みざきさんのレビュー一覧

輝ける金の王子と後宮の銀の花 小説

名倉和希  石田惠美 

転がるように惹かれて

手に汗握るハラハラドキドキするような超展開や、ものすごく強く印象に残るキャラクターがあるかというとそうではなかったのですが。
ちょっと何か読んでひと息つくのにぴったりの、重すぎず辛すぎずなちょうど良さの中に名倉先生らしさありの読みやすい1冊でした。

国内に蔓延る膿を排除するため、他国からやってきた王子であり、忘れ去られかけていた人質でもあるリクハルドを利用しようと近付く第3王子のフェリクス…

5

麗しのオメガと卑しいアルファ~カースト逆転オメガバース~ 小説

羽生橋はせを  羽純ハナ 

ありそうでなかった吸引力の高いタイトル

タイトルを見た瞬間に「あっ、読もう」となった吸引力の高さでした。
いやはや、カースト逆転!おもしろいですね!
これはなかなかありそうでなかった設定なのではないでしょうか。
こちらが作家さんのデビュー作とのことで、正直なことを言えば、読んでいて少々引っかかる点や粗さはあるのです。
でも、他にはないカースト逆転という強い設定と、王道の幼馴染ものの恋愛の良さがマッチしていて面白かったですし、何よ…

3

姫野くんはときめきたい コミック

ハルモト紺 

ひとつひとつのエピソードはすごく好き

ときめきの予感しかしないカバーイラストに吸い寄せられました。
姫野くん、なんてかわいらしいんだ。
これは手にとってしまいますね。

高校生が繰り広げる青い春の中に少女漫画とBLの良いところを凝縮させたようなときめきエッセンスがぐるぐるっと混ぜ込まれていて、はちみつレモンみたいな爽やかさの1冊だったなあ。
姫野くんが現役高校生漫画家だったり、みんなの王子さまこと王子が少女漫画好きだったりと…

1

彼方へ届いて恋は咲く コミック

ソラノハル太 

感情爆発な攻めが愛しい

彼方のキャラクターがいわゆる不思議ちゃんだったからか、ちょっぴり流れが急に感じるところもありでした。
…が!記憶も曖昧なほど昔から知る幼馴染同士ならではの、焦ったさやもどかしさがふわっと香る微笑ましい1冊だったかなと思います。

恋がなんなのかも分かっていないような恋愛初心者同士だというのに、お互いにゴリゴリの独占欲を無意識に見せつけてくる2人。
読み手的にはとっくの昔に相手のことを自分の…

2

花の魔法使いは御前試合で愛される 小説

伊勢原ささら  麻々原絵里依 

「こうなる」を楽しむ

パッと目を引く派手な形でも印象に残る鮮やかさでもなく、庭や道端にそっと咲いているような、素朴でありながら親しみやすくかわいらしい花。
そんな印象を持った恋のお話でした。

魔法ものは数あれど、花を咲かせる能力に特化した魔法使い設定はあまり見かけず面白かったです。
花が存在するのも主人公たちが暮らす国のみというのも面白いですね。
あたり一面に花を咲かせる魔法描写が素敵で、いったいどんな花で…

10

ギニーピッグは檻の外の夢を見ない 下 コミック

理原 

もう少し肉付けがあれば

謎が残ったまま上巻から下巻へ。
勢いのまま一気に読んだ結果、物語としては非常に面白かったです。
でも、想像していたよりもあっさりすっきりとまとまってしまっていたかなと惜しく思うところありでした。

隼仁と凪冴の関係と共に描かれる、男性妊娠研究施設の闇。
国が明るく大々的に推し進めるプロジェクトの裏側。
この1番知りたかった部分がなんとも苦いものでして…
そんな口の中いっぱいに広がる苦…

5

硝子の家でおはようを コミック

つし子 

ひとつ屋根の下の素敵なぬくさ

作品を生み出す才能と引き換えたかのように、生活能力にやや難ありの画家と、ひょんなことから彼の家で住み込みのマネージャー業を引き受けることになった元サラリーマンのお話。

素朴ながら目をひく四季の家をきっかけに、ほんの少し前まで他人だった2人がひとつ屋根の下で暮らしていく。
大きな出来事は起こりませんが、作品全体に流れるぬくさが気持ち良い作品でした。
世話焼きな敬語年上攻めと、攻めにぺたっと…

2

アルファ嫌いの幼馴染と、運命の番 小説

榛名悠  みずかねりょう 

素朴な萌え

ああきっとこの後こうなるんだろうなあと分かっていても、王道作品ならではの「きっとこうなる」を追うのが楽しかったりします。

アルファが側にいるだけで、まるで鼻炎か花粉症のようにくしゅんとくしゃみが止まらなくなってしまうアレルギー体質を持っている主人公…と、珍しい設定が面白い1冊でした。
ただ、先述の通り作中からBLの王道の香りがするものですから、全体的にお話の展開が読めてしまったんですね。

3

理想じゃないけど君が好き コミック

リオナ 

好きって素敵だ

何事もきちんと言葉に出して相手に伝えることができる、正直な人たちが繰り広げるやさしいお話でした。
うーん、素敵!好きなテイストのときめきが詰まっていたなあ。

30歳を前に、恋人ではなく結婚相手を見つけたい光成。
将来のための条件を挙げていたはずなのに、いざ目の前にまるで面食いな自分のための理想が服を着たような青年・新が現れた瞬間の反応がかわいいったらなかったです。
これは絶対面白いタイ…

1

夜明けの唄 5 コミック

ユノイチカ 

今後の展開が楽しみ

簡単には進んでくれない、一筋縄ではいかないストーリーが好きです。
どんな結末を迎えるのかが気になる作品の上位に入る作品のひとつなのですが…
いやはや、今作もすごい迫力でした。

5巻はシリーズの中でも少々重ための内容となっていますので、目次の注意書き内容を受け入れられない方もいらっしゃるのではないかなと。
覡という存在にフォーカスをあてた掘り下げ巻だと思いますので、萌え要素を求めるとそち…

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