木原音瀬さんのレビュー一覧

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

さすが!

このノンケ男子ふたりが付き合う、付き合わない、の話だけで上下巻。木原先生、さすがです。
もうふたりの心理描写の細かさが秀逸で
胸が苦しくなりましたよ。
寛末さん、もうほんといい加減にして!!!
って何回思わされたかしれません笑
他のBL作品ではなかなか見られない、ただひたすらに葛藤が綴られることで生々しさ、リアルさを突きつけられたというか。
寛末さんの最後の告白もひどすぎて逆に心に残り…

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美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

必読!!

腐友から「是非読んで!早く読んで!」とおすすめされつつ、木原先生は未読でなんとなく痛そうだし…と積んでいたのですが!!
読み始めたら止まらなくて番外編まで駆け抜けてしまいました。
女装姿で出会い恋が始まるんだけど、
ノンケ同士だからまぁ全然うまくいかなくて。
最初の女の子としてあってデートを重ねているシーンからすごくおもしろくて、だから余計にこれどう決着付けるの!?とのめり込みました。

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アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

苦しんで苦しんで苦しんだ末に…見える光

自分にとってこちらが、木原先生初読みでした。
木原先生初心者にとっては、”あまあま”とされるこちらの作品も
ものすごい衝撃で...

初めて読んだのは一年ほど前で、その時はあまりのショック・衝撃に
知り合いに「このお話どう思う!?”あまあま”らしいんだけど、どう思う!?」と
連絡してしまったほど…

その後、折に触れて定期的に読み返しています。
(前半のレイプ部分・妊娠発覚部分は…

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眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

デビュー作を読みました

木原先生のプロフィールにはたいてい「『眠る兎』でデビュー」と書いてあります。そういえば読んだこと無いなと思い、注文してみました。
といってもほんとのデビュー作掲載の雑誌でもなければノベルズでもなくて、新装版の文庫の方です。(ということに後から気付きました)
お話は、いまならマッチングアプリなんでしょうけど、このときはゲイ専門の雑誌に掲載された友達募集のコーナーを見て手紙を出した、ところから始ま…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 忽滑谷編 小説

木原音瀬 

高校時代のお話!

「吸血鬼と愉快な仲間たち」、集英社文庫で大団円を迎えてコミコミ特典SSで余韻に浸り、あとは羅川先生のコミックに癒やされるのみ、と思っていたところに転がり込んできた、この同人誌。忽滑谷編です!!! ありがとうございます。本当にありがとうございます。
しかも高校時代のお話なのです。
ページをめくると次のように書いてありました。
「没原稿なので設定が少しパラレル気味になっています。ファンタジーとし…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 7 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

No Title

相変わらず作画が素敵な羅川先生。
今回は途中を雑誌の連載で読んだ部分があって、すごく気になってました。
ちゃんと、この一冊で事件は解決されていてほっとしたけれど、なんだか不穏な部分がたくさんあって。
相変わらずアルも暁もかっこいい!アルが人間になってしまったところのお尻もね、大変美麗です(笑)
それと毎回思うのがアルが蝙蝠の時のぎゃっぎゃ!が可愛くて。コミック買う楽しみの一つにこのアル見た…

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Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

軍隊設定…だけじゃない

軍隊にファンタジー要素を盛り込んだ設定でした。
ファンタジーといっても木原先生なのでメルヘンではなく、まぁまぁなグロテスクw
あとがきにも書かれていた◯◯◯◯軍曹にする為に作られた設定が"植物に寄生されて体を作り替えられ体内で実を成し、その実を潰さなければ体と一緒に腐り始める"なんて恐怖でしかないです。それを飄々と受け入れられるジャックは相当大物。
レオが亡くなっても全く動揺せず、淡々と任務…

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無罪世界 小説

木原音瀬  よしながふみ 

面白かったですよ

木木原音瀬先生って読ませるんですよね。BL要素を含みつつ、タイトルから「どゆこと?何でこんな設定なん?」と読み進めればドップリ⋯
次はどうなってくの〜と読み終えてしまいますw
悲しみや苦しみの中で、本当に自分の欲しいもの、大切な事が何なのか、もがきながら見つけて、受け入れて新たに進んでいく。普通に生きていたらなかなか体験できない事が起こるので、山村は本当にどクズだな、と思いながらも自分に当ては…

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箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

こんなにも愛おしいと思える攻めはなかなかいない

 一般文芸としても出版されているだけあって、BLのお約束的な要素がほぼない、非常に読み応えのある作品でした。と同時に、我々BL愛好者が物足りなさを感じる懸念もなく、男同士の関係性の萌えがこれでもかと詰まっています。改めて木原先生の心情描写の緻密さと、あらゆる面で現実的な部分を注視し、けっして過度に美化したり省いたりして書くことのない創作への真摯な姿勢が素晴らしいなと感じました。

 喜多川は堂…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 7 コミック

羅川真里茂  木原音瀬 

暁の色気にやられる

今回もアルが痛い思いをし、暁が貧血で倒れまくりました。
例の裸エプロンモンロー、絵にされるとパンチ力がすごいw欲を言えば正面からのショットもちゃんと見たかったですwエプロンが想像していたよりラブリーで更に笑えましたw
想像と違ったといえばスタン。それでもこんな感じかぁ、と納得してこちらのスタンの方がしっくりさせられるのは流石羅川先生。

暁が相変わらず麗し過ぎてヤバかったです。
キスシー…

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