん底があってこそ、ではあったと思いますが、この3巻は超ヘビー級の作品でした
最後のあんな「ただいま!」と「おかえり!」に辿り着けるとは…
そして記憶の頭の中の勁もちゃんと成長した姿になっていて…
救済であり成長であり、過去であり未来である
【大きな大きな愛の物語】でした
とてもシンプルな言葉ですが『感動しました』
一気読み出来る今読めた事にも感謝です
これ、私当時読んでたら苦しくて仕方なかったかも知れない
一気読み出来る未読の皆さん、是非読んで欲しい…!
とてもおススメです(*˘︶˘*).。.:*♡
全体を通して凄く面白い作品でした。
が、作中で攻めが幼少期の頃から長い間不特定多数の人に性的行為を強いられているので、そのような描写が苦手な人は注意です。
それと(中)で一旦グダります。
それ以外は文句なしで面白いので読んでおいて損はないと思います。お勧めです。