梨とりこさんのレビュー一覧

傷だらけの恋情 小説

火崎勇  梨とりこ 

受けの不幸対策は少なからずあったのでは…

お隣さんBL。
(クズに全振りしているような)どうしようもない兄貴に振り回される可哀想な受け。
シリアス好きとしては痛さはほとんど感じませんでしたけどね。

お隣さんとの繋がりができ諸々変化していく受けのお話なのですが、設定の甘さというかがどうにも気になってしまい…

例えば一番の問題である部屋に押し入り暴力をふるい金を奪う兄について。
実の兄だから警察には取り合ってもらえないと決め…

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草食むイキモノ 肉喰うケモノ 小説

今城けい  梨とりこ 

ウサギと黒ヒョウヽ( ̄▽ ̄)ノ

この表紙ですよ!!
あとがきで先生も書かれてましたが、黒ヒョウの上に乗っかってるウサギがベリーキュートΨ( ̄∇ ̄)Ψ
ケモミミも加わって、表紙だけでもってかれました。


受け様は、中学生で家族を亡くし、卒業と同時に働きだした牧野。
不慣れながら、一生懸命真面目に働く牧野は、周囲からかわいがられて頑張る毎日を過ごす。

攻め様は、牧野の同僚の関目。
入社式で一緒になって以来、牧野…

1

渇命 小説

宮緒葵  梨とりこ 

ここまでいってしまうとは!

前作で、両思いになってめでたしめでたしかと思いきや、今作だいぶヤバい展開になってしまってました。
もう、執着愛というより、精神的にヤバい人だよ、達幸は。

芸能事務所でマネージャー補佐として明良が働くって知った途端、自宅に3ヶ月監禁して(セックスのし過ぎで)衰弱させてしまった挙句肺炎で死にかけるってもうサイコホラーのやつ!
入院せなあかんまでになってしまった事で、反省するものの、できる事な…

1

渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

ここまでマヂで『犬』だとは!

あらすじにも確かに『犬』の文字が何度も書いてありました。が、行動が、犬と同じ過ぎてwww

初めて優しくしてくれた明良に特別な感情を抱き続ける達幸。大好きな明良は飼い犬のタツを可愛がっている→自分も同じように見て欲しい、愛されたい→犬になりたいって思考、ヤバっwww

子供の頃から、特異な関係って周りにも思われてたはずよw
そら、父にもバレてると思う。
けど、父寛容。
あと、達幸のマ…

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渇仰 小説

宮緒葵  梨とりこ 

突き抜けた犬攻めに圧倒された

犬になりたがるぶっ飛んだ思考の突き抜けた犬攻めだった。理由はしっかりあるが、大人になっても変わらない犬願望はやはりぶっ飛んでると言わざるを得ない。この達幸のキャラが強烈すぎて、受けの明良の魅力は分からなかったが、まあいいかと思わされた。

別作品では読みづらく感じた文章も、作品の雰囲気(というか受けの心理描写の深刻度)がシリアス寄りだと、硬めの文章が合っていて良かった。

不幸に見舞われた…

0

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

萌えツボにはまる関係性

砂原さんの文章が好き。呼吸に合うリズムと柔らかい文体で、するする読める。来てほしいところに来てくれるような、しっくりくる納まりの良さがある。エロシーンでは文章が清潔感を付加してくれているように感じるところも好き。

本作は長い長い両片思いのお話。といっても受けの束井は自覚するまでに驚きの期間を要しており、片思い未満かもしれない。攻めの永見は一度振られているため、束井のことは特別枠に入れておいた…

2

完璧な恋の話 小説

渡海奈穂  梨とりこ 

完璧な男とは誰のこと?


八方美人が高じて完璧な男と勘違いされている男と、中途入社で努力せずとも完璧な男(但し潔癖)の割れ鍋に綴じ蓋カップルの話


周りの期待に応えるため努力し完璧な男という評価をほしいままにしている森吉
(受け)。
いつかボロが出るんじゃないかとひやひやしながらも本来の自分を出すことはできず今日もまた人の悩みや頼みをことわることができず奔走しています。
そんな森吉の前に本物の完璧な男が現…

2

ファンタスマゴリアの夜 小説

砂原糖子  梨とりこ 

脇役が好きだなぁ〜

ダメ受けを書くのがお上手な砂原先生ですが、本作の束井も意地っ張りな男でしたね。
天使だった子役が、ちょっとしたことから転落していく……
かなり理不尽で切なかったのですが、攻めの永見がなかなか素敵でした。
そして、そんな攻めより素敵だったのが脇役の妻田!
このおじさん、最高でした‼︎

音信不通になった束井と永見を引き合わせたのも妻田の作戦ですよね?
そこかしこに妻田の策略?が見え隠れ…

3

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

運命なのか否か

明け透けな感想を述べてしまうと、かっこよくて優秀なんだけど人の心の機微がわからない天才肌の男が出てくるお話、けっこう好きだ。実生活では全く関わり合いになりたくないタイプだから、物語の中でこっそりそのかっこよさと変わり者っぷりを楽しみたいのかも。そして、大体において全く悪びらないそんな男が人との出会いによってちょっと痛い目にあったり、少し改心したりする様を見ると心が晴れる。主人公が少女漫画が好きで少…

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chocolat bunko after story collection vol.3 特典

弱い

「まばたきを三回」の番外編読みたくて入手。どうにもこうにもこのタイプのお話には弱くって泣いてしまったので2と合わせて評価を神にしました。以下読んだもののみコメント。

1.夏の残響 凪良ゆう先生 「まばたきを三回」番外編
  一佳と一緒に暮らし始めて3年。村で絵を描いていた令が、学生帽に
  白い開襟シャツを着た不思議な印象の青年に出会います。
  青年は市川史郎と名乗りましたが、どうや…

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