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榎田ユウリ
みざき
ネタバレ
時は令和、所は日本。 大学の美術論講師として来日した英国人のアンソニーを迎え入れてくれたのは、和装に髷姿の武士だった… と、まるで数百年前の世界にタイムスリップしたかのような出で立ちの青年武士・隼人と、巧みに日本語を操るアンソニーが繰り広げる異文化交流同居物語。 外国人のアンソニー視点で語られる日々は、ヒューマンドラマあり、ほんのりブロマンスめいた雰囲気ありのあたたかみのあるものです。 …
栗城偲 麻々原絵里依
ある日突然、大好きなゲームの世界の大好きなキャラクターが現実世界にやってきた。 なかなかに突飛な設定ではあるのですが、これが非常に面白くてですね。 転生ものというよりも、奇妙な同居生活がどんどんと心地の良いものになっていく様をこっそりと微笑ましく見守っているような、そんな気持ちになれる作品かなと思います。 どんなことにでも誠実で、包容力があって、それでいて時折誰もが赤面してしまうほどの爆…
小中大豆 奈良千春
最近は現世で死んだと思ったら異世界に飛ばされていた系のお話が多いなあと感じつつ、小中先生ならきっとおいしい味付けにしてくれるはずと手に取った次第です。 小中先生と奈良先生タッグは個人的にアツいものがありました。 小中先生って、ファンタジーの中に全部がお綺麗なものでできているわけではないぞと、ちょっぴり現実的という名の厳しさや辛さを混ぜ込むのが非常に上手い作家さんだと思っていて。 今作もそ…
神香うらら 柳ゆと
神香先生の外国×事件ものが好きです。 恋の吊り橋効果シリーズにも同じものを感じるのですが、簡単に先が読めてしまうほど単純ではなく、かといって難解すぎもしない事件具合というのでしょうか。 ある程度は想像がつくけれど全てはわからない絶妙さ。 BL要素とあわせて読んだ時に、なんというか良い意味ですごくちょうどいいんですよね。 前作で恋人関係になり、現在は超至近距離のご近所で暮らしている2人の…
ニャオスキー
初めましての作家さんでした。 非常に雰囲気のある装丁にビビっと惹かれて手に取りました。 カバーデザインはエドワード・ホッパーのオマージュなのかな。 カバー下もパキッとした黒に白が映える素敵さでした。 80-90sのアメリカ映画がお好きで、好きなものを詰め込んだとのことなので、もしかしたら映画好きの方はにやりとできるところがあるのかも? 万人受けするかはわかりませんが、好きな人はきっと好き…
恋緒ジノ
カバーデザインと帯の配色のおしゃれさ、褐色肌の皇子に惹かれて。 鳥籠や異国風の建築物の装飾など、丸みのあるもの…曲線の描き方と使い方が上手く、センスの良い画面構成が魅力的でした。 それはここではないどこか。 囚われの麗しき褐色の皇子と、にこやかな笑みを浮かべながら皇子を凌辱し、大切に閉じ込めて歪に愛でる宵闇の王。 架空の国を舞台に描かれる、最悪から始まる物語です。 鳥籠に異国の王…
幸田みう
誰も傷付かない、タイトル通りハッピーでかわいらしい1冊でした! 学校生活を平和なものにしたいと考える彼らの発想は、とってもシンプルかつ単純でちょっぴり笑えてしまうおばかさを感じるものなのだけれど、そこに幸田先生の柔らかな絵のタッチと見事にマッチしていて素敵。 癒し度が高く、読んでいて微笑ましくなる高校生の日常生活がすごく心地良いんですよねえ。 きらきらとしたまぶしさを感じる青春ではなくて…
水無月さらら 野木薫
文体も、お話も、登場人物も、なんというか非常に独特で個性的な1冊でした。 読みやすい読みにくいで言うのなら、読み始めはクセのある文とセリフにちょっと読みにくさを感じたのです。 けれど、20Pほど読み進めていけば、不思議なことにこの独特さに心地良さを感じている自分がいるではないですか。 流れに身を任せたままするっと読み終えて今に至ります。 添い寝から始めましたのタイトルから、いわゆる添い…
金魚鉢でめ
タイトルに1と付いているということは、もしかして続きが読めるのでしょうか? 穏やかかつ微笑ましい交流から始まる恋も、登場人物たちのセリフのチョイスもすごく素敵で、もっと2人の行く末を追いかけたくなる作品でした。 金魚鉢でめ先生の絵柄も、キャラクター達のいきいきとした表情も素敵なんですよねえ。 自動車教習所から始まる出逢いも珍しければ、受けが教官というのも珍しく、あまり見かけないお仕事描写…
りーるー
タイトルとカバーイラストに惹き寄せられて手に取ってみれば、ひょんなことからトカゲの国に転移してしまう主人公…と、なかなか見かけない個性的な設定が光るお話なのですが… お、面白かったな〜…!? 言語不通の人外獣人国へのトリップものとしても楽しめましたし、BLはもちろん、人情ものとしても楽しめる素敵な1冊でした! パティシエとして社会でなんとかやってはいるものの、どこか疎外感や孤独を感じ…