警視庁十三階にて

keishicho jusankai nite

警視庁十三階にて
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
6件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥533(税抜)  ¥576(税込)
ISBN
9784199005725

あらすじ

仕事の失態から二階級降格、警視庁公安部に異動した綾瀬尚登。上司となったのは、徹底した能力主義の警視正・瑞木貴穂だ。綾瀬の冷徹で非情な知性を気に入る瑞木は、傲岸不遜で物言いも容赦がない。身内の捜査妨害も平気で行い、現場で厳しく指導する瑞木に、始めは反発していた綾瀬だけれど・・・!?

表題作警視庁十三階にて

警視庁公安部外事一課第四係長 瑞木貴穂警視正
二階級降格のキャリア 綾瀬尚登 

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レビュー投稿数2

恋愛よりもお仕事がおもしろい

まだお話が広がりそうなキャラ設定だと思うので、萌ですが、大変好みでした。面白かった。

舞台は警視庁公安部外事課。
冷徹無比なアンドロイドと言われたキャリア組みの綾瀬尚登が、二階級降格で異動してきます。
どうやら彼の外見や性格、仕事ぶりに惚れこんだ係長の警視正・瑞木が自ら拾ってきたらしいのですが、このいきさつはさらっと流されていて詳しく語られていません。
ロシアのスパイと、彼に情報を流す日本人を追尾し“国益に反する事件を未然に防ぐ”という特殊な仕事をする公安部外事一課第四係に配属され、今まで正確無比な刑事としての仕事に自信を持っていた綾瀬は、瑞木の傍若無人さも手伝って、戸惑いと焦燥を感じるようになります。
「この人が・・・私を壊す・・・」と思ってしまうほどに・・・

度が過ぎるほどの冷静沈着な綾瀬と、どこか崩れたところがあるものの、仕事に関しては非の打ち所の無い瑞木。
そこに、(最終的に明かされますが)色々裏がありそうな高検の検事・辻斬りの陸や、綾瀬の幼馴染み悦夫が絡んでくることによって、非情と私情の狭間で悩む綾瀬と彼を振り回し囲い込んでいく瑞木の策を堪能することがで続ききました。

前述しましたが、瑞木サイドの背景がさらっと流された状態で済まされてしまっているので、シリーズ化にでもしていただいて、瑞木の心の中であったり、陸との関係であったり、また、その後の綾瀬との関係であったりを読ませてもらいたいなと思いました。

警察といえば刑事事件絡みのお話が多い中、公安という特殊なお仕事にわくわくできて、お仕事スキーな私は大満足でした。

3

警視庁公安部外事課です

実に淡々とした、ブスブスと燻ったような熱が底から湧いているような、そんな温度のお話でした。
だから、というわけではないのですが宮本佳野さんのイラストがとてもしっくり合っていて(宮本さんの絵も温度が低めですもんね)小説と絵のマッチングはピッタリでした。

主人公の尚登は、成績優秀のエリートで若くして警部補まで上がったキャリアなんですが、その氷の仮面と呼ばれる人の心を鑑みない態度の為、二階級降格の憂き目にあった人物です。
そんな彼を刑事部から公安部に引き抜いたのが、外事部でスパイの偵察をするのには目立ちすぎるのではないかと思われるほどの容姿を持つ係長・瑞木警視正でした。
その端正な外見に似合わない、くだけた口調と尚登をおちょくるような態度に尚登はとまどい振り回され、追尾対象を追って行くうちに、だんだんと自分のかぶっていた仮面がはがされていくのです。

この主人公達の性格にはブレがありません。
何だか全てわかっていて、子供を掌の上で遊ばせるような瑞木の態度に、一体どこに尚登への愛があるのかよくわかりません。
欲しいと思ったから引き抜いたという、その瑞木の気持ちは、仕事上もで続きすが、氷の心を持つ尚登を見透かしていて、それを溶かして見たいと思った、手に入れたいと思った欲望なのか、そのどちらなのか、、その点は不明瞭なので、自分で推察するしかありません。

ただ、確かに尚登は変わっていくのです。
追尾対象が、自分の不満に思っている過去に唯一信頼を寄せた幼なじみだったこともあり、自分の信じていたものをうたがわなくてはならない苦悩。
しかし、全体の温度が低い為に実に淡々と、淡々と、、
エチのシーンでさえ、尚登の殻を打ち破るための瑞木の儀式のような、とても自然に展開し、終わっていくのです。
あまりに自然すぎて、読み終わり、印象は薄いです。
しかし、大人なお話だったと思います。

3

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