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一穂ミチ 二宮悦巳
DOT
ネタバレ
一穂ミチ先生祭り☆ こちらの作品は軽快で、大変面白く拝読しました。 ファンタジックなお話かとおもいきや さすが一穂先生、 リアル国営カジノがみえてくるから凄いです。 ギャンブルと義兄弟(従兄弟) ものすごい組み合わせで萌えさせられました。 カジノ、賭け事に全く知識がなくても、先生の文才で問題なく興奮させられ楽しめます。 ギャンブラーでフーテンの父 気丈に待つ明るい母、 …
一穂ミチ 草間さかえ
おぶもいもい
ストーリーにするっと潜りこんでいる様々な知識を吸収するのも一穂先生作品を読む楽しみのひとつなので、7月3日は涙の日だとか『顆』というのが小さな物を数える単位だとか、 座波と矢神の世界に浸りながら初めて知ることがあるのがなんだかすごく嬉しかったです。 店員と客というただそれだけの出会いで、 初対面での矢神はちょっぴり変わっていて印象には残っていたけれど、それでも何もなければ二度と会うことも…
一穂ミチ 梨とりこ
澄との出会いの場面からインパクト強めな楡。 風貌は多忙だったから仕方ないとしてその言動もかなり変わり者といった感じで、そんな彼と真面目な澄との『運命』がどんなものになるのか?という部分に興味がわきました。 まず楡の名前にすごく惹かれたんですよね。楡の木が好きなので。 大きくどっしりしていて、いつも穏やかに変わりなくそこにいてくれるようなイメージがある楡の木。 彼もそんな人なのだろうか?…
一穂ミチ 雨隠ギド
地方都市にあるご近所町工場の息子同士のお話。 …という文字面だけ見ると、主人公たちは幼馴染とか腐れ縁とかとりあえずは面識はあるのだろうなという気がしてしまうけれど。 理一と真尋はこれまで関わったことがなくて まるでゼロのところから何もかも始まっていくのが面白かったです。 特に理一の心境の変化はとても大きくて、真尋との出会いが彼の人生をどれほど変えたのかが伝わります。 東京でのゴタゴタ…
一穂ミチ yoco
めちゃくちゃに心が抉られ、ものすごく消耗した前作。 それでもその先を知りたいという気持ちにさせてくれる終わり方だったので、何が起こってもしっかり受け止めよう。と覚悟して読みました。 再会から1年、付かず離れずな距離感を保っていて 表向きにはこれまでと変わらないふたりのように見えるけれど。 その心が交わるにはまだまだ遠くて、何度も胸がギュッとなりました。 苑の自己評価の低さは相変わらず…
こんなに泣いたのいつぶりだろう?ってくらい、 ものすごく泣きました。 苑があまりにも不憫。ツラすぎた…。 幼い頃から辛い境遇にあってそこから抜け出す術もなければ気力さえなく、子供らしからぬ諦めを抱えながら生きている苑。 彼の心の内側を知るたびに切なくなり、どこを見ても安らげる場所がないのが本当に悲しかったです。 そして苑とは対極のところにいながらも彼のために世話を焼く明渡が、苑にとっ…
一穂ミチ 山田2丁目
一穂先生のイエスノーシリーズにどっぷりはまり、 他の作品も読んでみたくなり、こちら拝読させていただきました。 コミカルな作品が好きなので、トーンを調べて 数ある中からこの作品を選びました。 なんでもかなえてくれるコンシェルジュは、おとぎ話のようでした。 羊の境遇には涙がでましたが、一色とのやりとりは軽快で面白かったです。 二人が結ばれるのが急な展開だとは思いましたが、 一穂先生の…
一穂ミチ 竹美家らら
続編があることの喜び(再) 期待に胸ふくらませ、拝読いたしました。 前作からの重要人物、竜起のスピンオフ作品と知って読み始めましたが 新しい登場人物、深の気持ちから入るのが素敵でした。 一穂先生は状況説明で表すのではなく 登場人物の心情を描くので激しく感情移入することができます。 潮と計は隠し事がおおく、かけひきの多い2人でしたが 竜起となっちゃんは裏表のない素直さ、 まっ…
3巻目、おもしろすぎるという恐怖。 話はどんどん壮大になるのですが、後戻りしてもそのたびに面白く、 発見があります。 1巻目に登場したものが出てきたりするので 何回読み返したかわかりません。 潮の気持ちから綴られ、潮の生い立ちが明らかになる巻。 「不憫攻め、復縁が癖」なんて簡単に言ってた自分と反省会。 先生の物語は、癖が全部宝箱のようにちりばめられているのですが 解像度が高すぎ…
完全に1巻から無我夢中、続編があることに心から感謝して読みました。 一穂ミチ先生の世界に没頭できる幸せを噛み締めてます。 引き続きの登場人物はすでに私の中で生き始めて、 新しく登場する人物も魅力的です。 計の「なりゆきでなったアナウンサー」の事にフォーカスされている2巻。 計に恐ろしい程の努力があったと改めて感じる巻でした。 2面性のある計の半分の記憶が無くなる、という展開…