月村奎さんのレビュー一覧

きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

ほっこり温かい

大企業の御曹司の蒼士。
明日真は天涯孤独。
明日真は蒼士のことが8年間好きだけど
同性なこと、身分差の違いから好きだという気持ちを押し殺しています。
ずっと一緒にいられるとは思ってないけど、蒼士の大学卒業までは…と言う気持ちで同居している明日真。

この設定だけですごく切なくて胸がぎゅっとしました。
でも割と早めにくっついてくれるし、
蒼士の執着心がすごいので安心して読むことができ…

0

Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

荒治療すぎて残念

kindle unlimitedにて
エリート街道を進みながらも合わない営業職に痩せ細り人との接触に嫌悪する受けと、地元喫茶店勤めの攻めの話。
「きみはまだ恋を知らない」同様性嫌悪を持つ人が、どんな風に癒され、立ち直り生きるのかが知りたかったのですが、こちらも同様にそこが疎かにされがちで残念でした…
触れられるだけで反応してしまうのに告白してすぐグイッと腕をつかみ、衣服を脱いでetc即物的と…

0

恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

ツボ全押しじゃ〜〜狂

久々に萌え転がって満喫する作品に出会えて嬉しかった〜〜!出だしから最後まで定番な流れを汲んでいつつ、萌えツボ全押しされたように鳩尾と指が痺れました〜

・何考えてるか分からない寡黙攻め(世話焼き)
・外面はリア充だけど、ゲイで大柄の男に襲われたいのをひた隠しの受け(内心ビクビク)
・寮の同室で攻めの身体を見る度に捗る受けの自慰
・攻めに自慰を管理&真顔無言で見守られながら興奮&a…

2

50番目のファーストラブ(表題作 純情サノバビッチ) 小説

月村奎  高久尚子 

ヤリチン相手に緩やかな愛情

若くしてヤリチンと評される瞬介は母親の愛情を求めてか年上の後腐れのない女性達を相手に、大学生なのに既に49人の相手をしていた。
しかし、運命の相手なんているのか?いるなら50人目がそうなのか?などと思いつつ、友人の兄に出会う。

健はなんのことは無い、どちらかと言うと嫌な奴だったが、嫌悪からギャフンと言わせてやろう、男の自分にメロメロになったところで振ってやろうと画策。
なのに健と会ううち…

1

ずっとここできみと 小説

月村奎  竹美家らら 

幼馴染もの 

小説ディアプラス2021年秋号・溺愛特集で、「ずっと〜」のスピンオフが掲載されていて、スピン元のこちらを積んでいたことに気づいたので読んでみました。

幼馴染同士という大好物なネタのはずなのに、読んでてダレてしまいました……。
なんでかなー。

攻めは、高校生にして溺愛攻めとしてほぼ完成形なんだけど、その出来過ぎ具合があまりにもリアリティなさすぎて、こんな高校生いないわ……と思ってしまっ…

3

いつも王子様が コミック

月村奎  木下けい子 

ずっと見ていたい微笑ましい二人

学生時代の後輩で現エロ漫画家の朝比奈(受け)と、学生時代の先輩で、現ハウスキーパーの佐原(攻め)。二人が10年ぶりに再開して、勘違いによるすれ違いを経て結ばれるお話でした。
誰も不幸にならないハッピーな世界観と、先が読めないワクワク感があって、明るい気持ちにさせてくれる作品です。

受けの朝比奈は、自信がなく内気な性格で、いつもおどおどしています。そんな朝比奈をからかうのが大好きで、学生時代…

1

きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

幸せな気持ちに

久しぶりに2回目読みました。

1度目のとき、明日真のキャラが口が悪くてツンデレであんまり好きじゃないと思ってたけど、2度目読んだ時は、あれ?あんまり気にならない……むしろ頑張り屋で、敵(蒼士の母)にも毅然と立ち向か羨ましい意志の強い子。自分の発言で傷付けた女の子にちゃんと謝ってて、悪い子じゃないじゃんって(笑)2度読みして冷静に評価できました。でも、蒼士のことをゴリラゴリラって言うのは、支持…

1

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

ちょっとしたプレゼントの定義とは

いじっぱりで素直じゃない幼馴染の長い長い両片思い。

中学の頃、好きだった近所の幼馴染・航輝(攻め)に性嗜好を馬鹿にされたと思った春音(受け)は大嫌いと罵り、絶交を言い渡してから10数年。
東京に出て行って物理的に離れていたけれど、思い出深い祖父母の毛糸店を継ぐために会社を辞めて戻ってきて半年。
航輝の兄と春音の姉が結婚したことで姻戚関係になっており、お互い昔のことはなかったかのように親戚…

1

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

読みやすい、挿絵が素晴らしい

普段BLはコミックス派で、小説は今作品で初めて読みました。
きっかけは大好きな苑生先生が挿絵を担当されていたから。
そしてその挿絵がなかなか凄いと評判だったのでw

BL小説ってどんな感じなんだろうと思って読み始めましたが、この作品は小説というよりはラノベという感じだったので、普段小説を読まない方にも読みやすいのではないかなと思いました。
そしてただひたすらキュンキュンする!
ツン攻め…

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ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

何度読み返しても……

何度読み返しても良い!

高評価なのも納得。
何というか…かゆいとこに手の届く感じって言うんでしょうか。要所要所で萌えポイントを抑えてくれて、スッキリだし満足。

昴大の盛大な勘違い&早とちりが、そりゃあもう切ないし焦ったいんですが、それを吹き飛ばす最高の結末でした。読み終わったあとまた読み返しました。
俺様感満載の遠藤になかなか感情移入できなかったんですが、遠藤の昴大への気持ちを知っ…

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