奈良千春さんのレビュー一覧

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

文句無しに面白いストーリーと人間味溢れるキャラクター達

人気作と知っていましたがヤクザに特に萌えない為、勧められても読んでいませんでした。
読了し、それを大後悔。
人気な作品は人気な理由がきちんとあります。
物凄く面白い。
何が面白いって恋愛面はキャラクターの合う合わないがあると思いますが、仕事の描写が面白い。
受けである芽吹の仕事は交渉人と一風変わっています。

交渉が上手くいくシーンは痛快です。最高の一言。
頭が良く、正義感も強い。…

3

もう二度と離さない 小説

樹生かなめ  奈良千春 

タイトルに裏切られました

ちるちるさんの記事で「衝撃の結末を迎える」作品であげられていたので、気になって手に取りました。

ゆるりと甘ーいムードで流れる前半の後、中盤くらいから衝撃の事実が明かされて、主人公を取り巻く世界が一変します。物語から受ける印象も異なったものになり…。
色々な人達の過ちや若気の至りが描かれていました。皮肉な事に今の彼らより、昔の彼らの方が鮮明に目に浮かびます。育った環境に原因があったとして…

0

賭けはロシアで 龍の宿敵、華の嵐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

まさかの受だったんですか藤堂さん‥!

以前から長編シリーズとのことで本編を読んでいたものの、あまり本編の受に魅力を感じず‥(斜め上なキャラは嫌いじゃないですが受じゃなく攻でいてほしい‥)ために途中で読むのをやめていました。藤堂さんも知っていましたが最終的にフェードアウトしたので、かませ的な攻めだったな〜なんて思っていたら!まさかの受!!しかも魔性の男!!!

こちらの作者さまは自己中な俺様キャラがよくでてくるのですが、今回の攻もま…

2

ラブコレ 15thアニバーサリー 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ハヤテ&ユアハ!!!!

沙野先生のショートが読みたくて購入。ハヤテ&ユアハのお話でした!!!!!!!!!とても気になっていた二人だったのでめちゃ嬉しかった・・・その他、大好きな奈良先生のラフがいっぱい!あって超幸せだったので萌2にしました。以下内容へのコメント。どのカプも体つなげてます(笑)やっぱり8が最高。

1.カラー口絵
  各ショートのために挿絵の先生が新しく描かれたと思うもの、6枚。

2.スウィート…

2

君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

鮮やかで素晴らしい世界観

とても素敵なお話で、
読み終わった後の清々しい気持ちは言い表せません。
タイトル通りのお話に目頭は熱くなり、心が震えました。

ちょっと意地悪な訳ありシンガーと、
優しい絵画教室の先生の優しくて愛おしいお話です。
現実とファンタジーが入り混じったような、
不思議な世界観にあっという間に引き込まれました。

ファンタジーと書いたのは、
シンガーの慎吾の目はモノクロの世界しか映し出…

2

チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

世界の命運をかけた戦いの幕開け

海賊王ゼインと妖精の取り替え子ルカが結ばれるまでの長い物語。

ゼインは身に覚えのない罪で国から放逐され11年の歳月を経て海賊の王にまで成り上がりました。
「勘違いするな、……なだけだからな」のツンデレ攻めです。

ルカは生まれた国にはあり得ない黒瞳黒髪から妖精の取り替え子だと言われている美貌の公爵令息です。
過酷な試練の中で耐えるだけの健気な妖精ちゃんではなく、体をも武器に自ら運命を…

3

山倉造園チョキチョキライフ 小説

吉沢純  奈良千春 

男やもめに恋したイマドキの子の成長物語

私、なんでこの本を発売当時に読まなかったんでしょう!
もっと早くに読んでいれば良かったーっ、面白いじゃありませんか!
何と言ってもこのお話、中に詰まっている要素が盛りだくさんです。
まず、舞台が造園業って所が何とも言えずよろしいのですよ。
もう、思いっきりガデン系の職人さん。
主人公が想いを寄せる山倉さんは寡黙っていうほどではないのですが、喋るのは下手糞そうなんだけれどじわっと優しさがあ…

0

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

BLとしての萌えは◎

評判の高さに期待値を上げすぎた作品でした。今ではBLの職業ものが多く出版されていて、目にする機会も多いので、目が肥えてしまっているのかもしれません。この本が出版された当時に読んでいれば、違った感想が持てていたかも…。職業ものでは、男中心の世界が描かれるからこそ、緊張感あふれる派手な攻防戦を見たいんです。ところが女性作家さんの場合、日常的な人と人との関わりの部分にスポットを当てられて描かれる事も…

1

龍の壮烈、Dr.の慈悲 小説

樹生かなめ  奈良千春 

外伝を先に読んでおいた方が分かりやすい

ネタバレとしていますが、あえてネタバレは少なめに書きます。
前巻から引き続き、寒野組が引き起こした眞鍋組のシマを巡る抗争。
まだ片付いていません。黒幕がいます。

読んでいて心臓が止まりそうなショックが2回ほど。
いや、でもそんなことはあるはずがない、物語的にもありえないと分かってはいても、ショックは受けてしまうものですね。
自分が思ってたよりも清和ファンだったと気付きました。

1

龍の覚醒、Dr.の花冠 小説

樹生かなめ  奈良千春 

これからどうなる?

今作はまた一段と色々とありすぎてレビューが書きにくいですw
今回もラブシーンで清和が微妙に言葉責め?
言葉責めに目覚めた?それで龍の覚醒?違うかな(^^;)
毎回毎回、ラブシーンになると繰り返される清和のセリフ「いいのか?」「いいんだな?」
これが今回別の使われ方をしていますwww
もうちょい違うパターンを…と飽き飽きしていた読者に対する意趣返し?w
そう来たかと。いや~参りましたw

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