青井秋さんのレビュー一覧

緑の風に君をひらく コミック

青井秋 

胸いっぱいに広がる緑の木々と、風の香り

はー…最高オブ最高でした。。
読後の今、余韻にうっとりと酔いしれています。

若手庭師×児童文学の小説家。
岡の上に越してきた小説家・倉岡(受)の家の広々とした庭の剪定を
任されたのが、庭師の錦木(らのメンバー)。

初対面で挨拶した後、立派な木を抜根して欲しいと依頼され、
思わず驚いてしまうとじろっと睨まれー

と、気まずい出会いから始まる二人に
交流が生まれ、やがてそれが…

4

緑の風に君をひらく コミック

青井秋 

肌ツヤが良くなった気がする

青井秋先生の新刊✨
表紙が素晴らしすぎて、書影公開からワクワクが止まりませんでした。
心拍数も1.2倍くらいに増えていたかもしれない。

庭師×小説家ということで、設定から既に萌えです。

そして1ページをめくると、そこには作品の世界が広がっていました。
フワッと誘われるようにして、気づけば没入していました。

新しいことを知るたびに、世界が少しずつ彩られていく。
名前の無かっ…

3

春と知らずに俺たちは 小説

楢川えりか  青井秋 

本当の幸せって何なのでしょうか?

冒頭のキービジュアルから、主人公の大地くん・風矢くん・六花ちゃんの行く末を知り衝撃を受けましたが、それと共に、そこに至るまでの3人にいったい何があったのか、とても気になり、お話に惹き込まれました。

函館を舞台に、風矢くん・六花ちゃんの兄妹と出会った大地くん。
「3人で完璧」と思っていた、幼い頃の3人。
でも、万葉集の和歌や越人歌に込められた大地くんの本当の思いが切なくて…

現在の大…

1

春と知らずに俺たちは 小説

楢川えりか  青井秋 

「誰かを不幸にしても手に入れたい幸福」

【ネタバレありのあらすじ】
身内の縁に恵まれず育った風矢の幼い頃からの親友で兄貴分の大地。大地が風矢の妹と結婚するのは幸せな家族の形のはずなのに、微妙にボタンが掛け違ってしまう。果ては風矢の妹は、大地の運転する車の事故で亡くなってしまうのですが、そこで初めて明確に大地への気持ちが恋だと自覚する風矢。交通刑務所にいる大地との往復書簡の合間に回想が挟まる。

【感想】
手紙という独特の媒体を通…

5

百草の裏庭 コミック

青井秋 

曖昧さ

よくある人外物とは一線を画す始まり方で急速に惹かれました。本を貸してくれるあたりで、これ美女と野獣じゃないか?と気づく。野獣のように粗野で物騒な相手では無いけれど。むしろ知性と思いやりで溢れている。そんなわけで面白く読んでましたがここで終わっちゃうのか〜。他の収録作もそうですが、起承転ぐらいで終わって、結が無い印象。この曖昧さも作家さんの持ち味だとすればそうなのかもしれない。一貫した空気感がありま…

0

『無気力ヒーラーは逃れたい』ショートストーリーシート「リボン」 特典

初めての・・・

本品は『無気力ヒーラーは逃れたい』の
フェア店舗特典イラストカードになります。

表面は中扉モノクロイラストで
町に出たレオラムのお話です。

ギルドからの帰路にて
あるものに視線を奪われたレオラムは
服飾店の前で足を止めます。

護衛の1人に話しかけられ
窓から見えたそれから視線を離しても気になり
レオラムの視線の先にある物を認めた護衛に
先導されるように店に入ると・・…

0

無気力ヒーラーは逃れたい 小説

Ayari  青井秋 

逃げたいのはなぜ????

今回は第二王子と勇者パーティの元治癒士のお話です。

聖女召還で勇者パーティの契約を終えた受様が
聖女召喚の立役者である攻様に囲い込まれるまで。

受様はある事情により
14歳の時からギルドに所属し治癒士として活躍しますが
報酬のよい契約を求めて渡り歩くことからあり
守銭奴ヒーラーと揶揄されます。

受様は後々不利になるとわかりつつも金が必要で
腕も良くて途切れることなくパー…

3

狼だけどいいですか? 小説

葵居ゆゆ  青井秋 

塩攻め、だよね 笑

発売から10年です。今、葵居先生にハマってるので、過去作掘ってる最中です。
で、読みました。

評価が厳しい理由…なるほど。
何故か。甘さ控えめなんです。
もう、攻めが塩。モフモフに期待するのは甘いイチャなのに、塩。純度100%の塩。

理由はある。攻めはトラウマ持ちで、孤独を抱えている。自制心の狼なので。
攻めで補給出来ないモフは、受けが飼っているワンコ7匹衆が補ってくれます。

0

ステラリウム コミック

青井秋 

童話BL

青井先生作品初読みです。
透明感ある絵がきれいですね。
静謐な空気感が伝わってくるようです。

星をつくる工場が舞台。
なんてファンタジー。
童話BLと言っていいくらいの内容ですね。先生はおとぎ話と仰っているのか。わかる。
セリフ少なめで美しい絵で語られる。
悲しげなカナタに無垢なアル。
つい、かっこいいカナタとかわいいアルという見方をしてしまいますが。
カナタのぼっかりあいた…

0

爪先に光路図 コミック

青井秋 

詩的な世界が素敵❤︎

教授ものをなんだか急に読みたくなって、
とても久しぶりに読みました。

菌類学者でも、変わってると言われて
人付き合いをしない博士と、
博士の助手アルバイトをすることになった
学生のおはなし。

学生もまた、マイペースな感じで
独特なんですよね。
実はモテちゃう博士は、色恋目的でくる
女子学生に辟易としていて
最初は無愛想にしていたんだけど

学びに対して真摯な姿勢をみ…

0
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