木原音瀬さんのレビュー一覧

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

愛とはこんなにも尊いものなのか

私は実は、講談社さんから文庫になったのを知ってこの作品を知りました。講談社さんはすごいね。箱の中、美しいこと、そしてこの、秘密。木原作品を3品も。ありがとうございます。もっともっと出してください。次は、「片思い」か、「薔薇色の人生」がいいな。

 ああ、今回もそういう攻めで来ましたね。好きです好きです。一途な攻め。苦しくなるくらい好きな人のことが好きな男。けれどもその男には何か一つハンデがあ…

3

美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

一気に読みました

どうしても受の松岡に感情移入してしまい、攻の寛末に対してイライラしました。 今までは漫画中心にBLを読んでいたのであっという間に相思相愛だったり、表面上相手を傷つけても大切に思う気持ちがダダ漏れな作品を読む事が多かったので寛末の態度には最後までハラハラしました。

ただ、女性が好きな男性からしたら一般的な反応なのかもしれないですね。 男性と恋愛をするという発想がそもそもないでしょうし。そ…

7

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

下衆キャラ、ここに現れり!!

前言を全撤回させてください。そして声を大に叫ばせてください。
「秋沢海斗。この男、史上最悪の下衆キャラだ!!」と!!

 考え方の違いから秋沢との別れを切り出す楠田。そしたら案の定楠田は秋沢の監禁される。あー。やっぱりか。それやばいやつだ。と思っていたら。。。
 えーっ、まさかのモブレ!!何と秋沢は男二人を金で雇い、自分の見ている前で楠田をモブに犯させる。
 しかも、この作品のセックス描…

7

COLD HEART in TOKYO 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

想像以上の衝撃、の前兆

 コールドシリーズのスピンオフ。もう読みたくて読みたくて仕方なかった。この作品に出てくる秋沢さんとやらが、下衆キャラランキング一位になっていたこともあり、ますますわくわくしながら読ませていただきました。
 トーキョー読んだ時点では、秋沢は下衆ではないですね。むしろ、かわいい。「俺のこと絶対に絶対に裏切らない?」
とか、ワンコみたいですやん。ワンコ攻めかなーって、ここ読んでる当たりの私は思ってい…

1

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

初めガツンで中はハラハラ、最後は…(笑)

裸んぼシリーズ三部作のうち一作目。
強姦した相手と恋愛関係になるという
今まで読んだ木原さんの作品の中でも、トンデモ展開が際立ってましたw

主人公は30歳のゲイの外科医。
セフレ関係にある同僚(タチ同士なので挿入無し)とホテルに行く途中、
気まぐれで、道を歩いていた男を騙してホテルに連れ込み、
二人掛かりで強姦します。
実は男は以前、主人公が助けられなかった交通事故犠牲者(子供)…

6

愛すること 特典

やっと安心

電子書籍で読みましたが、手元にも欲しくなりオークションで購入しました。

かつて見たことがないほど真剣な顔でコーヒーを飲んでいた。

にツボりました。笑

5

吸血鬼と愉快な仲間たち 5 小説

木原音瀬  下村富美 

まだBLではない。だがそれがいい。

3・4巻でキエフから本物の吸血鬼になれと勧められるも、完全な吸血鬼になってしまったら暁のそばにいられなくなるだろうという思いから、キエフの血を吸うことを頑なに拒んでいたアルでしたが、まさかの自分の意思は伴わない形でキエフの血を吸うことになってしまいました。
アルとしては複雑な気持ちだろうけど、私はキエフ同様、そろそろ完全になるかならないかはっきりしないかね、と焦れ始めていたところだったのでいいタ…

4

LOOP 小説

木原音瀬  高宮東 

輪廻転生もの

輪廻転生もの。
攻めである大学生・洲脇の中には、多重人格のように、
前世の人格・宮澤が共存しています。
ある日、洲脇は飲み会の席で他学部の学生・有田と出会います。
有田は、前世で宮澤が横恋慕した女性の生まれ変わりで、
それに気付いた宮澤は、洲脇の身体を借りて有田につきまといます。

ずっとストーキングされて、精神的に参ってしまった有田は
『一度だけ抱かせてくれたらもうつきまとわない…

1

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

相変わらず鬼畜谷脇

裸んぼシリーズ2作目。
今作も、酔って意識の無い医学生を犯すという鬼畜スタートなお話でした。
単純で純情な受けは、主人公の手管にまんまと引っ掛かって手の内に堕ち
人でなしの主人公が演じる虚構の姿に溺れて行きます。

主人公が受けを含む遊び相手を、
釣った後水槽で飼っている魚に喩える描写が秀逸でした。
主人公にとって身体を重ねる相手は、無聊を慰めるペットか
ゲーム感覚で気持ちを操って…

7

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

疲れた…でも読んでよかった

はじめは青池の大河内への反撃が小気味よく、
「もっと苛めてしまえー!」
なんて楽しく読んでいたのが、虐め度合いが益々酷くなってゆき、だんだん読むのが辛くなってきて途中で本を閉じたのが3回。
でもやっぱりラストが気になるので、辛いながらもなんとか読み終えてしまった。

客観的に見れば、いいところなんて無いに等しい自分が全てのクズ大河内。
そんなことはよくわかっているのに、どうしても大河…

5
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