ひたきさんのレビュー一覧

蒼銀の黒竜妃 小説

朝霞月子  ひたき 

この受けは凄まじく強い!

「空を抱く黄金竜」、「緋を纏う黄金竜」のスピンオフ。やっぱり二段組み。
これ単独でも読めなくないですが、前2作を読んでた方が
面白いこと間違いなしです。
竜、魔獣、騎士が出てくる中世ヨーロッパみたいな国の騎士団が舞台の
ファンタジー。

今回は、騎士団が他国内戦?に介入するまでのお話に、
私が今まで読んだ中では最強!の騎士団副団長(美人!)と黒竜のお話が
絡んできます。
この副団…

6

月下の縁 小説

水原とほる  ひたき 

歴史の隙間に「もしかしたら、こんなこともあったかもしれない」。

昭和30年代の中華街、台湾人コミュニティを舞台にしたBLは珍しいですね。硬すぎず、甘すぎない文体でスラスラと読めました。
個人的には、登場する人たちの人物像や言葉遣い、ちょっとしたエピソードなどにもう少し「その時代の世相感」が出ている方が作品世界に入り込めるのに…という気もしました(読む人がサラッと読みやすいように、ということなのでしょうが)。

それぞれの登場人物の生い立ちや家のことなどに…

2

空に響くは竜の歌声 暁の空翔ける竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

甘々なお話でした

『空に響くは琉の歌声 紅蓮をまとう竜王』『~竜王を継ぐ御子』に継ぐ、シリーズの3作目ですが、CPとしては2組目。前作のフェイワンとリューセーの長男にして時期国王・シィンワンのお話。前作がとても面白かったので楽しみに待っていました。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。



『~紅蓮をまとう竜王』はそもそも竜聖が「リューセー」になることを知らなかったり、とある事情により国自体…

6

空に響くは竜の歌声 暁の空翔ける竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

ほのぼの平和な十代目です。

『空に響くは竜の歌声』第三弾、前作カップルの息子・シィンワンが主役です。
そして、十代目リューセーとして召喚されたのは18才の高校生。

こちらの作品、竜が歌う国で繰り広げられる竜王とその王妃の、大河ドラマを思わせる壮大な物語ー…。
……なのですが、実のところ根幹をなしているのは、バカップルのイチャつきです…。

前作に比べると、やたらと甘くて平和なのです。もちろん前作も相当なバカップ…

10

緋を纏う黄金竜 小説

朝霞月子  ひたき 

やっぱり息子にほしい・・・

前作よんで、めっちゃ好きだったので続きget。
前作で攻め受けは既にくっついていて、
当作の登場人物はほとんど前作で出ていて
前作の説明はほとんどないので、前作を先に読むことをお勧めします。

どっちかっていうと前作の方が好き。でも登場人物みんな好きなので萌2.
ちょっと盛り上がりに少し欠けたかな というところがあり神にいたらず。
BLというより、いい子の成長日記みたいなお話と思いま…

5

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

ラーメンが食べたくなった、オッサンラブ

井上ハルヲ先生の作品は「デンパ男」と、オハル名義の「SH」と読んでます。この「無明の華」はSHに雰囲気は近いでしょうか、シリアスでハードボイルド寄りですが、意外に読後感は爽やかでした。
攻めは刑事の木崎。受けは十五年服役した狭山。47歳と35歳のアダルトなお二人です。
この狭山が大変に苛酷な中を生きてきて、15歳で食べるために男相手にウリをしていたところを木崎に保護され、何と刑事の木崎がヤクザ…

4

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

ダイジェスト感が惜しい

あとがきにも書かれているように、かなり暗く重苦しい雰囲気のヤクザもの。
BLにしてはバイオレンスな表現が多いので、苦手な方は要注意です。
攻め受け両視点あり。

あらすじ:
刑事の木崎(攻め・47歳)は、15年の刑期を終え出所したヤクザ・狭山(受け・35歳)とある夜偶然再会。
組長の敵をとるため敵対組織に乗り込み、殺人と殺人未遂の罪で服役していた狭山。
現在の彼は、15年前彼を裏切っ…

1

無明の華 小説

井上ハルヲ(オハル)  ひたき 

しっかり心構えをしてから読んで下さい!!

この作者さんの最近の作品をイメージして読むと、かなりダメージを受ける事になります。初期の頃の作品を彷彿させる、ひたすら暗くて重い作品です。暴力描写も凄まじいです。本当に「やめてー! やめてー!」と震え上がりました。かなり打ちひしがれるのですが、読み終わった時には深い感動も味わえる良作です。ホント、ダメージもハンパないんですけどね…。

心酔している組長を殺された復讐の為に殺人を犯した狭山(受け…

7

天獄の雨 小説

沙野風結子  ひたき 

なんだか理不尽…

ヤクザの関連企業の社長・加駕×潜入捜査に長けた麻取・忍のお話。悪質なドラッグを巡る緊迫した攻防は面白く、二人の恋愛部分に関しては意外と甘やかで良かったです。加駕が結構紳士で素敵でした。

しかし忍の抱える過去のエピソードが重すぎて、メインの事件が彼の出生に関わってくる展開もなんだか理不尽でモヤモヤしました。忍自身は何も悪くないのにあんまりだ…。加駕が忍に惹かれていた理由もちょっと強引だったかな…

2

空に響くは竜の歌声 竜王を継ぐ御子 小説

飯田実樹  ひたき 

やっぱファンタジー好きだなぁ。

前半よりまたもや分厚くなった続編。ただ今回は分厚いのがとてもうれしかったです。
(前以上にひたれると思うとばんざ~い!!)

ただ他のリューセーが気になってきて、シリーズ化されること願っております。

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