Sakura0904![]()
◆夜の落下(表題作)
興味深いキャラクター設定とストーリー展開でした。受けの九鬼は義母と仲が悪いわけではないけれど、彼女に嫌われたくないがために彼女の言うことをひたすら従順に聞いてきた男性です。結婚を期待してくる彼女のため、セックスができる体にして欲しいと攻めの多田に頼みます。快楽を感じながらも、義母への謝罪なのか神への謝罪なのか何度も「ごめんなさい」と謝る九鬼が痛々しいです。クリスチャンとし…
この美麗なタッチで描かれるギャグ色濃厚なBLがだんだんクセになってきました(笑)。『ラムスプリンガの情景』のようなしっとり泣ける純愛ものから、この作品のような思わず噴き出してしまうシーン満載のラブコメまで、守備範囲がとても広いですね。個人的に今後の作品も非常に楽しみな作家さんです。笑いと過激なエロが渦巻く中にもちゃんと深い愛が感じられて、キャラクターの魅力もページを捲るごとに増していき、最後まで…
桜井が蓉一の両親の話に向き合う決心をしたことで、蓉一も長年ずっとすっきりできなかった想いを昇華させることができます。あんなに淡白だった桜井が、今では好きな人のために積極的に動き、目を逸らしたい物事にもしっかり目を向けて知ろうとする。蓉一だけでなく、桜井も1巻の時から随分変わったなぁとようやく感じました。お互いがお互いに良い影響を与えられたわけですね。この2人の偶然な出会いは必然のものだったんじゃ…
中盤で蓉一が、まずは自分が変わらなければ桜井にも変わってもらえないと気付くところがすごいなぁと思いました。私からすると1巻の最初の頃と比べて、今の蓉一に至るまでの変化ってものすごく大きいと感じていたんですが、本人にはその自覚がないんでしょうかね。他人を変えることって本当に難しくて、自分の変わった姿を見せることで相手にも自分から変わろうと思ってもらわなきゃ、なかなかできることではないんですよね。こ…
蓉一の可愛らしさが高まってきましたね。1巻の序盤でなぜ桜井に対してあんなに突っかかるような物言いだったのか不思議なほど、本当に年齢相応、むしろ実年齢より少し幼いくらいの純情さが垣間見れるようになってきました。桜井がついつい付け込んでしまいたくなるのも分かるなぁ。藤本も桜井のライバルポジションとして依然存在感は主張してきますが、肝心の蓉一にとってはほとんど眼中にないという感じで気の毒に思うほどでし…
蓉一の纏う壁が一気に薄くなったような、少なくとも1巻よりは随分感情が分かりやすくなったように感じました。感情をあえて出さないようにしているとか、隠しているというわけではなく、彼自身は普通に過ごしているつもりでも他人には感情に乏しいように見えるというだけなんですよね。けっして感情がないわけではない。そんな蓉一の、桜井と会話することで自然と分かりやすいほど感情が溢れてしまうところが、年相応で可愛らし…
森に囲まれた立派な屋敷の家主を務める蓉一がかなり取っ付きにくい性格で、まだあまり魅力を理解しきれていないので、2巻以降彼の印象が変わっていくことを期待したいなと思います。既にそんな彼がたまに見せてくれる笑顔に惚れてしまった、年上の桜井。桜井はゲイというわけではないので、初対面の印象もあまり良くはなく未だにその言い方が癪に触ると思ってしまう蓉一を好きになるのが、ちょっと早いかな?とは感じました。た…
最後までテンポ良く、さくさく読み進められる作品でした。仁と自分との間に埋められない溝を感じながらも、ナカモトに唆されることはなく、完全な犯罪者サイドからは手を引くことを選んだまゆみ。ナカモトとのタッグもそれなりに好きだったので、もうこの頭脳派チームの流れるような手捌きや大人の関係は見れないんだなぁと思うと少し寂しい気もしますが、自分の進む道を潔く盛大に方向転換できるまゆみの意志の強さに惚れ惚れし…
攻めのまゆみはなぜ仁の元に転がり込んだのか、上巻だけではまだ掴みきれなくて、本当に面白くなるのは下巻からなのかなという感じです。まゆみと仁のBL要素もそんなに強くないし、お互い気にかけてはいるけれど、特に好きって気持ちはまだ見えてこない。
ただ、ストーリーにはとても引き込まれます。よくある行き倒れの人を助けて家に上げてあげる話とはまたちょっと違うし、そこはかとなく関わってはいけない人種の…
キスの頻度が増えて甘さを増した2人がとっても可愛かったです。源介もぐいぐい攻めるけれど、ずっと稽古三昧の日々で恋愛経験が豊富なわけでもないでしょうから、ふとした時に初心さが垣間見れるのが可愛らしいですよね。惣五も色っぽい表情を見せることが多くなり、それをいつも至近距離で見ている源介はたまらないだろうなぁと思いました。
キスの現場を知り合いのカメラマンに撮られてしまいますが、彼は惣五の祖父…
