ふばばさんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

苦しんだ分だけ幸せになれる。きっと

コミック「いつも王子様が♡」とのコラボ作。
「いつも〜」の漫画家、朝比奈のマンション1Fにあるデリ&料理教室を切り盛りしている篤史、が主人公です。
ゲイの篤史は、最近常連になった一人の男性に惹かれ始めていた……
この男性、会社員の宮村は篤史の3才年下で、明るくておおらかで、周りを明るくさせるようなタイプ。
ゲイであることに罪悪感を抱き、誰とも恋愛などしない、と頑なな心を抱いている篤…

6

蝶の住処 コミック

祐也 

蝶の住処は蜘蛛の巣館

何ともミステリアス、かつ妖しい雰囲気が漂う「亜久里」様。
もしやこれは人外モノ?と勘違いして購入しましたが、人外ではありません。
高級外車ディーラーの営業マン三津田が紹介されて出会ったのは、超売れっ子マルチ作家(故にかなりな金持ち!)の亜久里ひろむだった。三津田はそれとは知らず亜久里の別名義の小説やラノベ、RPGゲームやH系ゲームなどほとんどを所持していた!
実際の亜久里本人はモルフォ蝶が飛…

3

君によりにし コミック

木下けい子 

しっとり系、2篇

すごく良かった…
…でもこの設定は決して好みじゃない…

だって死んだお父さんの代わり、だなんて。
寂しげに、通夜に家に上がりもせずに帰る小野寺。先生によく似ている、と呟く彼は、多分「声」の事を指していたのでしょう。
そして多分、小野寺の先生に対する想いは心の中だけの一方通行。でも、その先生は亡くなり、同じ声を持つ彼の息子と対峙するうち想いが溢れ出て。
続くセックスシーンは、小野寺にと…

5

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

ゆったりした時間

これ、物凄くイイです!
時代は戦後、偏屈でわがままな作家由利先生x弱小出版社勤務で由利先生担当の編集者六車のCP。
由利先生は原稿を盾に、スイカが食べたいだの何だのとわがまま三昧。六車は振り回されつつも、由利先生の要求を満たすべく健気に頑張るのです。
そんな六車が可愛くて、独占したくて、時々はウブな六車が気付かないようなちょっかいを出してくる。
大人で、醒めてて、余裕で。そんな由利先生が、…

7

ギリギリな僕ら コミック

新井サチ 

ギリギリな恋、2篇

「おとなりにノラ猫」「後ろのケダモノ」の関連作です。3作読んで大団円という展開ですが、一作ずつでももちろん面白いです!

「ケダモノ予備軍」
幼馴染の同級生CP。プロサッカー選手彪(アキラ)xスタイリストの卵で修行中の伸二。あ、先にバラしときます。リバ展開あり。
友達としか見てなかったのに告られて、逃げてしまった伸二。向き合うことを決意して友人付き合いを再開して…という展開。
この作品の…

2

hide and seek コミック

池玲文 

池先生のフリーダムな無限さに驚かされる

本作は、表紙からも分かる通り……
ゲイ!肉マッチョ!ヒゲ!オヤジ!ジジイ!モロ出し!のオンパレードであります。超短編でHしてるだけってのもあります。
池先生、アナタどんだけですか。

「hide and seek」
ケンカしてたのになぜか肉弾戦へ。短髪受けです。

「パラレルパンチ!!」
ソノ筋のオヤジ(スポンサー)x格闘技の選手。イボを仕込んだtnkでヤられる(オヤジの方が選手よ…

3

ひんやり廊下、万華鏡 コミック

池玲文 

3種の恋の詰め合わせ

このタイトル。数あるBLコミック・小説の中でも、一二を争う素敵タイトルだと思います!

「ひんやり廊下、万華鏡」「廊下の先、二人きり」
だがしかし、裏表紙の粗筋にて高校生が教師に犯される、と知り躊躇。苦手設定だなぁ…と半ば仕方なく読み始める。が!いやいやどうして。
この生まれたての子鹿のような稿左くん。キミの恥ずかしいあんな所こんな所、みんな見ちゃってごめんね。そんな気持ちになっちゃいまし…

3

色重ね 小説

剛しいら  高口里純 

意外とドライな和風耽美

剛しいら先生はやっぱり凄い……
今作はワルい画商x現代の浮世絵師の物語。プラス共依存というか共執着のSM風味、の趣きです。
京司が隠れて描いていた絵を見て彼のM願望を嗅ぎ取った黒崎は、アメとムチを使い分けながら、「男が怖いが男に犯されたい」という京司の隠された性癖・欲望をどんどん開発しつつ京司の『現代の錦絵、ジャパニーズポップアート』の唯一無二の才能を開花させていく。
京司は初めて黒崎に暴か…

4

好きなひとほど コミック

はらだ 

読みやすい「はらだ」作品

やっぱり凄く面白かったです。さすが。
王道、と言われるBL的展開というものがあって、今時のBLはみんなそこからいかに踏み出す個性を出せるか?っていうところで試行錯誤的に多様化してると思うのですよ。その中でも、やはりはらださんは頭ひとつもふたつも抜け出て、はーこういう展開になるの……と嬉しい驚愕感があるのですね。
私は「下衆」というのは実際好みではないので、冒頭の飯田にキツくあたる米田はイヤ〜な…

3

かみなりソーダ コミック

依田沙江美 

これぞ「BがLする」物語

依田沙江美先生の作品は中毒性がある!
まず冒頭の「bear garden」ですが、自由になりたがってる美形君が、全寮制の中学に入学するシーンから始まります。ページをめくるといきなりアンニュイ系高校生(多分3年)になっていて「星の君」なんて呼ばれてる星弥。
で、黒髪短髪のカッコいい高校からの入学組、龍泉との距離を縮めていく話なんだけど、龍泉は公園の猫に餌をやって喜ぶような意外と子供っぽい子で、お…

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