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榎田尤利 金ひかる
むつこ
色んな意味で、逆プリティ・ウーマンもしくはマイ・フェア・レディな作品でした。 男だということで一点。 もうひとつは、年下受けが年上攻めを改造しちゃうっていうパターンだったことが一点。年上攻めが年下攻めを改造しちゃうのはちょくちょくあるけど、このパターンは新鮮で、めっちゃ面白かったです。 主人公は財閥の御曹司の桜彦(受け)。父親が入院して後継者争い中です。 姐の企みで雪山で遭難しかけた桜彦は、ヒゲ…
砂原糖子 ヤマダサクラコ
ツンデレというか、パープリンで生活能力の低いモデルくんが主人公(受け)です。タイプでいうと、榎田尤利の『君がいなけりゃ息もできない』のルコちゃんみたいなタイプ。 攻めは幼馴染み。大学院生で、同居して、受けのご飯の世話からアッシーくんまでして面倒を見ている。 主人公が本当にバカです。シャレにならないぐらいバカ。言ってはいけないことばかり言うし、働かないし、寸止めでセックスさせてあげないし、コイツの…
榎田尤利 宮本佳野
攻めが良かったー。私の大好きなヘタレ度はまったく足りないのに、好きになったのは珍しいです。 オトナで温厚で優しいけど、ベッドのなかではサド。でも痛いことはしない。 私がゲイなら、彼のパートナーになっていじめられたい愛でられたいw 藤井沢商店街シリーズの三作目です。といってもこのシリーズは独立性が高いシリーズなので、順番に読まなくても大丈夫です。 主人公はネルドリップの天才ギャルソン(受け)。美し…
砂原糖子 依田沙江美
吸血鬼モノです。 主役はリーマンとリーマン。コミカルで、品のいいかわゆいユーモアがいっぱいの作品でした。 主人公はノンケの男(攻め)。 ちょっと気にかかる変人の上司(受け)に関わるうちに、恋してしまう。 砂原糖子さんにこの手の変人を描かせたら上手いんだよねー。一見クールビューティ、その心はただの変人。恋愛下手。他作品でもチラホラ見かけます。 セックスシーンが異常におもろいです。 噛みつきまくっ…
砂原糖子 高久尚子
読みながら違和感が…いや小説世界にはひたりきって泣きながら読んでたんですが、読み終えてその違和感の正体に気づきました。 攻めの性格が悪い! そう、攻めの性格が悪いんです。享楽的な生き方、下半身はゆるい。付き合うきっかけはホモを観察して脚本のネタにするため。平気な顔で嘘をつけるタイプ。こういうタイプの攻め、砂原糖子さんの小説では、はじめて読んだような気がする。木原音瀬さんの小説にはよく出てくるタイプ…
砂原糖子 佐倉ハイジ
可愛くていいお話でした。 大展開のある作品も大変だろうけど、こういう日常の小さな事件をゆったりじっくりと描いて、ちゃんと「読ませる」のも、意外と難しいんじゃないかなァと思う。砂原糖子さんは、そういうのが上手な作家さんだと思います。 主役は、高校時代からの親友です。 大学に入って少しずつ距離が開いてしまう。池上は律也を好きだけど、律也には他に好きな女の子がいて、その女の子は池上が好きで。 律也を押…
砂原糖子 円陣闇丸
砂原糖子さんのデビュー作らしいです。デビュー作とは思えないぐらい完成度が高かった。 丁寧で透明感のある文体、緻密な心理描写、優しくてもろいのに、芯は強い登場人物etc、砂原糖子の源泉を堪能しました。 主人公(受け)は30歳らしくない30歳でした。仕事はできるし、セックスの経験値もそこそこあるのに、恋愛に関してはダメダメだ。ウジウジと年齢を気にし、焼き餅をやき、しかもその感情をうまく相手に伝えられ…
砂原糖子 高城たくみ
砂原糖子さんがヤクザもの…? 砂原さんのイメージ的に、若干不安に思いつつ読んだんですが、めっちゃ面白かったです。 たぶんこの作品は、従来の砂原糖子さんファンには賛否両論あるんじゃないかなーと思いました。でも、私好みだった。要所要所でツボにきて、ケタケタ笑いながら読んじゃいました。 主人公は普通のリーマン。離れて暮らして交流もなかった組長の父親が死に、二代目組長になってくれと迫られます。 だんだん…
砂原糖子 金ひかる
いやはや、面白かったです。 一見クールビューティに見える受けの変人っぷりが楽しくて仕方なかった。それに振り回される攻めが可哀想で可愛くて。 代役として出張ホストすることになった攻め。そこで出会ったのは、情緒の欠片もない美貌の変人。キスも愛撫もないテコキと前立腺マッサージを要求され、すぐさま帰される。色気の欠片もない性欲処理です。 攻めがゲイではないと知った受けは、「ゲイじゃないなら惚れられてトラブ…
砂原糖子 木下けい子
幼馴染みもので再会ものです。焦れったいです。長い長いすれ違いがあります。切ないです。 良作でした。 木下けい子さんの挿し絵、この作品にめっちゃ合ってました。 主役は幼馴染み同士の二人、成明と湊。視点が順番に変わりつつ、ゆっくりじっくり二人に起きる事件や心理変化などが語られてゆきます。 離島を最初に飛び出したのは成明。恋人の湊に「必ず迎えにくる」と約束して、東京へ出る。 でも、それから長い時間が流…