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7/239(合計:2386件)
木原音瀬
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ネタバレ
これは最初のページから辛い。お願いだからムラに平安をって願いながら読んでいく。 ムラは知能が低い故、自分を「宇宙人」だと思っている。だから「人間」のことがよくわからない。ただいい人と嫌な人がいる。それでも悪いことをしないように、怒られないように過ごしている。 曖昧な過去に理解できないことばかりで、騙されたり傷つけられたりしてきた。 カンと出会って一緒に暮らしていくうちに、やっと安心してすごし…
さぼ
進展がなく気になっていた吸血鬼と愉快な仲間たちシリーズ。 久しぶりに世界観に触れることができるということで手に取りました。 が、どこかで読んだような。 そうです、旧版の5巻に掲載されていた番外編と同じでした。 それに、書き下ろしのSSが追加されています。 SSは、暁の留学時代のお話。 なるほど、そんな経緯だったのねという、ひとコマが描かれています。 そりゃ、そうでもないと暁か…
みざき
すべて読み終えて、こちらの作品に惑星というタイトルをつけるセンスの良さにうなってしまう。 読み手を落ち着かなくさせ、感情にざわつきを与えてくれる木原音瀬先生の作品が好きです。 それはBL作でも一般文芸となる今作でも変わらずでした。 主人公となるのは、ホームレス生活と日雇い労働者を行ったり来たりしながら暮らしている42歳の男性・ムラ。 ただひたすらに彼の毎日が淡々と綴られているのだけれど…
aaaiiiai
コミコミスタジオで購入すると貰えたSS小冊子。 忽滑谷刑事のバディ柳川視点のお話です。 不発だった合コン帰りのコンビニ前でばったり忽滑谷に遭遇。 服装、時間帯、雰囲気からして合コン帰り、収穫無しを言い当てられる。この辺りの観察眼が鋭い、さすが刑事。 そんなコンビニ前で自転車盗まれた男がいて勤務外にも関わらず忽滑谷は声掛けしどんな自転車だったのか聴き込み&交番への被害届出すように指示。 実…
湘子
木原音瀬先生の独特な暗さと痛みが全編を支配し、 最初は主人公・ムラの思考のよって、 現実と非現実の境界が曖昧に感じられて、 読み進めるにつれて無慈悲な現実に引き込まれる展開。 「宇宙人」という設定のファンタジーではなく、 BLや恋愛ものでもないと思う。 (恋愛要素ががはっきりしていれば、間違いなく神作品) 生活が厳しい階級に生きているムラという社会の孤立者、 彼の深淵に…
木原音瀬 ZAKK
ate
冴えない中年社員が開花! 嗜虐心掻き立てられハマってく周囲をなんとも思ってなさすぎてえげつない。 周囲のゲス野郎が不憫に思えてしまう… 自業自得なのに! ダンは最終的に執着心を押し付けれる相手を捕まれて良かったけど、 どうしょうもなさが後を引きます。 結局、ヒューイはなんだっんだろ? ヒューイが始めたことでしょうに!!!と思っちゃいました。 1人だけ常識人ぶって、怖い人です…
和泉桂 木原音瀬 水壬楓子
ひみた
Kindle unlimited に登録があったので、木原先生の「恋するラビット」を読みました。編集者の宮本とオーディオブックの朗読者souのお話。宮本は顔が整っていて、souの超ファン。souは蔦科でその特徴から声質が良い。蔦科の人間は体の何処かから植物が生える。 蔦があること、それで虐めにあったからsouは自分のことを醜いと思うのかもしれませんが、視力を失った宮本主軸のお話で彼の顔は分か…
木原音瀬 車折まゆ
基本ハード目なお話を買いがちなのですが、こちらは木原先生にしては大人しそうだな。読み始める。 めちゃくちゃおもしろい! 7時起きだから早く寝なきゃと思いつつ止まらなくて2時半まで読んでしまった。 高校生がイタズラでゲイ雑誌の文通コーナーに載ってた男宛に手紙を書いたら返事が来て…ってところから始まるお話。 主人公の高校2年生の男の子、女子にモテたいけどモテない。気になる女子からその返…
木原音瀬 下村富美
フランク
アルがかわいいですねー。 コウモリの時は、ギャッギャッと言いながら暁の首筋にスリスリしたりしてかわいい。(暁から邪険にされているけど) 人間の時も、暁に恩返しのつもりでせっせと得意の料理(チョコレート風味の味噌汁など)を振舞っていて、健気で可愛い。(暁から激ギレされてるけれど) だもんで、そんなかわいいアルが二回も殺人犯の餌食になってしまうシーンが読んでてちと辛かったです。 特に、蝙蝠…
木原音瀬 ヤマシタトモコ
jejejet
読んでいて、高校生の頃、授業でやって全然ピンとこなかった羅生門のことを思い出して、このお話と抱き合わせて腑に落ちた感じがした 出所した頃のモモの物の考え方の卑劣で醜いこと それが仕事で信頼を得て、恋人ができて、失いたくない居場所があることで考え方や振る舞いが別人みたいに変わる そういう物だよな…なんで昔の私は解らなかったんだろう そして十分に愛されていたのに、なくなるハズがない両親では…