最新レビュー一覧

春暁 小説

いとう由貴  あさとえいり 

深ちゃんは好きで魔性なんじゃない

レビュータイトル、アキちゃんをもじってすみません。
時は大正くらい?名家の跡取り息子の慰み者として20年間囲われている美貌の使用人の受け・深(しん)と、深を僅か10歳で手籠めにして以来囲い続ける跡取り息子・秋信、そして家族が崩壊したのは深のせいだと恨み続ける秋信の弟・隆信のインモラルな三角関係。

主に逆らえるはずもなく身体を差し出さざるを得ない深。実の家族からは見捨てられ、秋信の両親からは…

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「無能な皇子と呼ばれてますが中身は敵国の宰相です」番外編集 小説

夜光花 

本編では語るまでもないちょっとしたエピソードだからこその価値あるお話

「不機嫌な彼氏」と「入れ替わりの皇子」のショートストーリーの2編。
前者は嫉妬するシュルツにサイコーってなって、後者はニックス大変だね〜って思ったお話です。小エピソード、万歳!面白かったです〜


「不機嫌な彼氏」では、シュルツのことを"彼氏"と位置付けていることにニヤりました。リドリーの中でちゃんとシュルツのことを特別な相手だと認定してると思っていいってことですよね?(笑)
シュルツの…

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墨と雪 2 下 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

安心感に包まれて、ずっとずっと幸せに…

はあ……もう、レイディをここぞとばかりに甘やかし可愛がる幸せそうな篠口の姿に、やっとやっと救われた…!

あの壮絶で辛すぎる体験をずっとずっと忘れることはできず抱えていきながらも、黒澤の目の届くところで安心感に包まれながら、ずっとずーっと幸せに暮らしてほしい、と、ただそれを願うばかりです( ; ; )

「甘い水」が大好きだったしこれからも大好きなんですが、この「墨と雪」シリーズが読めて…

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藤枝蕗は逃げている 小説

木村木下  伊東七つ生 

強い想いは世界を変えるのか

今回は地方領主の遺児と界渡りした日本人のお話です。

異世界人である受様が両親を殺された攻様を育てて
2人が幸せになるまでと攻視点による短編を収録。

受様は7才の誕生日を迎える前日
小学校からの帰路で野良犬に追い回されて走り回り
見知らぬ森に迷い込みます。

なぜ、どうしてという疑問に答える者もなく
受様は6才にして生死を掛けた日々を強いられます。

2年後にたまたま森に…

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天球儀の海 小説

尾上与一   

評価に苦慮しました

復刊されたこのシリーズ、元は本書が1冊目だったのですね?
復刊が刊行順でないのにはどのような意図があるのか気になるところです。
前作(本当は前作ではない……)「蒼穹のローレライ」とは時代は同じですが、直接のつながりはほぼありません。衛藤新多大尉は両方に出ていますが、片やラバウル、こちらは日本が舞台です。
由緒ある大家の跡取り息子の身代わりとして、他家の末子を養子にし、特攻に出す。
大家の家…

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墨と雪 2 上 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

1巻に続き、泣いた。。

もう、1巻を読んでから続きを読みたお気持ちが抑えられず、こちらの2巻も朝3時から読みました(途中で寝落ちしたけど…)。

篠口の経験したことが辛すぎて、感情移入してしまってどうにもこの気持ちの持って行き場がない…この週末はこんな気分でずっと過ごすことになりそうです;

あまりにも傷ついた篠口が、本編終盤、黒澤を誘うことで自分を傷つけよう・怖そうとする姿が痛々しくて;
そして性犯罪被害者が…

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喫茶探偵 桜小路聖鷹の結婚 小説

釘宮つかさ  みずかねりょう 

えち少なめ、溺愛マシマシ、ハピエン感マシマシ♡(某コールをBL風に)

喫茶店オーナー兼店長である聖鷹と、その恋人で婚約者の咲莉(ひらり)のお話、続編。


前巻では咲莉が歳下なことを配慮し、えち展開はありませんでした。
しかし聖鷹の溺愛がマシマシすぎて、攻め→受けへの溺愛好きさんには堪らないくらい、満足感たっぷりな甘いお話でしたが(探偵的事件もそこまで辛いとか、ひどい話ではない)、いよいよ今回は期待してしまいますよね♡


今作は、飼い猫ミエルの連れ去…

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その手に、すべてが堕ちるまで 孤独な半魔は愛を求める 小説

コオリ  ウエハラ蜂 

あらすじだけでは分からない世界に驚愕

あらすじでは気付けなかったのですが、これは触手パラダイスなお話です。めちゃくちゃ濃厚な触手プレイがあっちにもこっちにもお目見えします。

読んでびっくり、触手・触手・触手祭りに頭が疲労困憊しました。というのも、私は触手描写が苦手めなのでとにかく読むのに苦労しました。
コオリ先生の描く触手責めが容赦なくてですね、凌辱攻めからかわいがり攻めまで様々なバリエーションの触手プレイが味わえます。快楽墜…

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墨と雪 小説

かわい有美子  円陣闇丸 

泣きながら読んだ。。

かわい先生の新刊『喧騒を抱いて眠れ』がもう神としか言えないほど良くて、既刊のこちら、そういえば読んでなかったな…と思い、購入。

結果、読み出したら止まらなくなり深夜2時半…。
まさか、まさか!『甘い水』で神宮寺の恋敵役だった篠口が、こんな目に遭うなんて( ; ; )

彼が受ける暴行に涙が止まらず、泣きながら読みました。自分の体が痛めつけられたかのように、痛くて辛くてどうしようもない…

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おかえりなさい、愛しい子 小説

宮緒葵  橋本あおい 

母子BL…?

宮緒葵先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ファンタジー 3
エロ 3
執着3
血表現 2
な感じだと思います。

シアリーグさん×ロセルくんのカプです。

テトロディア帝国の第十二皇子のロセルくんは、豊富な魔力を持って生まれた所為で、父皇帝のクバードから愛情を注がれことなく後宮で暮らしていた。そんな中、同じく豊富な魔力…

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