松尾マアタさんのレビュー一覧

アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

俺様が恋にジタバタして…

コレね〜…「面白い」と「なんだかな…」を行ったり来たりする感覚でした。
「面白い」のは偶然知り合った全然性格の違う2人が最後に恋人になる、その過程を楽しみきれる作品であること。
「なんだかな…」は、ひとえに主人公・宮本の造形。
宮本みたいな人間好き!っていう方もいると思いますよ、もちろん。
でも私はねぇ…やだわ。私に言わせれば鼻持ちならない。
本作では、恋の始めをなんだかんだ小理屈つけて…

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恋は甘くない? 小説

月村奎  松尾マアタ 

恋も青春もとっても甘い

みなさん、甘いものは好きですか?
大好き!という方、まあほどほどに好きかなと思った方。
もしかして可愛いものも好きではないですか?
甘さも可愛さもほしい。そんな方にぜひおすすめしたい作品です。

NOと言える日本人×NOと言えない日本人の組み合わせ。
月村先生のラブコメディ作の上手さが光る作品でした。
ちょっとした表現にもユーモアがあふれていて、なんだかクスっと笑えちゃうんですよ。

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アナタの見ている向こう側 小説

火崎勇  松尾マアタ 

暗いお話じゃないです

久しぶりに火崎先生読みました。この作品は松尾マアタ先生の挿絵に惹かれて3年前に購入。その当時ですでにノベルス版の文庫化でした。どんだけ積んでいたのか…。

読みやすさ、キャラ立ち、すれ違いからの両片思い、それと作家様による本編後の妄想ストーリーが楽しめるあとがき。安定のクオリティでした。火崎作品は一文ごとに改行されているので、それが気になったこともあったのですが、常に眼精疲労気味の今では優しさ…

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Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

好きなんだけど

独り月村先生祭り開催中で購入。すごく好きなセリフがあって良いなあと思ったのですが、どうしてもひっかかってしまうところがあったので萌にしました。サブキャラで女性が出てくるので、ぴっとでもイヤという方はよくご確認いただいた方がよいかもです。他社さんから出していた「本編160P+サブカプのお話(男女)」の新装版+今回用に書き下ろした本編カプの後日談18Pほど+あとがき。

優等生→良い会社に入ったも…

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隣りにいる人 小説

ひのもとうみ  松尾マアタ 

遠くから隣りへ

遠くにいる人の続編です。

職場では後輩ができて、その教育に悩みながらも誠実な人柄で徐々に信頼関係を築いていく、そんなハルキの成長が見られました。

しかし、恋愛方面では、徹底的に自分が引くというスタンスで、イライラするくらい。。
小田島に持ち上がったお見合い話に、自分が引こうとクヨクヨしてしまう。もっと会話しようよ。。
最終的には誤解も解けて、自分のことを大切にし、相手も大切にすると…

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あやまちは紳士の嗜み コミック

松尾マアタ 

関係が変わっても変わらなくても熱量は変わらない

 評価に迷いました。前巻から変わらず良質な洋画のような雰囲気は十分に楽しめました。前巻と比べてこちらではポールがいろんな男にふらふらするシーンもほぼなく、むしろジョナサンがポールを振り回すシーンの方が多い。新しいキャラのエヴァンと恋人のふりをするジョナサンを、落ち着いた表情ではあるけれどどこか物欲しそうに見つめるポールの、静かな横顔が印象的でした。

 ジョナサンは恋人がいる体だし、ゲイである…

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嘘つきは紳士のはじまり コミック

松尾マアタ 

人前で躊躇なくキスを仕掛ける受けに痺れた

 まさに洋画のような駆け引きの楽しさやラフさ、ドラマチックさを兼ね備えた良質な作品でした。なんといっても、攻めである教授・ポールのプレイボーイっぷりが憎い! 髪も薄くなりかけたいい歳の男であるにも関わらず、柔らかい物腰と色気の抑えきれない目線、押しと引きを絶妙に弁えた態度であらゆる同性に気を持たせてしまう色男なんです。現実離れした王子キャラというわけでもなく、松尾先生の腕によってあくまでリアルに存…

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嘘つきは紳士のはじまり コミック

松尾マアタ 

掌の上?

この教授がゲスいんだけど、ちょっとかっこいいと思ってしまうのが悔しい(笑)
後半ジョナサンが可愛いくなったと感じて、それもポールに絡んだことと思うとほんと悪い男に捕まったな(^◇^;)

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アルファの園の、秘密のオメガ 小説

一滴しぃ(Si)  松尾マアタ 

アルファを飼いならす

マアタ先生の挿絵狙いで購入。帯に「まずはこのアルファを飼いならそう。オメガの自由のために。」とあるのですが、そのセリフ通り、オメガの解放に向けて頑張るお話でした。闘うオメガに興味を持たれた方や、パブリックスクールものがお好きな方は良いのではと思う本編280pほど+あとがき。もう一押し欲しいなあと思ったので萌にしました。

もともと才能あふれる子だったレスリー。いつか番のアルファがいなくても、世…

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アルファの園の、秘密のオメガ 小説

一滴しぃ(Si)  松尾マアタ 

オメガバースに慣れた方にもぜひ

オメガバースを全く知らない方より、アルファ×オメガに慣れた方が読んだ方が楽しめる気がしました。

オメガのフェロモンが流れる場面では、アルファは我を失うものだという展開をよく読んでいたので、「アルファが正気を失うほどでない」「オメガは倒れず自分の足で立って歩ける」というのが、自分の中では新鮮でした。

主人公達のすれちがいとか恋愛がメインではあるのですが、パブリックスクールという閉鎖された…

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