小椋ムクさんのレビュー一覧

毎日カノン、日日カノン 小説

砂原糖子  小椋ムク 

優しい気持ちが溢れるお話でした

表紙買い。ふんわりした柔らかい表紙がとても素敵で。期待以上でした。お互いを思いながらも立場の違いで受け取り方が違ったり自ら距離を作ったりして切なくて泣きながら読みました。一緒に暮らし始める時も可音が家を出る事を決めた時も、もう読んでて苦しくて。すれ違った気持ちが通じた時はもう、涙が滝でした。
子供の頃のキャンプで怪我に発展したエピソードや大切なテディベアが無くなった思い出も、なんか自分も昔こんな…

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何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

いい男に育った大好きな攻めと10年ぶりの再会BL

死ぬほどキュンキュンしました泣
読んでる最中涙出てきます、ティッシュ必須

佳史のミチを忘れられない、大好きって感情がすごい伝わってきて……しつこく縋ってしまう佳史と、好きだからこそ離れなきゃ、って距離を置こうとするミチに涙でした。
10年もお互い忘れられなくて誰と過ごしても満たされないのが…
一度しっかり別れを告げるシーンめちゃくちゃ泣きました。

また受けに惚れ直してもらいたくて…

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ふるえる夜のひみつごと コミック

小椋ムク 

やっぱり好きだなぁ!

小椋ムク先生、BL小説の挿絵が多い先生ですが、私は先生の漫画が好きで好きで…。ただ寡作で、原作付き以外の単行本は3冊しかなく、それがとても残念です。今作も紙本で持っていたのですが久しぶりに読みたくなって電子で購入、読み返しました。

短編集です。優しい絵柄とマッチした優しいお話が綴られています。

【ふるえる夜のひみつごと】高校生カプ。光が苦手な古屋と暗闇が苦手な氷見という、一見相容れない…

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恋する臆病者 小説

月村奎  小椋ムク 

バカップルにほっこり

憧れの芸能人に一目惚れされ、
あれよあれよという間に恋人になり…
という、夢のような出来事が起こるお話、では
あるんですが
恋人同士になった椎名と玲の日々は良い意味で
ものすごく普通なんですよね。

立場が違うからうまくいかないアレコレがうまれたり
会えない時間のなかで気持ちがすれ違ったり…
という、
芸能人と一般人カップルにありがちな問題は起こらないので、
業界モノっぽさが…

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魔王様の清らかなおつき合い 小説

海野幸  小椋ムク 

No Title

※展開結末ネタバレあります

まず峰守さん(攻め)が強面というエピソードですが
これはさすがに周りの人の態度が非常識すぎでは!?
本人には全く非がないので可哀想なくらいでした。
それに加え悠真くんのギャップと仕事探への葛藤もあり
前半は読むスピードが上がりませんでした。

上手くいくか!?と思えばまた壁にぶつかり
まるで障害物走のような展開でした。
最後は甘いながらも遠距離エン…

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何度でもリフレイン 小説

安西リカ  小椋ムク 

遠回りしても、

元恋人同士の再会ラブ、
ものすごく良かった…!

再会してからの空気感で
ふたりの気持ちははっきり伝わってくるので
お互い相手をどう思ってるんだろう?みたいな
ドキドキはないんですが、
同じ気持ちだからといって
簡単に元通りにはなれない葛藤とか
過去に縋っても仕方ないとわかりながらも
振り切れないでいる様子とか。
そんな大人ゆえの面倒くささが
本当にツボでした。

別れ…

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ウサ耳オメガは素直になれない 小説

海野幸  小椋ムク 

めちゃくちゃよく泣くオメガ

ケモミミの使い方(活かし方)が面白い作品だった。考えさせられる系な側面もありつつ、主人公の変化やBLもしっかり描かれており、読み応えアリ。悪意の匂わせはあっても、悪い人は出てこないので読みやすい。読後感も良かった。

理人は雨の音にトラウマがあったり、両親に言えないわだかまりがあったりと、苦しい事情を抱えている。加えて隠しているがΩなこともあり、情緒不安定になりやすく、事あるごとによく泣いてい…

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魔王様の清らかなおつき合い 小説

海野幸  小椋ムク 

ギャップ萌え。至極普通の現代もの

こんなタイトルだけど、ごくごく普通の現代もの。強面でゴツい見た目の攻めと、天使のような見た目を持つ受け。二人ともが内面と見た目にギャップを持ち、悩みや生き辛さを抱えている。読後感は爽やかだった。

タイトルで気になった“魔王様”は、峰守のあだ名。といってもバーの店員が裏で勝手に客に付けただけのもの。峰守に関する描写は、どれもこれも同情を禁じ得ない。目が合うだけで子供に泣かれ、その子供の親は走っ…

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嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

最後まで楽しく読めた

 隣人のサラリーマンに一目惚れした大学生の話。
 受けの結哉がかなり鈍感で控えめな性格ですが、高校時代に付き合った相手とそれなりに経験を積んでいて、酔うと自分から襲うような積極性はあります。

 高校時代の部活の先輩が 結哉の家の近くに所属している劇団の稽古場があるとかで、結哉の家に入り浸っています。隣人への結哉の片思いに気づき、アンケートに協力してもらう名目で親しくなればいい、と嘘のアンケ…

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アンダーエール! 小説

砂原糖子  小椋ムク 

甘酸っぱさだけではない日々

恋心を拗らせすぎて、ものすごーく
めんどくさくなってしまっている子が
最高に好きです。
なので、折川のどうしようもないくらいの
めんどくささがツボでした。

彼の中にあるのは桝木のことが好きという
シンプルな感情だけなのに、
あれこれ理由をつけて誤魔化したり
自分の気持ちさえ見ないふりをしたり…。
そんな言動になる理由はしっかりあるけれども
どこまでも素直になれずにいるところ…

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