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表題作仁義なき嫁 初恋編

岩下周平,暴力団若頭補佐で佐和紀を娶った男
新条佐和紀,元こおろぎ組の狂犬で周平の元へ嫁いた男嫁

あらすじ

大滝組若頭補佐の周平とこおろぎ組の佐和紀――二人の結婚を巡るごたごたが続く中、佐和紀は悟った。
癒えない心の傷をセックスで覆い隠す、それが色事師・周平なのだと。そして『男』として周平の隣に立つため、佐和紀はある決断をする。
別居――周平が見栄も虚勢も捨てて自分の胸に帰る日まで。突如一方的に始まった夫婦ゲンカに戸惑う周平だったが……。

作品情報

作品名
仁義なき嫁 初恋編
著者
高月紅葉 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
仁義なき嫁
発売日
ISBN
9784879198891
4.3

(11)

(7)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
47
評価数
11
平均
4.3 / 5
神率
63.6%

レビュー投稿数1

シリーズ六冊目! / 第一部・完

情愛編(五冊目)からの続きなのでおさらい。
周平×佐和紀の結婚からまもなく一年という頃に、オヤジである松浦からそろそろ戻ってこいと言われる佐和紀。
それは周平と別れるという事。納得いかない佐和紀は……と続いていき、情愛編はオヤジの松浦ともケンカ、周平のアニキである岡崎ともケンカ、周平は佐和紀を守るべく別宅マンションに佐和紀を軟禁状態にして、ずーーっとやりっぱなし。
と、何も解決していない状態で終わった情愛編。

はてさてどうなるのかと、ドキドキしながら初恋編を読み始めました。
なんと序盤でいきなり周平×佐和紀にまでケンカ勃発(*⁰▿⁰*)もうカオス。笑

読み方のポイントとしては、情愛編での問題は、一度頭の隅に置いておき、しばらく周平×佐和紀のケンカに集中する事をおすすめします。私は同時進行で考え、何も解決しない問題たちにあたまパンク寸前になりました( ^ω^〆 )
最後にキレイに解決されますのでご安心を!

佐和紀が怒り、周平は宥めに徹するのですが、なぜ佐和紀が怒ったのかが周平には分からず、周平が分かるまで佐和紀は、離れて暮らす宣言。
この怒りの理由、周平はもちろん、読者にも物語りの終盤まであかされません。
佐和紀と離れる事に焦る周平や、心配する舎弟3人組の可愛さや、萌えポイントは随所にあります(//∇//)(もちろん、私得の岡崎萌えも。笑)
…あるんですが、それよりも、佐和紀が怒った理由が本当にナゾで、まさに謎かけ状態!!
さて、その心は?

謎が解ければ、なるほど。情愛編(⑤)に布石があったのかぁ( ´ ▽ ` )!と、なります。
情愛編のSSを読んだ時に、本編との温度差、本編で言っていた事との違いが気になったのですが、SSだしなぁ…と深くは追求しませんでした。初恋編(⑥)で佐和紀が怒った理由にも繋がる、とても意味のあるお話だったんですね。

終わりはもちろん大団円。成長した佐和紀に、周平のけじめ。松浦の思い。愛がたくさん。


♡..佐和紀が持っていた、本郷(こおろぎ組若頭)のタバコを見て不機嫌になり、吸うなら俺のを吸えと言う周平に萌えたっ(*´◒`*)
そりゃ大好きな嫁に他の男のにおいがついたら嫌だよね〜〜。

♡..岡村(周平の舎弟)の佐和紀への愛の深さに、思わず岡村ルートも見てみたい…と思いました。個人的に、崇拝って言葉がしっくりくる。
周平も岡村の気持ちを知っていながらも、咎めないし、岡村の自由にさせる。絶対に自分を裏切らないのが岡村だから。その関係性にもまた萌える。

今後のストーリーに絡むであろう事柄。
佐和紀の両親。周平の右腕。
楽しみだー!!

最後に余談なんですがm(_ _)m
このシリーズの高月先生の台詞回しって凄く独特だと思います。
意味が分かるギリギリをついてくるというか。
直截的な言い方ではなく、含みをもたせるというか。
のちに、あ!そんな意味あったの。って。
全部を言わないから、セリフに色気を感じたり。
岡村の如く、察しの良い方はそんなふうに思わないのかも知れないですが(〃ω〃)
私は、察しが悪すぎて、周平の舎弟は1日でクビ確定です。


第二部も、楽しんできます♬

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