ゆきちたま
〝Don't let me go. One day, when the old wound hurts again and I feel helplessly weak, I will grab this hand and stand up.〟
Eros度★★★★★
おやおや。喧嘩ばかりのバディが、互いの傷や弱さを受け止めながら唯一無二の「相棒」、そして「番」へと変わって…
上下巻を読んで盛大にすれ違い続ける二人のお話でした。
阿久爾は白露を愛しているものの、自分は亡くなった姫の身代わりでしかなく、白露の心には今も姫しかいないと思い込んでいます。
一方の白露も恋や愛には疎く、自分の気持ちを恋愛として理解できていないため、二人はなかなか気持ちが噛み合いません。
妖怪失踪事件の犯人は阿久爾への想いを拗らせ、阿久爾と同じように妖怪となって一緒に生きることを望み…
人間と妖怪が共存する世界を舞台にしたファンタジーBLです。
白露には亡くなった番がおり、その番から心臓ともう一つの性を託された阿久爾が、新たな番として生きています。
上巻はどういうこと!?と思いながら読んでいましたが、読み進めると前の番も普通の妖怪ではなく、妖の王の血肉を分け与えられて生まれた特別な存在だったことが判明します。
世界観や設定はかなり作り込まれていて、情報量も多め。…
