沙野風結子さんのレビュー一覧

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

表紙が全てを物語る。圧巻のクライマックス

はー……ただただ、もう、痺れました。
男前×男前のハードボイルド裏社会シリーズ、最終巻。

読み終えたばかりの今、色々な思いが湧き上がってきて、感無量です。。
以下、深夜のレビューで長い上に
分かりにくいところもあるかもしれないのですが、、

この熱い気持ちを書き記しておきたい!!!


「獣はかくして交わる」・「まぐわう」・「囚われる」そして
この最終巻、「愛に啼く」。

9

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

規格外の男たちの終結

シリーズ4作目。以下、念のため読み順をば…。
 ① 獣はかくして交わる
 ② 獣はかくしてまぐわう
 ③ 獣はかくして囚われる
 ④ 獣はかくして愛に啼く ーーー完結です!

「囚われる」のレビューと重複しますが、
本作は攻め・受けのみならず敵対する相手も規格外で、
沙野さんの硬派な筆致で盛り上げてくれる作品です…!

・無戸籍の孤児集団をまとめあげるゼロ
・法曹界のサラブレ…

9

獣はかくして囚われる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

明かされるゼロの背景。漢前×漢前、ハードボイルドシリーズ第三弾

やーーーー…!並べてみると分かる、シリーズ表紙の色合いの変化にグッときます。

「獣はかくして交わる」→「獣はかくしてまぐわう」と来て、シリーズ3冊目のこちら。


「交わる」では宵闇だった背景が2作目の「まぐわう」で夕日となり、
3作目のこちらではついに夜明け、朝日に輝く街並みが…!

物語がクライマックスに近づいていること、そして
ゼロ×鹿倉の二人が互いの要素を取り込み、近づ…

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獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男前×男前。互いを”飼う”関係から、”求め合う”関係へ…

「獣はかくして交わる」の続編です。

いや、最っっ高に面白かった…!!! たぎりました。

プレイの方も濃厚!!
当て馬検事・桐山の「全身舐め舐めプレイ」、すんごかった…!!

舐められた場所を引っ掻いてしまい、ミミズ腫れだらけの体になった
鹿倉が痛々しい;

そんなミミズ腫れを残らず舐め取り、桐山への嫉妬を滾らすゼロの
プレイも、ねっとりと濃厚で……痺れました。

小山…

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獣はかくして交わる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男前×男前、ハードボイルドな世界

シリーズ完結と知り、積んでしまっていたこちら、
今更ながら引っ張り出してきて拝読しました。

刑事で裏社会でとにかく男前な受け。
読み始めてすぐ、広がるハードボイルドな世界に夢中に…!

この一冊で勧善懲悪!すっきり、とはならないところが
なんとももどかしくはあるのですが、それがまた良い。。

続編も迷わず購入、読むのが楽しみです。


とにかく、受けの鹿倉の男前っぷりが半…

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秘恋は咎に濡れ 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

不器用な当て馬、目の前で受けを寝取られる

何かと話題の政財界の影響か、唐突に〝政界BL〟が読みたくなって辿り着いたコチラの一冊。
元々2007年の作品(の新装版)なので、今読むとコンプラOUTなシチュエーション満載でツッコミ所も満載ですが(笑笑)
狸じじい蔓延る政界の闇と、美人秘書を取り合う若き政敵達の愛憎渦巻くドロドロ三つ巴合戦に引き込まれて一気に読んでしまいました。
マニアックなプレイ満載で常にエロエロなのに、しっかり読ませるス…

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閨盗賊 小説

沙野風結子  小山田あみ 

満点です!!!

「舌が痛いんです」
「僕を連れて行って」
「俺を連れて行け」
最後にこの会話が出てきた時の興奮たるや…!

テンポよくお話が進むので1冊一気に読んでしまいました!

拉致されたあとの、無垢すぎるレンと12歳で初体験のカイルのやりとりがムフフで大好きです♡
スタンプ!!!

レンとカイルの関係だけでなく、家族の問題も解決したのが良かった。
金の根がまさか父にも…!

沙野先…

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螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

螺旋

兼守先生なのでマストバイ。個人的地雷な要素があったので中立にしました。いつまでも巡り合うというお話が好きな方でしたら、もっと違う評価になるのでは。本編120P弱+その続き120P+本編補足的な小編+あとがき。

横断歩道を渡ろうとした時に高校生にダンプカーから守ってもらった陽人。どうしても離れがたい気持ちになっていたところ、進学先が同じ大学だと聞き・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人…

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螺旋の花 小説

沙野風結子  兼守美行 

究極の執着愛?

作家様買いです。

スピBL?→SFBL?→哲学BL…?って印象が二転三転する作品でした。
ネタばれなしで読んだほうがいいと思うんですけど、なにがネタばれになるんだろう?って小一時間。スピ的なとこも、SFちっくな感じも正直そんなに自分のなかで落とし込めず、周辺人物との絡みについてもふたりのラブの顛末についてもやや消化不良だったりして…。

「高みにのぼる人は、皆螺旋階段を使う」
って偉…

2

逢いては染まり 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

他のどこにも無い物語…

最初の数ページを読んだ時とその後でこんなに印象が変わる小説ってあるんだ…
読者を驚かせる作家さんですね。

あまりにストーリーのインパクトの強さに頭がガーンとしました。
よくこんな話が思い浮かぶな…と。
確実に人を選ぶ作品です。ダークサイドな話は引き込まれますね。

最近恋人◯ネタは目にする事が多いですが、沙野先生の手にかかると、他のどこにも無い物語になるからすごいなー。
しかも何…

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