六芦かえでさんのレビュー一覧

旦那様と甘やか子守り浪漫譚 小説

小中大豆  六芦かえで 

読んでいて幸せな気持ちになる

大正浪漫風の時代設定と子育てというストーリーですごく良かったです。
BLというよりは家族愛の小説として読んでいました。
前半2/3は恋愛要素はほぼありませんが、それでも龍郎と子ども達とのかかわりが微笑ましくて続きが気になって仕方なかったです!後半は政隆との関係が進んで、読後はすごく幸せで満たされます。
ただ、BL小説は男性同士であるがゆえの葛藤が醍醐味だと思って読んでいるのでそれが少しでも描…

0

愛ゆえに、でございます 小説

chi-co  六芦かえで 

腹黒変態執事の坊ちゃま囲い込み教育

chi-coさんでクロスノベルスだったので読んでみました。

あらすじにある腹黒変態執事と天然箱入りお坊ちゃま。
どんなけ甘やかしてるかな?と思ったら、とんでもなかったです!

変態腹黒は好きです、執事も好きです、お坊ちゃまを育てる系ですね。
しかしこの執事九条の育て方がぶっとびすぎてて。
純粋無垢な綾乃介坊ちゃまになんつー教育してんだ!おはようからおやすみまで、実に細やかに仕えてる…

0

ロマンスがたりない 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

良かった〜!

前のめりな肉食系小鹿な圭と、のこのことやってきた気のいい熊さんな九万さんですね。

安心して読めるすれ違いものを教えてもらった作品です。

短いですがとーってもぎゅ〜っとしたお話でした。

日頃の憂さが晴れるような、BL王道街道ど真ん中を行くような、ほのぼのほっこり良いお話です。

九万さんが理性と戦ってるのに圭はめっちゃ妄想でお世話になってて(笑)

お互いとても好物件ですね…

0

熱愛未経験。 小説

黒崎あつし  六芦かえで 

墓穴掘りまくりな受け様ですわ~(≧∇≦)

その時限りの相手はいたけど、本気で好きになったのは初めて、という初熱愛な2人。
スピンオフ作品だと知りませんでしたが、未読でも大丈夫でした。


受け様は、職探し中の一弥。
ゲイであることが知られて、父親からは絶縁状態。
攻め様は、名の知れた有名芸術家の正輝。

行きつけのバーで一緒に飲んで正輝にお持ち帰りされ、気づけば美味しく頂かれちゃった一弥。

いやコレ、なかなかに一弥が…

1

大型犬は恋をねだる 小説

朝香りく  六芦かえで 

さらっと

ワンコ大好き人間なんで、読んでみましたが……。

受けはあんな純真な良い子に、ウリまでやってるような俺は相応しくないとかなんとか言って逃げ腰なんだけど、ウダウダ言ってないでさっさとくっつけ!としか思えませんでした。

攻めもワンコといえばワンコだけど、攻撃力が高めというかかなり気が強そうだなと思うところがところどころあり、微妙に好みじゃなかったです。

お祭りのシーンなんかは可愛かった…

0

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

(引)……いきなり襲ってはいけません。

作家買い。残念ながら一人称の文章が合わなかった。お堅い文体を無理して崩したみたいで違和感。
比喩表現はとても綺麗、だがそれが一人称なので、妙に文学的だったり乙女だったり日常的でなかったりする表現が全て視点主の語った言葉になってしまい、果てしなく夢見がちでポエミーな人間のよう。常に脳内で小説書いてる人みたい。

受けの三浦の片思いが軸のお話。最初の告白で、いきなり堂島を襲い始めてドン引きした。…

0

恋はシェリーグラスの中で 小説

玄上八絹  六芦かえで 

キャラがなー。

メインキャラが3人います。京介(攻め)と隼人(受け)と隼人の双子の弟、大和。

まず、京介。
スパダリなのに、少し残念な部分もある、惜しいイケメンなんです。
とても好きな設定のはずなのですが、少々モヤッとしました。

なにせ、始まりが「大和追っかけ」なんですよねー。
大和に会いたくて、せっせと隼人が働くゲイバーに通うんです。
客同士として知り合った大和の情報を聞き出そうと、兄とは知…

0

執事は永遠の愛を捧げる 小説

水上ルイ  六芦かえで 

イケナイご主人様だ

イギリス名門の貴族のお話です。実質2週間。

貴族の長男の父と日本人の母の間に生まれ、両親亡き後祖父母に育てられてきたアキラ。
突然父方の祖父だという人から手紙が届きイギリスへ行くことに…。

後継者候補として二週間後のパーティーで審査を受けることになり…。

アキラっていつ後継者になるのを決めたんだっけ?
パーティーの前夜に二人はどこまでしたの?

最後のエッチで頭がいっぱい…

0

純潔で甘いフェロモン 小説

神香うらら  六芦かえで 

お仕置きです。

神香うららさんの作品を遡ってるのですが、こちらは2008年1月発行のものです。

いわゆる深層の令息と世話係の二人。
なんだかな。
静名は襲われてばかりだし、歳森は言いがかりをつけては静名が悪いと決めつけ、お仕置きですってレイプするし…。

歳森への恋心ゆえの反応をふしだらだと決めつけ、誰かに襲われてるのを誘ったんでしょうと決めつけ…。

会長の孫で住み込み世話係してる相手だよ?酷…

0

好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

片想いがテーマ

2004年の文庫化に加筆した新装版と言っても、これは2010年2月発、
何方にしても古い作品。
高遠琉加さんは、20年以上前から執筆活動していた作家なんだなー、と。

「好きで好きで好きで」
「ラブソングみたいに」
「君がしあわせになる前に」・・書き下ろし 彼らと彼女のその後
あとがき

繊細で泣き虫、思い込みが深いタイプの受が、著者の作品には多く登場。
ずっと一人を想いづづけ…

0
PAGE TOP