雪代鞠絵さんのレビュー一覧

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

童話と重ね合わせて微笑ましくも切ない(;///;)

雪代さんの作品をいくつか読みましたが
【大人×子供】の組み合わせと不憫受けはなんでこう泣かせにくるのか…(;///;)
honeyとビューティフル~がすごく好きで定期的に読み返しては泣いてるのですが、
この作品も仲間入りしそうです。

文庫化されたのは早10年前。
ノベルス版はなんと14年前。
どれだけ年月が経とうが心に響くものは関係ないですね(;///;)
というかその時代だから…

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可愛い下僕の育て方 小説

雪代鞠絵  門地かおり 

色々気になるのは乗り切れていない証拠

幼馴染みが好きで、主従関係も好き、そして俺様な攻めが切ない思いをするの大好物。そんな人間なので、この作品には萌えしかないと思って手に取りました。レビューを読んで、王道なのだなと知ったけれど、王道でもパターン化されていても全然構わない!と思って読み始めた。……のですが……

うーん、なんか、王道というより展開が安易? そんな気がしました。
自分を可愛くないと思いこんでいる受けが実は可愛い、とい…

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真夜中のカフェでお茶を (2) コミック

雪代鞠絵  葉芝真己 

繊細美人の本領発揮

1巻は
・瀬尾にすっぽかされた傷心の柚木と真庭が急接近!
・いい感じになってきたのに、真庭に抱きつく謎の年上美人目撃!誰なの?!
というところで終わっていました。当て馬が2頭に増えた…

すっぽかされた自棄で行きずりの男に持ち帰られ系男子である繊細美人受けの柚木、また振り回されちゃうの…とワクワクで読み進めると、謎の年上美人の正体があっさりと判明。あっさりとはいえ一筋縄ではいかない存在感…

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真夜中のカフェでお茶を (1) コミック

雪代鞠絵  葉芝真己 

ほろ苦とあまあまと大人の三角関係

まず、個人的に受けがすごく好みで、気持ちを掴まれました。
情報誌の編集者をやってる線の細い文系男子、お仕事バリバリこなす出来る男、
気が強い性格、男顔のイケメンですが、目を伏せた時だけ落ちるまつ毛が印象的な美形。

受けの柚木が10年間辛い恋をしている相手、超セレブ研究者・瀬尾が
イヤミなレベルのハイスペ男で、家のために結婚するがお前ともこのままだ…
とか言われてしまう…切ないです。

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ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  山本小鉄子 

こんなにピュアな子が相手なら、全てを捨てたくなるよなぁ

文庫化は2012年ですが、初出が2007年!
色褪せないお話というのはあるものですねぇ。
いやー、読んで良かった。

皆さん書いていらっしゃいますが、姐の婚約者に「大阪赴任の間だけで良いから恋人になって」という小鳩に、当初私も大きな「?」を感じてしまった訳なんですが。

でも、この小鳩くん、謎が多いのですよ。
そんな誘いだけ聞くとかなりビッチなんですけれど、言ってる事ややっていること…

2

Fly me to the moon 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

優しくて甘い

 天涯孤独な少年・悠は、中学卒業と同時に、おじの家を出て、コンビニでアルバイトをしながら一人で生活をしていた。
 そんなある日、ぼーっとしていた悠の前に一台の車が飛び込んでくる。
 それに乗っていたのは弁護士の浅羽で、彼はやせ細った悠を心配して、週に1回ご飯を食べに連れて行ってくれるようになる。
 寂しさや辛いことも受け入れ、一人慎ましく暮らしてた悠だったが、次第に浅羽の優しさに触れて、彼に…

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honey 小説

雪代鞠絵  テクノサマタ 

史緒のいじらしさに胸が痛む

長いお話でした。ハチミツがキーワードですね。

とにかく史緒がいじらしくて突っ張って無理して虚勢張って健気過ぎて読んでいて痛々しかったです。
必死で貴志に絶対迷惑をかけず家事を完璧にこなして存在意義をみつける。

中学生で両親を失い身寄りも引き取りを申し出ず、そんな中引き取ってくれた貴志。
彼とは因縁があるのですがそれ故史緒に責任を感じて保護者になってくれました。

ここからが史緒…

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花束を抱く男 コミック

高久尚子  雪代鞠絵 

閉じた心を開いてくれた恋。

設定タグだと、「精神的負債」これに尽きます。陣内はなぜ、そんなにも冷たいのか。この男の過去がだんだんと表れていく物語です。壊れてしまった、心の再生、というと簡単になってしまいますが。
裕は「恋がどんなに激しく狂おしいものか 」まだ知る由も無い、ほんの小さな子供なのだ。知らずに陣内に寄り添っていくことで、彼はきっと大人になっていく。
大人は何も知らない子供たちを消費するしか、その心を守れないのだ…

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真夜中のカフェでお茶を (2) コミック

雪代鞠絵  葉芝真己 

順当な大団円

どこかで「良からぬ決断をするのでは!?」と感じられるような2巻のレビューをチラ見したことがあったので恐る恐る読みました。

大女優が真庭に抱きついたところで終わった1巻。
女優と真庭の関係は!?そして柚木は瀬尾との長年の夢を選ぶのか、真庭との関係を望むのか、はたまたどちらも選ばない道を進むのか。
緊張の完結巻!!若干お腹が痛い。どなたかわたしにジンジャーミルクティーを…。

実際読んで…

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真夜中のカフェでお茶を (1) コミック

雪代鞠絵  葉芝真己 

切ないことこの上なし

食べ物BL好きとしてはずっと気になっていました。
ふだんは読む前にレビューは読まないのですが、うっかり2巻のレビューをちら見してしまって長いこと二の足を踏んでいました。
だけど結局この表紙を手に取って、食べ物を舐め回すように観察したい気持ちに抗えず購入。
買ってよかったです。まだ1巻しか読んでいませんが、現段階では良いです。

雑誌の編集部で働く柚木は、大学1年の頃から憧れの先輩だった瀬…

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