total review:301279today:7
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
100/212(合計:2113件)
山藍紫姫子 座裏屋蘭丸
ふばば
ネタバレ
イヤ〜…凄かった… 粗筋や内容は省略して感想だけ書きます。 正直、中盤までは。 山藍先生にしては随分普通だと思ったし、振り切ってない感を感じてた。 美少年、芸術、肉体の美、欲望の醜悪さ。 一般人にも連想できる範囲の舞台装置に感じてしまった。 十分面白くはあるけど、アノ耽美の女王・山藍紫姫子作品、と思うと物足りなさを感じていた。 しかし! (ネタバレ注意↓↓↓↓) …
オオタコマメ
Dom/Subユニバースは注目ジャンル。 こちらは作者様のデビューコミックスとの事。完成度は高く、非常に面白かったです。 高校生同士。 ちょいヤンキー設定の倉科はDom。 優秀で隙の無い生徒会長・一色はSub。 倉科は誤解で一色につっけんどんな態度を取っていたが、ある日体調不良で倒れている一色を見つけ… 一色がSubと知った倉科がDomパートナーとなって…とストーリーは展開しま…
夕映月子 高峰顕
特に華もなく取り柄もない地味っこにキラめく王子様が現れて… …という少女漫画の普遍的ストーリーだと思いました。 地味っこ・朝霞は地方の鉄道会社始まって以来の東大卒。 頭は良くてもどうも世渡りというか人当たりは良くなくて、人付き合いより鉄道が好きな鉄オタ。寮の部屋には模型を張り巡らせてます。 一方お相手の市川は同じ会社の超イケメン運転士さん。でも隠れゲイ。 そんな2人の恋物語は萌が詰ま…
五月女えむ
非常に面白かった! 官能小説家のおっさんと、生意気なエロガキ。 …というカップリングですが。 「おっさん」は性格はともかく外見上は全然おっさんでなく逆にイケおじで。 「エロガキ」は年相応で、読み進めると生意気どころかどんどん可愛くなっていく。 その若さゆえの真っ直ぐさと良い意味での自分本位で、作家である紫藤にグイグイ食い込んでいく。 勿論、性的な行為を先に始めたのは紫藤の方ではある…
松田美優 奈良千春
面白いッ! 読み応えありすぎる。 イマドキのBL小説ジャンルはファンタジーが多くて、ファンタジー苦手な私は昔の作品ばっかり彷徨ってるんだけど。 コレは最高だ… 日常にあらわれる亀裂、その怖ろしさ。 そういうモノをBLで描くのが最高にスリリングなのに、なんで最近こういう作風がないのだろう?残念でならない。 …というジャンル偏重批判は傍に置いといて。 本作は、近親相姦もの。 父…
藤崎こう
「獣」シリーズ新作降臨! しかも、私の好きな「大郷xカオル編」じゃないですか。嬉しいですね〜。 ところで。 「獣」シリーズ。ハードルが高すぎですよね。 タイトルが統一されてなくて、本作がシリーズの20作目。 何も知らずに買ってしまったアナタ、どうします? …って感じで。 かくいう私もシリーズ18作目の「気高き獣のテリトリー」を読んでからの遡り派ですので、今更読めない派の気持ち、わ…
水原とほる 高階佑
2010年作品。 ヤクザもの。 かなり終盤まで甘さは無くハードな展開。 …で。私こういうの大好物です。 主人公は美貌の組員、浅黄慶仁。 組員といっても、完全に本部内でカネの動きを操作している経済担当。 組長の慶次郎の寝室にまで出入りしているので、周囲からは「男妾」という目で見られている。だが実は… …という慶仁の出生の秘密的な背景があり、そこに組長の急な死、そこからの跡目問題、反…
洸 須賀邦彦
2005年発表作品。 前半〜終盤まで、かなり好きな展開! 学生時代からの片想い。 恋が終わったら飽きられて離れるしかない、だから恋人よりも頼り頼られる相棒/参謀でいたい…だからこの心は押し殺す。 そんな受けの鋼のようなメンタル。 対して攻めはカリスマ性のある魅力的でリーダーシップのある風間。 勿論恋の相手は途切れなく、男も女も問わず。 今、受けの相沢は風間の後を追って入社した玩具…
紺吉
2021春、実写化するという事で、JR某S駅のそこかしこにドラマのポスターが貼ってありまして。 私は実写ものって苦手で今までどれも見てなかったのですが、各登場人物の一人ひとりのポスターを見て興味が湧きました。 今をときめく若手イケメン俳優たちが大集合。BLあるあるの一言コメントもクスリと笑える。 とりあえず原作の方を読んでみよ〜、というわけで。 内容は、数多あるBL作品の、よくある設定…
池玲文
一言、 美しい〜……‼︎ その一言。 ストーリーとしては、日常とは離れたファンタジー的な要素と恋愛が混ざる感覚で、銀閣博士の系譜に連なっている作品のように思える。 主人公は、奴隷出身のティム。 雇い主の魔術師・シルヴァンに恋して、どうしても思い出が欲しくて、魔法の小瓶の液体を飲んでまでも。 そして想いは達せられる。 そんな可愛くて切なくて不思議なストーリーが、池玲文先生の超絶美麗…