凪良ゆうさんのレビュー一覧

interlude 美しい彼番外編集 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

最高な1冊

凪良さん作品でBL作品てちょっとお久しぶりな気がして。しかもそれが『美しい彼』の番外編集?
  
ということで発売日を心待ちにしていました。「番外編集」、ということで平良と清居くんのその後、というよりも今までの作品の間に入る小話的なSSを集めた一冊です。特典のSSが多く収録されていますので、これらの特典を追いきれなかった方には嬉しい1冊。追いかけ続けた方にも描き下ろしのSSが収録されています。…

40

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

2人の15年間

凪良先生の既刊を片っ端から読もうと思って本作も手に取りました。

始まりから付き合ってる2人のお話で、片側ずつ交代する視点で展開するストーリーでした。
最初から付き合ってる関係だと、多分別れたり拗れたりするのだろうと予測はついてましたが案の定そうでした。
もうずーっと胸がチクチクする展開なんだけど、読むのを止められず一気読み。
ヨリを戻せるのか、戻せないのか最後まで分からなくてヤキモキさ…

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

未完成なのが良い…

凪良ゆう先生の作品にハマり既刊を読み始めましたが、草間さかえ先生とのタッグ作!とても楽しみに読みました。

読み始めは瀬名の若さゆえの真っ直ぐさはいいのですが、あまりに周りが見えてない状態にハラハラさせられっぱなしでしたし、イラっとする場面もありました。
先生が好き、先生の他には何も要らない、学校やめて先生と暮らす…その情熱が愛おしくもあり、怖くもある。
攻め目線のお話なので、あまり阿南の…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

様々な痛みを残してくれる作品

最後の10ページ余りは顔面グズグズで読みました。
始まりの方から割と辛い展開が続きます。
9年も一緒に暮らしてきた相手から突然別れを切り出され、仕事も上手くいかず、新しい出会いも…胸がキリキリ痛む展開でした。

お互いに好意を持っているのに結ばれない、拒絶に近いそれはもどかしくて、狂おしくて、切ない。
片想いの痛みを「砂糖細工の針」という繊細で美しい言葉で表現する凪良先生の感性がとても好…

4

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

心に残る1冊

すごく良かったです。伸二との別れからのつぐみの孤独は辛かった。そんな時に朔太郎に出会って少し希望が持てたのに、朔太郎も病気を負って絶望に襲われていて…同じ気持ちだけど、一緒に居ない選択をした2人が悲しかった。2人を繋いだのは祖父さんかな〜2人で現実を受け入れて共に生きる選択をしてくれて良かった。その後のSSは涙。しんどい日があっても、2人で積み重ねてきた日々が支えになってるのかな。一緒に生きる事の…

4

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

楽しいラブコメ(≧▽≦)

もう10年以上前のお話なんですね。
月日がたつのは早いなぁ。

自分の欲求に正直な攻め様の変態ぶりに大笑いさせてもらいました。


受け様は、自称『片付けられない症候群』を患う大学生椎名。
女王様のようなクールビューティーかと思いきや、素直でおバカなかわいい一面も。

攻め様は、椎名の後輩であり、自称『24時間365日人肌に触りたい病』を患う夏市。
お兄ちゃん体質で、恋人には構…

1

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

恋愛感動作が好きな人には刺さります

泣けるBLということで気になり、読んでみました。読んでみて分かりました。こりゃあ泣けるよね、と。

設定、キャラクター、展開、ラスト、すべてどこかで見たことあるような話です。物語はどんどん盛り上がっていきますが、読んでる私はテンプレートすぎる展開にどんどん萎えていく。惰性で読み切りましたがもうキーアイテムとなるショートケーキも、ああ敢えてチープなものにして読者の共感を得やすくしてるんだろうなっ…

6

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

迷ってる方は今すぐ読みましょう。

BL小説を読んでこんなに激しく泣いたのは初めてです。今までもなくことはありましたが、この作品を読んで叫びながら泣いてしまいました…。
幸せだけど、胸が締め付けられる…そんな感覚があって泣いてました。
全人類に読んで欲しいです!

3

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

不器用で傷を持った人たち

孤独な高校生が初めての恋に溺れて、全力で愛して、そのひたむきさ故に相手が怖くなって、去るときに残した言葉。
それが呪縛となって、踏み込んだ恋愛ができなくなった仁居と、過去の出来事にトラウマを持つ国立の再会から本当の恋愛になるまでがゆっくりと綴られた物語でした。

ただの元同僚だった2人が子猫を拾い、育てる過程でお互いに好意を持つ描写はまさに恋の始まりのドキドキとキュンキュンを味わえました。

3

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

文章も展開もすべてが美

CDから大ファンになりました。
文章のひとつひとつが丁寧でストーリー展開がツボすぎます。
お互いの気持ちの移り変わりが非常に順追って丁寧に描かれており、どうしてこういう性格になったのか、なぜ、惹かれあうのか、少しも納得いかないところがなかったです。
そして、なんと言っても誰からみてもキモいの固まりの平良。
読めば読むほど彼のキモさの虜です。
気がつけば清居とハモるようにきもっ!と言ってる…

6
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