家賃

yachin

家賃
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×27
  • 萌6
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
7
得点
54
評価数
18件
平均
3.2 / 5
神率
5.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥560(税抜)  ¥605(税込)
ISBN
9784403521249

あらすじ

中学教師の遼の部屋に突然、勤務先の学校を卒業した人気アイドルの望月和哉が転がり込んできた。担任でもなかった男の所へ何故かそのまま居着く和哉。態度だけはデカく「家賃ならカラダで払う」が口癖だが、芸能事務所をやめて親からも見放された少年を、遼は追い出したりもできなかった。けれどある時、今までの家賃だと言って、和哉が大金を持って帰ってきたことから……?やさしいプライベート・レッスン!!

表題作家賃

遼・24歳・中学校教師
望月和哉・15歳・元アイドル

その他の収録作品

  • 家賃+α
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数7

閑話のような印象

どこが面白いとも面白くないとも言えない…なんとなしに終わってしまった印象がありました。

薄い本ですが、それにしてもこの半分くらいのページで十分じゃないかと思うほど内容が薄い。
問題を起こして行く先のない中学校の教え子が教師の下に居候する、という内容でまさにタイトルそのものなんですが、そこから何か発生するかというとそうでもなく、何か起こるのか??と待ってる内に会話が主体で終わってしまった感じです。

20代と10代の歳の差カップルは好みなんですが、教え子である和哉があまりに子供!って感じで、艶っぽさなど全く感じられず、(15、6歳って本当はそういう感じだと思うけども)そういうシーンになったら何だか違和感が…;
教師である遼も、庇護欲や生徒への愛情というものから恋心へなった過程も伝わってこなくて一体どうして好きになったの??って思いました。
月村さんの本は今まで全てアタリだったので今回はちょっと残念です。

0

居場所のない気持ちに共感

 個人的に、この本のことが好きすぎて、もう何回読んだのかわからないんですけど、いい加減にボロボロになってきたので片付ける意味も込めて、区切りとして感想を書いておきます。

 中学教師の遼の車に潜んでいたのは、勤務先の学校を去年卒業したばかりの人気アイドル・望月和哉。
 和哉は、喫煙のスキャンダルを週刊誌に取られ、事務所をクビになってしまい行くところがないのだと言う。
 元々、和哉は母子家庭で育ったのだが、その母親が一昨年、恋人であった男と事故死し、後に残されたのは殆ど顔も見たことのない父親……という家族関係で、遼は念のために事務所にも和哉の父親にも連絡をとってみたけれど、事務所はクビだと言うし、既に新しい家庭を持っている父親は、和哉のことを「お荷物」だとしか思っていないのが丸わかりで、「教師」という仕事をしている遼はどちらにも和哉を連れて行くことさえ躊躇われて、そのまま和哉を居着かせることになる。
 けれど、仮にも居候だというのに、和哉の態度はでかいもので、勝手にエアコンは付けるは、食器は片付けない、物は散らかしっぱなし……とお世辞にも褒められた態度ではなかった。
 ついつ続きい「将来どうするんだ?」と教師らしく尋ねてしまうけれど、「今が良ければいい」と和哉はにべもない返事。
 そんな和哉は遼が何かを言う度に「身体で払う」と言ってきて、所詮、和哉のことを元教え子としか見てなかった遼は適当にあしらっていたけれど……。
 ある日、和哉がいきなり「カレーを作る」と言い出して、遼は早く帰るつもりが、早く帰れなくなって、ようやく自宅に着いた時にはすっかり和哉はいじけてしまっていて、そんな和哉をいじましく思う気持ちが目覚め始める……。

 というような話でした。
 実は遼と和哉の間には、和哉の学生時代に2回ほど接触するシーンがあって、その2回目は和哉がちょうど母親を亡くした直後で泣いていたことも合って、和哉の求めに応じて、遼が和哉にそっと口付けてしまっていて、そのことが原因で和哉に脅されて仕方なく部屋に置いている……という設定もあったりもするんですが……。

 なんというか、和哉の帰る場所のない虚しさって私にはとっても身に覚えのある虚しさで、だからこそこの優しい物語を私は大好きになってしまいました。
 遼は基本的に正直な人なので、嘘は吐かない。
 一度大切にする、と決めた物はきちんと大事にするタイプで、すっごく真っ当に育った真っ当な大人。
 誰にでもきちんと誠実に接するから、和哉としては焼きもちを焼いたりすることもあるけれど、それでも最後には和哉を優先してくれる。甘やかし上手。

 全てが遼視点での物語なので、なかなか和哉の本当の気持ちをしるチャンスってなかなかないんですけど、つい遼がキレてしまって和哉を最後まで抱いた後に、和哉が自分の気持ちをぶちまけるシーンがあって。
 その時に言った和哉の告白のセリフも胸が苦しくなるくらいに、共感できるもので……泣けました。胸がギュッとなりました。

 なんとなく、自分の落ち着くべきところ……というのか、最後にすがれるもののない人にはとっても効く話だと思います。
 優しくて、甘くて、ちょっとギュッとする話で、私は大好きです。

2

センセと卒業生

帯『もう払ってもらっただろ。しかも一生分。』

教師遼[攻]の家へ、素行不良でアイドルを首になった元生徒の和哉[受]が押し掛けてきちゃう。
お人好しでちと流され気味な遼は、なんだかんだで和哉を居候させます。
和哉は家賃を自分の身体で払う的な事をほのめかしますが、生真面目な遼はそんな事はせずに和哉に時折説教しつつもそのまま住まわせちゃうんですね。

最初の方はともかく和哉が可愛くないガキだなーーって思って読んでました。
自分勝手で散らかし放題だし、世話になっている遼に平気で我が儘言うし。
こういう子はあんま好きじゃないんだよなあ、ぶつくさと感じ始めた頃から徐々に和哉の感情や弱さや強がりなんかが少しずつ見えてくる、その匙加減が実にいいです。
最初にこいつ生意気~~って感じてた分余計にそうなってからの和哉が可愛い、カレー作って待ってるとか可愛い、遼のとこに今の生徒が相談にやってきたら飛び出していっちゃうとか可愛い。
しかし遼視点で書かれているのもあって、この2人がどうやってBL的展開になるんだろうと思ってたんですがある切っ掛けで身体の関係に雪崩れ込み。
ふむ、こう来たで続きすかー、ここで前フリされてた「家賃」って言葉がぴたっとパズルはまったですな。
我が儘だけど15歳だから許せるかな、これが20歳超えてたらイラッときてたと思う。
この年齢だから遼も見捨てられなかったし、周りからも色々許してもらえるんじゃないかなって意味で2人のこの年齢設定は正解。

0

受けが不愉快

月村さんお得意の後ろ向き思考の受けですが、これはあまりにも自分勝手で同情できないというか、攻めもたいがいにしろよ、という気持ちに。

わたしが耐えられる後ろ向き思考を、振り切っちゃった感じでした。
アホの子は好きですが、愚かなバカは許し難い。それを許容してしまう攻めにも共感できません。

0

『家賃』というタイトルに惹かれて手にとりました。

中学教師と卒業生っていうCP
卒業生といいつつまだ15歳とかそこらなんです。
そんでもって、元アイドルという受け。
スキャンダルで芸能界にいれなくなり
中学教師の攻めの部屋に転がり込むというお話。

美少年の受け。
家庭環境が悪くつっぱって大人ぶってるけども
中学時代に自分を慰めてくれた先生を好きになっちゃう。
その心理はわかる!

十代の頃に読んだらハマるかもしれないけど
私には、受けがあまりにも子供過ぎて萌えなかった。
あまりにも幼い恋心。
孤独とか寂しさを抱えるのは、どの子も同じで
たくさんの子供に囲まれて仕事してる中学教師が
誘惑にハマってどーする!と、なんか堅い頭で読んでたので
ちっとも萌えれなかった。

攻めが、もっと大人であって欲しかったわ。

0

良作すぎる

25歳の先生と15歳の元教え子にて元アイドル、年の差カップルのお話です。
15歳を受けにする年の差カップルモノ、こういうのはちょっとズレるとドン引きするですが、さすが月村さん、いいお話に仕立ててました。
キューンとしました。
月村さんにしては珍しく、何回かセックスシーンもあるんだけど、過剰な演出はなくて、むしろトキメキました。私、このぐらいの抑制がきいた描写って好きなんですよねー。

主人公は中学の先生。
スキャンダルでアイドルをクビになった元生徒が、先生のうちに転がりこんでくるところから話は始まります。『家賃は身体で払う』とか言って。
まっとうな社会人である先生は、もちろん抱かない。
こましゃくれて傍若無人にふるまう元生徒の、ポロポロと剥がれていく『弱い子供』な部分がたまらなく愛しかったです。可愛い。
好きな男を遊んでるふりして誘ってみせて、いざとなると震えながら演技してるっていうのも、ツボにきました。

4

あまのじゃく大好きです。

ぎゃふん。
月村さん、ほんっとに久しぶりに読みました。ツボった!!
書き下ろしでやられました。
あまあまラブラブです。ぎゃふん。

主な登場人物はあまのじゃくな受・和哉くんと出身校の教師・遼(攻)のふたり。
雑誌掲載分の「家賃」と書き下ろしの「家賃+α」の2本立て。

大きな事件が起こるわけでもないし、激しい感情をぶつけてくるわけじゃない。
今回ちょっと派手な設定が付いてますが、地味なお話だと思います。
月村さんは穏やかな話のなかでキャラの心情を表現するのが上手い。
きめ細やかな繊細な方なんだなと思います。ちょっと杉原理生さんに似てるかも。

「家賃」は遼視点で、和哉が転がり込んできて傍若無人な態度に振り回される話。
和哉の暴君な態度のはしばしに見え隠れするナイーブさがいじらしい というか 可愛らしいです。
ふたりが結ばれてその後のお話が書き下ろしの「家賃+α」。和哉視点です。

素直になれなくて憎まれ口をきいてしまう。
心にもないことを言っちゃう和哉。
でもそれには訳があるのです・・・。
和哉の胸のうちが分かる部分でちょっとじんわりきます。
続き
結ばれるまでは和哉のあまのじゃく加減が分からなくて戸惑ってた遼なんだけど
書下ろしでは見透かして笑って受け止めちゃうの。
そんな遼に和哉はメロメロなの。

遼の誕生日プレゼントを用意できなかった和哉の態度と言葉がずっごくツボでした。
祝いたいけど重荷にもなりたくない。ジレンマでグルグルしているようすが可愛い。
言葉では言い訳しているけど行動から好意がにじみ出てますよ。
これぞ頭かくして尻かくさず?(笑)
ラブラブです。幸せです。ラブラブカップル大好きです。

でもね、ただのバカップルはNGです。
心に傷を負った人がそれを乗り越えて甘やかされて幸せだからイイんです。
そこに今回は大好きなあまのじゃくがきたので、ノックアウトでした。

月村さんに完敗・・・じゃない乾杯!

1

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