No Title
推し作家さん&絵師さんです。
シリーズ5作目。
颯太のグチから始まる今作。
前巻で湧いた「いつの間にこんなに竜城は達観するようになったのかな」という疑問の答えがありました。
26歳にして思春期を迎えた、という龍の言葉通り自分の力を試したい、束縛されず自由に生きたいという竜城が知った自分の欲。
竜城が学生生活を活き活きと楽しんでいる様子が、先の不穏を予想させて読むのが辛かった…
怒りに振り切れた龍、その根底にあるのは深すぎる愛。
あれをやられても受け止める覚悟を決めた竜城。
ぎゅぎゅぎゅとふたりの気持ちがひしめき合った一冊でした。