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あらすじ

大滝組若頭補佐の嫁で『こおろぎ組の狂犬』こと佐和紀。
中華街で知り合ったカフェ店長・暁明に誘われ船上パーティーに参加したが…船内では、
大滝組も絡んだ中華系シンジケートとの人身売買取引が密かに行われていて…。
一方、『神龍の宝玉』の行方を追っているという暁明。果たしてその正体は…?
佐和紀、周平、舎弟ズ、さらには元男娼ユウキ、そしてチャイナ系組織の面々が一堂に会した豪華客船。
一夜の大騒動の顚末は…。

作品情報

作品名
仁義なき嫁 横濱三美人
著者
高月紅葉 
イラスト
高峰顕 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
シリーズ
仁義なき嫁
発売日
ISBN
9784879199676
4.7

(13)

(10)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
62
評価数
13
平均
4.7 / 5
神率
76.9%

レビュー投稿数3

シリーズ12冊目/第二部・第六巻

括りとしては番外編のようですが、今後本編にも関わる部分もあるので文庫化とのこと。

シリーズ12冊目ですのでこの巻のみ読もうと思われる猛者はいらっしゃらないとは思いますが…主要キャラさえ把握していれば読めない事はない作りになっていました。
ただ、シリーズを読んでいないとビックリしてしまうような変態が若干名(星花、ジンリー)いる。
本当面白い話なんです。攻めの愛の深さをぜひ見て頂きたいんです。しかしまぁ、その攻めも変態入ってます(^^;)

★仁嫁シリーズを読まれている方でも、シリーズが長いよ〜って方は飛ばす事も可能な巻ではあります。

ストーリーは、佐和紀がひょんな事から出会った暁明をきっかけにして、佐和紀、星花(中華街の情報屋)、暁明の三美人で船上パーティーへ行くことになるのですが、これがまた凄いドタバタで。佐和紀が色々なことに巻き込まれ、周平は心休まる暇も無かったと思います。
私にとっては、ワクワクドキドキを楽しめた上に佐和紀を心配する周平の強い愛まで拝むことができて最高の一冊だったのですが。
ちなみに三美人は、全員男性です。それもとびきり美しい男性。
星花が佐和紀にモーションをかけるシーンでは、佐和紀が「男」の一面を見せ付け、ちょっとドキドキしてしまいました。

♡..ワクドキを楽しむ、周平の愛に萌える以外にも、岡村(舎弟)にとっては忍耐を試される受難の回でもありました。
同時に、読者にとってはご褒美回。
ランジェリー姿の佐和紀を前にした岡村の葛藤と岡村の股間事情をご堪能いただきたい。笑

今回のお話の鍵は『神龍の宝玉』
それが何を表し、どうお話に絡んでくるかはお楽しみという事でm(_ _)m

★今回仁嫁シリーズに登場した、暁明をメインにした「用心棒にキスの雨を」という関連作があります。私は未読。個人的にこのカプにあまり萌えを感じなかったので今後も読まないかも?です。

♡..周平は、シリーズ中で時々倒錯的な愛をのぞかせる。
『いつかどこかで逃げてしまう青い鳥なら、自分の意志で手放したくなくる』
周平の闇でもあって、魅力でもある。
基本は、佐和紀をかわいいとしか思えない病気にかかっていて、佐和紀を、全身全霊を傾けて愛しているんですけどね。
そんな周平を見て、どれだけ今まで苦しんできたのだろう/どれだけ幸せに不慣れなのかと、ちょっと悲しくなる。

最後に。
佐和紀は軍事格闘に近いと言われる闘い方をするのは今までも出てきた事。
しかし今回、銃の扱いが素人ではないことが判明しました。佐和紀の過去には何があったのだろう。激しく気にはなりますが、それは今後のお楽しみ♬

3

周平、佐和紀に甘過ぎる!何をしても許しすぎ。

チャイナ服の佐和紀登場。
佐和紀、星花、暁明の三美人と可愛いユウキ。チャイナ服の似合う男の美人。
佐和紀は和服も似合うけどチャイナ服も似合いそう。
開始早々トラブルに巻き込まれ、石垣、星花、ユウキが不安で真っ青になって佐和紀を助け出す。
佐和紀に何かあれば周平が激怒するかもという不安もあったのに、周平はチャイナ服の佐和紀が美人過ぎて許してしまう。
佐和紀に甘すぎでしょ。
星花が未だに周平に未練感じてるのに、周平はほんとに佐和紀の事しか心にないんだな。
一方佐和紀は周平しか愛してないけど、懐に入れたツレには滅法優しい。そこが佐和紀の魅力のひとつなんだろうけど。
トラブル過ぎたと思ったら、あっさり向こうの船に自ら乗り込んでしまう。ユウキに借りたカリを返すためだから佐和紀が向こうに行ったのは許そう、と考える周平。また甘すぎる!
その割に怒りのオーラ溢れさせて周りを怖がらせてる。
佐和紀に嫌われるのが嫌かもしれないけど、ちょっと叱った方がいいと思うよ。
最後奪還した後も、佐和紀に甘い。
岡村がしんどい思いして佐和紀を助けに行ったのに、ちっとも浮かばれない。
もっとおしおきエッチみたいな感じでも良かったのになー。

今回はいつもより多めに周平が(佐和紀に対してだけ)甘かったです。
甘いお話は大好きなので、凄く楽しかったです。

3

横濱の港から中国へ船旅

電子版で読了、紙版は、一冊になっているけど、電子版は上下巻に別れてます。

いつものパターンで展開、
無自覚・狂暴で好奇心旺盛な佐和紀。
佐和紀が、周平をこっそり片思いする星香たちの芝居に騙されて、喫茶店に入る。
そして好奇心をくすぐられて、周平の裏稼業のイベントにチャイナ服を着て参加。
船の中で、参加者を区分する花簪をすり替えられて、男娼の花簪を髪に飾ってしまった佐和紀は、中国人の人身売買の商品になってしまう。

中国人マフィアに凌辱される寸前で、ユウキと星香に助けられるけれど・・
ユウキが今度は薬物を打たれて、商品として船に積み込まれてしまう。
佐和紀が、船に乗り込みユウキを助けにいき、そのまま中国行きの船旅に出てしまう。

中華街って、謎と闇が深そうで魅力的な場所。
誰が主なのかわからない星花・暁明と、佐和紀に友愛なユウキ。
謎の神龍の宝玉の持ち主だという少年に唯一説教できる人物。

展開の筋がいつも通りで分かっていても、面白い。

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