水原とほるさんのレビュー一覧

雪の声が聞こえる 小説

水原とほる  ひなこ 

執着要素はあっさりめ

立場の違いはありつつも幼馴染として互いが大事な存在であることを序盤からきちんと丁寧に描写されていて、無理なくお話に入り込めました。
自分自身に似たような相手がいなくても理解できるようなあたたかみがありました。

そんな二人も攻めの東京大学受験をきっかけに変わっていきます。

執着攻めなのですが、そこまで狂気的なものはなく…結局何でもしっかりできるような攻めも未熟で不安になってしまう部分が…

0

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

互いを引き出すベストな着地点としての恋愛関係

アラサー美青年デザイナーと、アラフォー文系大学講師。
人生のターニングポイントを既にいくつか超えてきた、そんな彼らが出会った先。

平均してストーリーは地味かもしれません。切なさや興奮の成分は非常に控えめです。
はっきり言ってしまうと恋愛至上主義ではない。しかしその分登場人物の心の動きをじっくり描いた魅力的な作品でした。

全編受目線で進みます。文体・言い回しはやや硬く一文が長めです。…

4

雪の声が聞こえる 小説

水原とほる  ひなこ 

幼なじみ義兄弟(?)BL

ここの作品情報に大好きな監禁のタグがあったので購入しました。
田舎のお金持ち×使用人の孫というCPで、単に友達の幼なじみというより兄弟のような愛情と絆を感じました。
完全に両想いになるまで受けは拒否できず嫌々抱かれていたけどやさしい攻めのことが好きには好きなので側にいつつ悩み苦しむのが良かったです。やっぱり付き合いが長く兄弟のような一面があるから、簡単に嫌いになったり出来ないんだろうと思いまし…

0

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

出会う時期って大事だよね

大人の恋の物語は大好物です。
久富に惹かれて行く文彦の気持ちが良く分かりました。
最初に他の方のレビューを読んでしまったので、地雷だったらどうしようと思いましたが、そんな事はありませんでした。
文彦を好きになれない方もいるようですが、人を好きになるきっかけなんてそんなものだと思います。
久富も最初から何か文彦に惹かれるところがあったと思います。思わせぶりな台詞が多かったです。
久富の家を…

5

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

誘い受けより攻めのポテンシャルの方が恐ろしいかも笑

作家様とイラストレーター様の両ファンにしてこの美しい表紙。発売当初すぐに予約いたしました。

大学講師と商業デザイナーの、アダルトなラブストーリー。

職場近くにある大学の学食でランチをとっていたデザイナーの文彦。雨宿りがわりに潜り込んだ教室で、講師の久富が語る東欧の作家に興味を持った文彦は、何度か潜りで聴講していくうちに久富と顔見知りになります。

バイセクシュアルの文彦は、思春期の…

4

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

大学講師×若手デザイナー

絶妙な距離の縮め方が本当に好み。身体から始まる関係、とか今は珍しくないけれど…こうして接点のなかった2人があるきっかけで徐々に距離を縮めていくのを丁寧に描写してくれて恋をしていくところを読むのが好きなので買って良かったと心から思った瞬間。
雨男というのを情緒的に盛り込んであったのと大好きな大学の先生が、攻めなのも私の中で萌えポイントだった。

気紛れによるひょんな出会いから会うようになり、個…

5

チャイナ・ローズ 小説

水原とほる  佐々木久美子 

水原とほる沼の原点

横浜中華街を舞台にした裏社会もの。

日本人の母親が訳あって売られた香港で生まれ育った潔。中国人の母親とヨーロッパ系の男との間に生まれた春来。中華街を牛耳るヤクザで、先代が日本に帰化した三代目若頭の正木。この三人が繰り広げる愛憎劇が物語のハイライトです。

潔と正木は中華学園の同級で、小学校から高校まで共に過ごした間柄。正木が一方的に潔を構っていただけで、潔が高校を中退してからは疎遠でした…

0

刹那と愛の声を聞け 小説

水原とほる  みずかねりょう 

人生を賭ける価値があるんです

面白かったです。
こちら、主人公である受けが、とにかく魅力的なんですよ。
彼は、攻めの事情に巻き込まれ、過去にかなり悲惨な経験をしています。
それでも、共に生きる事を選ぶんですよね。
強くしなやかなその在り方と言いますか、全てを受け入れて、それでも愛し続ける覚悟のほどと言いますか。
いや、めっちゃ格好いいよ!!


ザックリした内容ですが、シリアス寄りのヤクザものです。
過去に攻…

5

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

雨のち晴れ

そういえば、水原先生の本ってあんまり読んでないなあと思いつつ、カバーイラストの優しい雰囲気に惹かれて購入。
雨の中でずっと佇んでいた人を、外へ連れ出すお話。かな?
デザイナーの文彦は、雨宿りのつもりでふと紛れ込んだ大学の教室で、東欧文学の講義と、その講師に興味を持ちます。
文彦はデザイナーという職業柄もあって、何か心惹かれる物に対して常にアンテナを高くてていようしていて、そんなアンテナにて引…

5

刹那と愛の声を聞け 小説

水原とほる  みずかねりょう 

分かっちゃいるけど危なっかしい

2017年刊。
ヤクザ・藤堂と堅気者・貴生の一生添い遂げる覚悟の恋。
暴力団の跡目争いを巡っての張り詰めた空気の中で、貴生を巻き込みたくない藤堂と、何があっても別れたくない貴生の駆け引き。

貴生は7年前にも藤堂の敵に拉致されて、数日間薬を使って陵辱された挙げ句、責任を感じた藤堂と一旦別れてしまい身も心もどん底に落ちた辛い経験を持っている。
…と、痛い部分から見せつけられる話だがご心配な…

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