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表題作刑事に口説きの純愛

田辺,大滝組の構成員
三宅大輔,組織犯罪対策課の刑事

その他の収録作品

  • 北風のクリスマスイブ
  • 刑事に冷めない熱情
  • あとがき

あらすじ

通称マル暴の刑事・三宅大輔が情報収集の名目で大滝組の構成員・田辺と月に一度の関係を続けていつの間にか三年が経った。
刑事とヤクザ、ただの利害関係。甘い感情が生まれるはずもないのに、
会えば必ず「嫁と別れて」と迫る田辺に、大輔の胸に燻るこの気持ちは…。
そんな折、『若頭補佐・岩下が結婚! 』の噂が。真相を探るべく田辺と接触した大輔は、
自分の妻がクスリ絡みでのっぴきならない状況に陥っていることを知らされ…。

作品情報

作品名
刑事に口説きの純愛
著者
高月紅葉 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
仁義なき嫁
発売日
ISBN
9784815532109
4.4

(72)

(55)

萌々

(7)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
6
得点
317
評価数
72
平均
4.4 / 5
神率
76.4%

レビュー投稿数6

No Title

このふたりに会いたくて再読中。
はぁーやっぱりたまらない小山田あみ先生の描く田辺♡
今どき珍しいくらい女心がわからない大輔、
倫子でなくともキィーってなりました。
すったもんだの末、平和に離婚成立、
ようやく田辺とラブラブかと思いきや。
ここまで田辺が一心に気持ちを向けてくれても
まだ素直に受け取れないかともうじれったくてじれったくて!
新条とお付きの3人が荒くも良い仕事したおかげでようやく収まるとこに収まりました。
はぁー
このまま平和でいてくれるかな…♡

0

(刑事さん…聞こえますか…あなたの脳内に直接

呼びかけています…田辺は貴方の事が大大大好きだから勘違い早めに切り上げて飛び込んでね…)
と言いたくなるほどこの続編の大輔、「〜邪恋」で大怪我をして守ってくれた田辺の言動と睦事をすっかり忘れて一人勝手にモヤモヤしまくってました。
ここまで世間体を重んじる(刑事だからね)頑なな受けは稀ですよね。それがちょっっとだけ甘さが出たり快楽に流されたり、「かわいい」と言われて締めつけちゃったり恥ずかしがるのが堪りません。

嫁との距離や愛すること甘やかすこと、家族の責任感など、しっかり頁を割かれていて、田辺による大輔の性格解析(&愛)語り多めなのは良かったです。とは言え何度も同じ事を書き過ぎだけど。
「甘やかされ方を知らないから甘やかし方を知らない」ってのはほんとそうだなと思いました。そんな甘やかされ慣れてない大輔をいい子いい子よしよしな甘々言葉責めの田辺は健在で、自室に招いた時の浮つき方とか、なかなか陥落しない大輔がちょっと快楽で素直になった時の興奮ぷりが最っ高ーでした。初めて中イキして泣いちゃうの可愛すぎる…

田辺が他に本命がいる…と思い込んで病んでくる大輔、「こいつのことどう思ってんの」と第三者に訊かれる中学生みたいな会話とか、硬派な二人+αが◯◯ニーランドとかは良い歳してちょっと無いよなと白けてしまいました。
今回も誰のものか分かりづらい台詞や言動が何箇所もあって、自分の読解力の問題もあるけどこのシリーズにハマっても連読は少しキツいです。

今回も最高の小山田あみさんの挿絵、外国風のカラッとした構成と重厚な男らしさがカッコ良過ぎて眼福至福でした。

2

攻めが好きで、どうにか読めた

シリーズ二冊目。
前半は大輔の離婚話。一冊目であれだけグチグチやってたのに、別れるのかと拍子抜け。後半はカップル成立までで、ヤクザが集団できゃっきゃやってる賑やかラノベになっていた。

前半、引き続き田辺の片思いを綴る心理描写は切なくて、途中まではものすごーく良かった。立場の違いによる難しさに悩みながら、自分のできる限りで大輔を守ろうとしている。なんで大輔なんかを?と思いながらも、素直に応援したくなってくる。
大輔に関する描写が美化しすぎなのは、惚れた欲目なのかな。色ボケフィルターで目が曇り過ぎじゃないかと思うが。

倫子が絡んできてからは、どんどん嫌な気分になった。夫婦の話を、あっちが悪いこっちが悪いと犯人探しのように述べていて、田辺の脳内一人レスバ状態で耳を塞ぎたくなる。
さらに倫子が無理すぎる。散々おかしな行動をとった後、なぜか明るく大輔と田辺の仲を揶揄い始める。これには鳥肌が立ち、読むのを止めようかと思った。

後半は、大輔に避けられて落ち込む田辺。やっぱり田辺は好きだし、悩んで落ち込んでる描写はすごく良いと思う。だが次に取る行動が、良い歳のヤクザがすることか?て感じで読んでて恥ずかしい。上司の嫁に大輔の誤解を解いてくれ!って頭を下げるってなんかなあ……。

分かりたかった大輔の魅力は、今作でもさっぱり。気持ちに応えないのに嫉妬だけはしっかりあって、八つ当たりして不機嫌になる男。成人済みバツイチにしては子供っぽすぎると思ってしまった。

シリーズ一冊目でも思ったが、たまに会話や描写が飛躍する。一行飛ばしたかな?と思うことがしばしばで、説明不足に感じるところがある。行間を読ませるとかでなく、作者の頭の中ではまっすぐ繋がってるんだろうと窺える書き方。加えて別シリーズの話もするっと入れてくるため、軽いストレスだった。

田辺にここまで惹かれなければ、最後まで読めなかった作品。

1

久々ハマったシリーズ

このシリーズは本当に神です。「仁義なき嫁」という長編シリーズの関連作ですが、このヤクザ×刑事シリーズだけでも何とか話はわかります。でも3作共にその例の「嫁(男)」が登場してキーマンになってるので気になって仕方ない。既に本シリーズの紙書籍15冊の半数位は入手済です。

何がこんなにハマったってヤクザ×刑事なのに攻めの田辺がスパダリすぎるんですよ。逆に受けの大輔は刑事で年上(1歳だけ)なのに田辺に守ってもらってばっかり!見た目はともかく性格はいわゆる私の好きな男前刑事受けではない。大輔は結婚生活が破綻してるのに自分からは何も妻に言い出せないし、職業も結婚も世間体の為とか男のプライドとかにこだわった小さい奴、根っからの受け身の男なんですよ。

でも田辺は大輔のこんな性質を充分知った上で「不器用で強がってる君が好きだよ」みたいな雰囲気でもう末期な感じです。大輔がえっちの時可愛すぎるってのもあるけどね。やはり大輔が真は真面目な堅気で素直じゃないけど田辺を好きなのがダダ漏れってのにキュンとくるのかなと思います。

この刑事に〜シリーズの2巻目では田辺も大輔以外の相手には過去にセクハラとかゲスいことをしていたことが、アニキの男嫁・新条によって暴露されてます。でもスパダリが大輔にしか発動しない、という事で許そう。大輔を守る為にいつも痛い目にばかり遭ってるのは田辺の方だもんね。

電子では最新刊文庫シリーズ3の話の先まで行ってるみたいですが、絶対にこの紙書籍でも続きを読みたいです。ラルーナ文庫さん、頼みますよ?絶対買うから!

小山田あみさんの表紙や中のイラストは相変わらずため息が出ちゃうほど素敵です。こんな美男達が恋愛をしてる!って思うだけでワクワクします。これだからBL好きはやめられない。

6

なかなか絆されなくてじれったい

電子で人気のシリーズの文庫化。小山田先生のイラストにつられて「刑事に甘やかしの邪恋」とまとめて読んだ。キャラはどちらも男らしくて、セクシーで素敵!

インテリヤクザ×マル暴の刑事もので、受けの大輔は妻帯者。組の情報を得るために身体を使って取引をしていた田辺との仲は、ズルズルともう三年も続いている。ある時、妻がクスリ絡みでトラブルに巻き込まれていることを知り、田辺に力を貸してもらうことになる。

前巻から田辺の方が大輔に強く執着していて、とにかく熱心に口説いている。でも大輔は煮えきらず、抱かれてる時はそれなりにデレてるように見えるんだけど、終わるといつもそっけない…。
大輔が既婚者なのが問題で、離婚が成立したらラブラブになるの?と思いきや、したらしたで、今度は大輔が嫉妬する側に。大輔は、田辺が兄貴分の岩下の嫁に気があると誤解して悶々としてる。

それぞれの話が中編なので独立してはいるものの、一冊にまとめて読むと、田辺の嫉妬→エッチ→大輔の嫉妬→エッチという感じで、同じようなシチュのエロばかり続くのがしんどい。
離婚が成立した後、次の話ではいきなり二年の月日が経過してるんだけど、ふたりがその間ずっと核心に触れた話をしないまま、月に一度くらいは会ってエッチしてたとかっていうのが、ちょっとよくわからない。もっと早く、どうにかならなかったのか…。

BLだからしょうがないけど、妻が必要以上に悪く描かれてしまっているようにも思うし、とにかく大輔がはっきりしないので、ずっと一方的に好き好き言ってる田辺が、だんだん可哀想になってくる…。
ラストはよかったね、というより、五年も振り回されてお疲れ様、という気持ちの方が強かったため、萌えもいまいち不発。もっとライトなノリのお話だと思ってたんだけど、溺愛好きとしてはしんどい部分もあり、あまり甘さを感じられず、無念。

4

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