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水原とほる 高緒拾
渋茶
ネタバレ
2004年刊、再読。 衝撃作『夏陰』の続編だが、この一冊も容赦ない痛さだった。 岡林も鬼畜一辺倒って訳ではなく、雪洋の様子を見ながら慎重に甘やかそうとする素振りもあるかな?って感じるものの、まだまだ痛いっす。 過酷な状況の中でも岡林に歩み寄ろうと、ようやく彼を「祐司さん」と呼ぶのに馴れてきたところだが、それでも二人の間柄は世間一般の夫婦とはかけ離れたものだ。 濡れ場も満載で、岡林は淫蕩…
自分はよく水原さんの小説のレビューで「痛い」と騒いでいるが、その由縁となるのがこの一冊なのだ。 2003年刊、再読。 どうして当時新刊で平積みになっていたこの本を手に取ったか不思議だが、未だに手放さずにいるのもまた不思議なのだ。 何せ冒頭から初対面のヤクザ者にレイプされ、有無を言わさずに囲い込まれて同居を余儀なくされ、強引に周囲の者達にバシタ(ヤクザの奥さん)として認知されていく… 痛…
火崎勇 金ひかる
2020年刊。 火崎さんの小説を読むのは久々になるなと感じて購入。 一冊内に主人公・榎津が突然子供の姿にされた表題作と、その後彼の下に就いている新人社員・福永と恋人同士になった?後日談が収録されている。 どちらも榎津視点で書かれていてテンポ良く読める。 設定では榎津は30歳のやり手管理職なのだが、見た目(金さんの挿絵)の印象からしてアラフォーでも良かった気がする。 マンション建設予定…
妃川螢 金ひかる
2017年刊。 これまでのBL読書歴を振り返ると、どうも自分は攻め受けどちらかが獣医という設定が好きらしい。 タイトルに”溺愛"と付くし、年上ジェントルマン攻めならば大いに好みだろうと思って読んでみた次第だ。 仕事に挫折してしまった新米獣医・祐季の元に送られてきたドイツ行きの航空券。 気分転換になればと訪れた祐季を「我がフィアンセ殿」と出迎えたのは、ドイツ貴族・リンザー家当主…
佐々木禎子 佐々木久美子
2009年刊。 一昨年に読んだ前巻の内容を覚えているうちに続巻も読んでおこうと思い立って購入。 前巻もお仕事BL色が強かったものの、舞台が中東・バルファード王国だったのでアラブ色は感じた。 今回は舞台が東京だったのもあり、異国情緒が恋しかった。 王位継承権を手放したナイジェルとの遠距離恋愛で、芳人は彼の事を想う一方で身分不相応で身を引く事もできずにくよくよと悩む日々だ。 そのくせ彼が…
一文字鈴 カワイチハル
2018年刊。 裏表紙のあらすじから既にネタバレを察するけれど、気にしない気にしない(^_^;) まぁ人狼攻めだろうなと期待した通りで、冒頭から自分の好きな甘々溺愛な予感は難なく当たった。 ちなみに年上外国人攻めってのも好みの要素だったりする。 この話は王道的な展開、人が好い登場人物達で癖がないので地雷で引っ掛かる部分もない。 ただ話全体があっさりしているので、せっかくの人狼攻めと人…
真宮藍璃 Ciel
2019年刊。 おおよそ近世終期から現代に差し掛かる辺りの欧州をモデルにしたような舞台だ。 ちなみにこの話は”花嫁もの”とは違うのでご注意を。 ついでに付け加えると、調教ものでもないのでエロ描写もキツくはない、と思う。 没落寸前の家名と領地を守る為、東洋的な美貌の色濃い春都の元に男色趣味の悪辣貴族の男花嫁となる話が舞い込んできた。 悩んでいた春都は偶然再会した士官学校時代の友人で、そ…
ジャガー芋子
2019年刊。 初読み作家さんなのにチラ見なしにぶっつけ購入したが、絵が自分の好みに合ったので一安心。 絵が綺麗だしすっきり見易く読み易い。 但し表紙のエロっぽく誘う雰囲気に期待していると、少~し肩透かしを喰らうかも知れない。 ちょっぴり表紙に騙された部分もあったものの、霧島センセが自分好みの『あざとくない素が天然な美人受け』だったので良かった。 堅物で取っつき辛い雰囲気を気にしてい…
サキラ
2015年刊。 ガタイが良くてムチムチしてて雄っぱいも発育していて… 受けの子が高校生に見えない発育ぶりですね… コミック一冊分の中身は、表題作+書き下ろし後日談、他3編。 即物的な気分になってエロが読みたくなった時向けのオチなし、エロ有りきの 短編集かと思いきや、2~3話構成で内容がまとまっているものもあって面白かった。 『真夜中のパレード』はビッチ受けの先輩が結構色っぽいし、『…
遠野春日 高橋悠
2005年刊。 金と人脈に糸目を付けない『金曜紳士倶楽部』が活躍する第2弾は、この手の面々が好きそうな幽霊ネタが登場。 おまけに『叶わぬ恋に未練を残した美少年』というお約束だったりする。 う~ん、今回は幽霊の遺した想いと千尋の鷹也への恋慕を共鳴させたいって狙いが直ぐに見当が付いてしまう。 内容に関しては、遭遇したミッションの取っ掛かりよりも鷹也と千尋の両想いの心情のほうに割合が割かれて…