渋茶さんのレビュー一覧

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

紀ノ川よ、自身の耳の良さはいくら自慢してもOKだ!!

大抵のスピンオフ小説は前作からある程度独立した内容になっているから単独でも大丈夫なものが多いのだが、この小説の場合は先に『水曜日の悪夢』も読んでおいたほうがいいと思う。
本来の和成と真吾の運命、紀ノ川の将来が辻褄が合う部分が出てくるし、今回の予想外な展開もあっさり受け入れ易くなると思う。

何かしらの密命を受け紀ノ川に近付こうと画策する良麻。
先に前作を読んでいたので「この時代は」って一言…

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水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

まさか、そっちの方向に引っ張られるとは!?

自分の場合、この小説は九割がた読んで真相が見えてきたところでようやく潜んでいた面白さに気付いたので、できる事ならばネタバレを見ていない状態で読んでもらうのをお薦めしたい。

見た目不愛想で取っつきにくい高校生×臨時の音楽教師。
真吾にバイオリンを教える立場の和成が年上受けとしても教師をしてもしっかりしていたので、彼をどうにかしたいという感情に流されていながらも、本来教師が持つ矜持は保たれてい…

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ラブ&ジャム 小説

いおかいつき  國沢智 

フランスに来てまでも!?相変わらずな面々

リロードシリーズ、14巻目。
今回の舞台は何とフランス!!
フランスで親戚の結婚式に参加した神宮が、宿泊先のホテルでまたしても殺人事件に遭遇する。
日本の警視庁に入った要請を受け、急遽神宮の元へと飛び立ったのは、一馬と警視庁捜査一課の本条&吉見コンビ。
吉見ってば一馬と共に過去のリロードシリーズ出張編の京都、沖縄、北海道とすべてコンプしているんだなってのに気が付いたが、元は叔父である副総監…

1

白虎さまと子守りいたします。 小説

榛名悠  駒城ミチヲ 

何だか不思議な天司さまの成り立ち

今やBL小説で主流の一つになった異世界トリップもの。
『助けてくれ』の叫びを聞き取り異世界に引き込まれた遥斗は、2歳児相当の虎耳と尻尾を持つ双子の乳母の役目を仰せ付けられる。

異世界では天司たる者が、国の豊穣や平穏無事の為に天候を管理するという大役を背負っているが、訳あってフーガ(攻め)は引退し、新たに産まれた双子のテンとライに代替わりしなくてはならなくなったのだ。
この幼児達に国の最重…

2

法律事務所に恋が咲く 小説

樹生かなめ  富士山ひょうた 

奈良、鹿の刷り込み以上に頭を抱えるトンチキがあった

生まれてから奈良を出た事がなかった健介は、職を世話してもらったのを機に上京したが、簡単に東京に馴染めないうえにひどい方向音痴が災いして使えない新人扱いされてしまう。
せめて都会の大学に進学・下宿経験があればよかったのにね、と思ったのも束の間、まさかシュレッダーにネクタイを巻き込む鈍くささとは…
こうした経緯でファッションブランドの事務所をクビになるも、代わりに紹介してもらった次の職場・法律事務…

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傲慢紳士と蜜愛バカンス 小説

神香うらら  こうじま奈月 

駆け落ちカップルを説得するはずだったのに…

婚約したはいいが彼氏の親に反対されて駆け落ちした攻めの弟と受けの妹。
話は攻め視点と受け視点がところどころ切り替わって、妹を説得したい凜(受け)と、説得にはあまり乗り気ではないプレストン(攻め)がNYからカナダ・ケベック、バハマ諸島を巡っているうちにお互いが好意を抱いていくといった内容になっている。

更には無人島にまで行き着くのだが、途中でトラブルに遭遇した為に、弟×妹カップルを気にかけて…

1

郵便配達人は愛を届ける 小説

伊勢原ささら  鈴倉温 

敢えて絵葉書を使うってのにレトロな趣を感じる

純情な田舎の郵便配達人・洋介(攻め)が、都会から移住してきた絵描き・悠月と心を通わせるまでの恋物語。
表紙のホンワカとした可愛らしさが気になって読んでみたいと思っていたが、いざ手に取って裏表紙のあらすじを見ると「えっ、嘘をつく展開があるの?」って戸惑いも少しあった。
まぁ、プロの絵描きであれば一発で見抜かれるだろうな、とあっさりばれるものではあったが。

この話は攻め視点で進行していき、す…

2

誑惑の檻~黒皇の花嫁~ 小説

妃川螢  みずかねりょう 

紆余曲折で読むのに難儀した

ちるちるデータベースにある通りの裏表紙のあらすじ紹介を読んでみて、一瞬では理解できずに『は!?なんだこりゃ(;´・ω・)』ってなったのは私だけ、なのだろうか?

そんな自分の為に一応あらすじを補足しておくと…
9歳の頃に父親を殺された凛(受け)は母親と逃げ、目立たないようにひっそりと暮らしていた。
その母親も10年後に亡くなり、追っ手を警戒していた矢先に襲われたところを謎の男・嵩原(攻め)に助けら…

2

恋する罪のつづき 小説

いおかいつき  麻々原絵里依 

冷やかし禁止の同窓会事件

高校時代のバスケ部員が集まっての同窓会は単に昔を懐かしむものではなく、意図的に集められた顔ぶれから、とある真相を探る為のものだった。

最初はいおか版サスペンス劇場かと思っていたら、いざ読みだすと真面目なミステリー仕立てとして舞台の状況説明がじっくりと書かれていたのには内心頭を抱えてしまい、この部分を読むのに難儀した。
実はミステリーものでも主人公や登場人物の心情を追って読むタイプで、建物・屋敷と…

3

ぞっこん ~彼は車に迫られて~ 小説

松雪奈々  兼守美行 

弟よ、お前もか!?

乗り物擬人化攻め・第2弾。
車のフィッツくんにもめでたく運命の人が現れました!!
…といっても前巻でスピンオフの伏線があった通り、お相手は碧の弟・朱里くんだけどね。
2作目ともなるとあらすじも感想も『弟よ、お前もか!?』って一言に尽きるのだが、これだけではあまりにも大雑把すぎるので…

今回の攻め・フィッツは同じ乗り物からヒト化した隼と比べると大人びてスマートな物腰だ。
隼のほうが正直すぎて正体や…

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