刑事に口説きの純愛

keiji ni kudoki no junai

刑事に口説きの純愛
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神45
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

254

レビュー数
5
得点
263
評価数
61
平均
4.4 / 5
神率
73.8%
著者
高月紅葉 

作家さんの新作発表
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イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784815532109

あらすじ

通称マル暴の刑事・三宅大輔が情報収集の名目で大滝組の構成員・田辺と月に一度の関係を続けていつの間にか三年が経った。
刑事とヤクザ、ただの利害関係。甘い感情が生まれるはずもないのに、
会えば必ず「嫁と別れて」と迫る田辺に、大輔の胸に燻るこの気持ちは…。
そんな折、『若頭補佐・岩下が結婚! 』の噂が。真相を探るべく田辺と接触した大輔は、
自分の妻がクスリ絡みでのっぴきならない状況に陥っていることを知らされ…。

表題作刑事に口説きの純愛

田辺,大滝組の構成員
三宅大輔,組織犯罪対策課の刑事

その他の収録作品

  • 北風のクリスマスイブ
  • 刑事に冷めない熱情
  • あとがき

レビュー投稿数5

これぞ、大人の純愛!!

「刑事に~」シリーズ2作目。
今作で第一部完になるそうです。

気を失ってる刑事の大輔に、インテリヤクザである田辺が無理矢理突っ込んだ所から始まったこの二人。
情報提供者と、見返りとして身体を差し出すと言うだけの関係だった二人が、今作でとうとう結ばれるんですよーーーー!!
作中では、なんと五年も経ってるんですよね。
いや、感慨深い。

それと、今作で「仁義なき嫁」の一巻に、時系列として追い付きます。
単独でも読めるように書かれてはいますし、あとがきで作者さんも補足してくれてはいますが、佐和紀達お馴染みの面々がかなり出張ってる為、「仁義~」の方を読んでいないと分かりにくい部分があると思うんですよね。

ただ逆に言うと、シリーズファンにとってはめちゃくちゃ楽しくてですね。
佐和紀達の結婚の裏で、警察はこんな事をやってたのね~とか、第三者から見た佐和紀って、こんな感じなのね~とか。
オマケに大輔が、佐和紀を「田辺の好きな相手」と勘違いしちゃってて、二人の仲はかなり拗れちゃうんですよ。
で、これがまた死ぬほど楽しい。
田辺、過去の悪行がこういう形で跳ね返ってきちゃったねえと、ニヤニヤが止まらないんですよ。
佐和紀と大輔、雁首揃えて二人に責められてるシーンには、意地の悪い喜びを覚えちゃうんですよ!!
いや、攻めザマァも大好きなので。


内容ですが、電子で発売されている作品二作に加筆修正、プラスして書き下ろしの短編一作を収録して文庫化になります。

「刑事に口説きの純愛」
大滝組若頭補佐・岩下結婚の噂に、真相を確かめる為、田辺に接触する大輔。
そんな中、自分の妻がクスリ絡みでのっぴきならない状態になってる事を知りー・・・。

こちらはかなりシリアス寄りです。
既に大輔の結婚生活は破綻しているものの、嫉妬を隠せない田辺。
そして、七年もの間、目をそらし続けて来た妻との関係に、ようやくケリをつける覚悟を決めた大輔。
刑事ものらしくクスリの出所に、最初から破綻していた二人の結婚生活の真相、そして妻の真実。

BLで、ここまで主役と(攻め以外との)相手との関係について、しっかり書かれてる作品って、珍しいんじゃないでしょうか。
大輔の妻についてはウンザリしちゃう部分もある反面、気持ちが分かる所もあったりして切ないですね。

また、それ以上に切ないのが田辺。
彼が本当に一途なんですよ。
一巻(序盤)では大輔をおちょくって、好奇心から手を出してるように見えた田辺。
彼の真実を知れば知るほど、いじらしすぎて胸が締め付けられるよ・・・(TдT)

かなりシリアスで切ない部分はあれど、二人の関係が大きく変化する、重要な部分になる作品だと思います。

「北風のクリスマスイブ」
書き下ろしの短編です。
大輔にコートを買ったけど、プレゼントを送るような関係では無い為、渡せないと寂しく思う田辺・・・と言うお話。

田辺~~!(TдT)
彼はいじらし過ぎるよ~~!!
クリスマスくらい、彼を幸せにしてあげて!!

「刑事に冷めない熱情」
こちらもシリアス部分はありますが、基本的にはコメディ寄りでしょうか。
大輔の離婚から二年ー。
貰い物のチケットで某有名テーマパークを訪れた大輔と田辺。
そこで大輔が見たものは、「大滝組の男夫婦」でー・・・と言うお話になります。

こちらがですね、佐和紀達お馴染みの面々が大活躍で楽しくて仕方ないんですね。
実は大輔ですが、田辺が本当に好きなのは佐和紀だと言う盛大な勘違いをしておりまして!!
この事で、拗れに拗れる二人の関係。
そこに、佐和紀達が絡んでって所でしょうか。

ここでは攻め(田辺)ザマァが散々楽しめる上に、もうこれでもかと大輔にメロメロの田辺がこれまた楽しめ、ひたすらニヤニヤしちゃう感じでしょうかね。
しつこいですが、一巻で気絶していた大輔に無理矢理突っ込んでいた彼からは、今の本音は全然想像が付きませんでしたよ。
そして、祝・相思相愛!!
やっと結ばれましたーーーーー!!!
長かったよ~(TдT)

ここまでが第一部、次巻からが第二部で相思相愛の二人が、恋人同士になって行くお話だそうです。

こちらですね、電子でたくさん出てるんですけど、どの作品から読めばいいのかと混乱しちゃうんですよね。
こうして、電子版に加筆修正で文庫で出して貰えると、とてもありがたいです。
今後も文庫で出して貰えるみたいですしね。

あと、「仁義なき~」の方ですが、こちらも旧版に新装版、電子版とそれぞれ入り乱れて、超たくさん刊行されてるんですけど。
手をつけるのついついためらっちゃう程。
ただ、とっても面白いので、今作で気になった方はぜひ読んでみて下さい。
私も一巻目から、ボチボチ読んでいる最中だったりします。

15

久々ハマったシリーズ

このシリーズは本当に神です。「仁義なき嫁」という長編シリーズの関連作ですが、このヤクザ×刑事シリーズだけでも何とか話はわかります。でも3作共にその例の「嫁(男)」が登場してキーマンになってるので気になって仕方ない。既に本シリーズの紙書籍15冊の半数位は入手済です。

何がこんなにハマったってヤクザ×刑事なのに攻めの田辺がスパダリすぎるんですよ。逆に受けの大輔は刑事で年上(1歳だけ)なのに田辺に守ってもらってばっかり!見た目はともかく性格はいわゆる私の好きな男前刑事受けではない。大輔は結婚生活が破綻してるのに自分からは何も妻に言い出せないし、職業も結婚も世間体の為とか男のプライドとかにこだわった小さい奴、根っからの受け身の男なんですよ。

でも田辺は大輔のこんな性質を充分知った上で「不器用で強がってる君が好きだよ」みたいな雰囲気でもう末期な感じです。大輔がえっちの時可愛すぎるってのもあるけどね。やはり大輔が真は真面目な堅気で素直じゃないけど田辺を好きなのがダダ漏れってのにキュンとくるのかなと思います。

この刑事に〜シリーズの2巻目では田辺も大輔以外の相手には過去にセクハラとかゲスいことをしていたことが、アニキの男嫁・新条によって暴露されてます。でもスパダリが大輔にしか発動しない、という事で許そう。大輔を守る為にいつも痛い目にばかり遭ってるのは田辺の方だもんね。

電子では最新刊文庫シリーズ3の話の先まで行ってるみたいですが、絶対にこの紙書籍でも続きを読みたいです。ラルーナ文庫さん、頼みますよ?絶対買うから!

小山田あみさんの表紙や中のイラストは相変わらずため息が出ちゃうほど素敵です。こんな美男達が恋愛をしてる!って思うだけでワクワクします。これだからBL好きはやめられない。

6

(刑事さん…聞こえますか…あなたの脳内に直接

呼びかけています…田辺は貴方の事が大大大好きだから勘違い早めに切り上げて飛び込んでね…)
と言いたくなるほどこの続編の大輔、「〜邪恋」で大怪我をして守ってくれた田辺の言動と睦事をすっかり忘れて一人勝手にモヤモヤしまくってました。
ここまで世間体を重んじる(刑事だからね)頑なな受けは稀ですよね。それがちょっっとだけ甘さが出たり快楽に流されたり、「かわいい」と言われて締めつけちゃったり恥ずかしがるのが堪りません。

嫁との距離や愛すること甘やかすこと、家族の責任感など、しっかり頁を割かれていて、田辺による大輔の性格解析(&愛)語り多めなのは良かったです。とは言え何度も同じ事を書き過ぎだけど。
「甘やかされ方を知らないから甘やかし方を知らない」ってのはほんとそうだなと思いました。そんな甘やかされ慣れてない大輔をいい子いい子よしよしな甘々言葉責めの田辺は健在で、自室に招いた時の浮つき方とか、なかなか陥落しない大輔がちょっと快楽で素直になった時の興奮ぷりが最っ高ーでした。初めて中イキして泣いちゃうの可愛すぎる…

田辺が他に本命がいる…と思い込んで病んでくる大輔、「こいつのことどう思ってんの」と第三者に訊かれる中学生みたいな会話とか、硬派な二人+αが◯◯ニーランドとかは良い歳してちょっと無いよなと白けてしまいました。
今回も誰のものか分かりづらい台詞や言動が何箇所もあって、自分の読解力の問題もあるけどこのシリーズにハマっても連読は少しキツいです。

今回も最高の小山田あみさんの挿絵、外国風のカラッとした構成と重厚な男らしさがカッコ良過ぎて眼福至福でした。

2

攻めが好きで、どうにか読めた

シリーズ二冊目。
前半は大輔の離婚話。一冊目であれだけグチグチやってたのに、別れるのかと拍子抜け。後半はカップル成立までで、ヤクザが集団できゃっきゃやってる賑やかラノベになっていた。

前半、引き続き田辺の片思いを綴る心理描写は切なくて、途中まではものすごーく良かった。立場の違いによる難しさに悩みながら、自分のできる限りで大輔を守ろうとしている。なんで大輔なんかを?と思いながらも、素直に応援したくなってくる。
大輔に関する描写が美化しすぎなのは、惚れた欲目なのかな。色ボケフィルターで目が曇り過ぎじゃないかと思うが。

倫子が絡んできてからは、どんどん嫌な気分になった。夫婦の話を、あっちが悪いこっちが悪いと犯人探しのように述べていて、田辺の脳内一人レスバ状態で耳を塞ぎたくなる。
さらに倫子が無理すぎる。散々おかしな行動をとった後、なぜか明るく大輔と田辺の仲を揶揄い始める。これには鳥肌が立ち、読むのを止めようかと思った。

後半は、大輔に避けられて落ち込む田辺。やっぱり田辺は好きだし、悩んで落ち込んでる描写はすごく良いと思う。だが次に取る行動が、良い歳のヤクザがすることか?て感じで読んでて恥ずかしい。上司の嫁に大輔の誤解を解いてくれ!って頭を下げるってなんかなあ……。

分かりたかった大輔の魅力は、今作でもさっぱり。気持ちに応えないのに嫉妬だけはしっかりあって、八つ当たりして不機嫌になる男。成人済みバツイチにしては子供っぽすぎると思ってしまった。

シリーズ一冊目でも思ったが、たまに会話や描写が飛躍する。一行飛ばしたかな?と思うことがしばしばで、説明不足に感じるところがある。行間を読ませるとかでなく、作者の頭の中ではまっすぐ繋がってるんだろうと窺える書き方。加えて別シリーズの話もするっと入れてくるため、軽いストレスだった。

田辺にここまで惹かれなければ、最後まで読めなかった作品。

1

なかなか絆されなくてじれったい

電子で人気のシリーズの文庫化。小山田先生のイラストにつられて「刑事に甘やかしの邪恋」とまとめて読んだ。キャラはどちらも男らしくて、セクシーで素敵!

インテリヤクザ×マル暴の刑事もので、受けの大輔は妻帯者。組の情報を得るために身体を使って取引をしていた田辺との仲は、ズルズルともう三年も続いている。ある時、妻がクスリ絡みでトラブルに巻き込まれていることを知り、田辺に力を貸してもらうことになる。

前巻から田辺の方が大輔に強く執着していて、とにかく熱心に口説いている。でも大輔は煮えきらず、抱かれてる時はそれなりにデレてるように見えるんだけど、終わるといつもそっけない…。
大輔が既婚者なのが問題で、離婚が成立したらラブラブになるの?と思いきや、したらしたで、今度は大輔が嫉妬する側に。大輔は、田辺が兄貴分の岩下の嫁に気があると誤解して悶々としてる。

それぞれの話が中編なので独立してはいるものの、一冊にまとめて読むと、田辺の嫉妬→エッチ→大輔の嫉妬→エッチという感じで、同じようなシチュのエロばかり続くのがしんどい。
離婚が成立した後、次の話ではいきなり二年の月日が経過してるんだけど、ふたりがその間ずっと核心に触れた話をしないまま、月に一度くらいは会ってエッチしてたとかっていうのが、ちょっとよくわからない。もっと早く、どうにかならなかったのか…。

BLだからしょうがないけど、妻が必要以上に悪く描かれてしまっているようにも思うし、とにかく大輔がはっきりしないので、ずっと一方的に好き好き言ってる田辺が、だんだん可哀想になってくる…。
ラストはよかったね、というより、五年も振り回されてお疲れ様、という気持ちの方が強かったため、萌えもいまいち不発。もっとライトなノリのお話だと思ってたんだけど、溺愛好きとしてはしんどい部分もあり、あまり甘さを感じられず、無念。

4

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