あさだ2枚さんのレビュー一覧

恋する暴君 8 コミック

高永ひなこ 

思いが通じあった2人

とても分厚い一冊です。
森永のモノローグ「どうしたらこの気持ち全部伝えることができるんだろう」は巽先輩(長髪 受け)のものでもあって、ここからの先輩のキスは神と言わざるを得ないかわいさ。暴君がしおらしくなるとここまで可愛いのか、もたっとボタンをはずす先輩愛しい。森永の「あ、ないちゃった」とか、ほんと君は潜在Sだな!

先輩は森永程好きと言ってくれる人がいなかったら、一人で生きていくしかない性…

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恋する暴君 6 通常版 コミック

高永ひなこ 

「わからない」

「わからない」を繰り返す先輩の気持ちもわかる。森永(攻め 後輩 ゲイ)の恋愛対象が女性ではないように、巽(長髪 先輩)はノンケで生きてきたんだから、森永も受け入れがたい先輩をもっと理解すればいいのに。また同じような悩みでぐるぐるしてる森永。

それはそうとして、この巻はいつにも増して先輩がエッチ!森永の軽い敬語言葉責めが非常に萌える。扉を開けさせるっていい演出だ。ここまで受けが気持ちいいことを…

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やさしくおしえて コミック

井戸ぎほう 

「本気で甘える気になったら俺はすごいよ」

帯にもなってる、いいセリフだ。

いい意味で商業BL漫画っぽくない。イベントで手売りしてる一次創作の同人誌みたいな、創作感が濃い一冊でした。商業レベルでないとかいう意味では決して無く。絵もストーリーも独特の雰囲気で、好きです。

物凄く脳内でいろいろ考えるタイプの人が描いたお話のように思えます。ポンポン作品が生み出せないのではないだろうか、と勝手に想いを馳せてしまう。的外れだったらご本人に…

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学園天国 それは恋です小泉くん コミック

秀良子 

「ダッシュ星」

明らかに秀良子先生の作品群から浮いています。表紙が既に浮いている。それで読むのを相当ためらっていたわけですが、読んでみると、王道ストーリーを秀良子先生が描くと王道ではなくなって、秀良子先生の色が逆に色濃く出て、やはり大好きだと認識させられました。
相変わらずBLへの女子の介入のさせ方がお上手で好き。なんの取り柄もないなんて悲しい事言わないでC子!!君は最高だ

表題作と、短編1作が収録されて…

5

それでも好きです笠原さん コミック

おまる 

試し読みでためらわないでほしい

受の「よしよし」最高!
BL漫画を買うのはもっぱら電子書籍でして、最初の20ページぐらいの試し読みで、あーこのタイプのビッチ受けオメガバースはあんまり当たった事ないな、と思い暫く手を出していなかったのですが、買ったら中盤以降全然違った!まさかの試し読みの弊害!ただのビッチエロエロオメガバースとは違う、設定を活かした心のやりとりがあるお話でした。
紙の本なら購入前に必ず見るであろう裏表紙が、電子…

6

On Doorstep コミック

CTK 

素晴らしい年上受け

前々から良いとは知りながら手を出していなかった作品。表紙左右を同年代かと思っていたら、素晴らしい年上受けでした。
序盤の、リース(元警官現本屋 受け)の靴を足元に座って握るジミー(攻め 素行悪い)に、この漫画絶対好きだわ、と思いました。兎に角リースの醸し出す雰囲気がセクシー。エッチなシーンではないのに、エッロ…と何度も思った。
変わろうとするジミー、まっすぐに謝るジミー、年下攻めの可愛さが詰ま…

1

鬼は笑うか コミック

木村ヒデサト 

来年の事を言えば鬼が笑う

表紙と中身の雰囲気が違う気がするので、表紙が理由で買ってない方はぜひ

木村ヒデサト先生のえぐみにじわじわと侵食されながらも確実にBL漫画的萌もある作品です。

強姦から始まるラブなBL漫画を何本も読んでおいて何言ってんだって話ではありますが、未成年への性犯罪者が出てくる作品には精神が疲れますね。
中学生ぐらいまでしか感じないような性への何かとか、高校生ぐらいまでしか感じないような性への…

2

恋とはバカであることだ コミック

おげれつたなか 

完成されたデビュー作

最近余裕あって包容力もある大型わんこ系年下攻めばっかり読んでたので、表題のキャンキャンした、ノンケパリピ年下攻めが新鮮。
デビューから陽キャラ大学生を描くのがお上手ですね。すでに得意ジャンルが確立されている。心えぐる系の話も既に描かれてるし。全てその後のおげれつ先生作品につながっている。陽キャうまいけど…けどなの故になのか、隠キャもうまい。
おげれつ先生の凄いところかつ好きなところはいつもなが…

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肉食獣のテーブルマナー コミック

草間さかえ 

肉を食べない理由

草間さかえ先生のCPは割と左右が分かりやすい事が多いのですが、表題作のCPは安藤(表紙右 眼鏡)が受けで、水沢聡司(黒髪 双子の弟)が攻めです。ただ、聡司の内面を知るとスーパー攻め様の色気がすごいですね〜

「キス・シロップ」の岸田(攻め マンションで水沢兄弟の下の部屋)は20代だったのか…。騒音に怒ってる以外は落ち着いた大人感が強いので、草間先生的ちょっと年齢高めの会社員かと思って読んでまし…

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地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

"可愛い"

草間さかえ先生は短編集が多いので、丸っと一冊表題作なのは拝みたくなるほど嬉しいです。

この作品でいっとう好きな表現は、篠田(離婚直後の会社員)がお弁当のおかずを2人分作るときに、朝倉(ゲイ 煙草屋兼骨董屋)へ真ん中をあげるってところですね。それに気づいている篠田課長の部下の女性。言葉ではない愛の表現を、作品のこの位置にこの描写の仕方でもってくる草間さん、最高です。
表紙もとっても好き。&q…

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