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目の前にいるのに手の届かないひとに、恋をした。
真木が実は男前なんじゃないかという、表紙から感じ取れる妄想は、素敵な程現実となりました。
おめでとう(私が)。
「知ってほしい人にだけ知ってもらえればいいんです
他は必要ない」
真木のこの一言に、全ての意味が込められている気がします。
西野目線から見ても、真木目線から見ても、私がキュンとするのは真木が殆ど。
自分はゲイだけど西野には惹かれない筈。
そう思っていたのに、ドコで何が変わるか分からない。
真木はゲイの柴崎が好きで、でも彼は別に好きな人が居て、それでもいいからと体だけの関係が続いて、自分は柴崎を好きが故に振り回されて。
半年も音沙汰がなかった彼から又連絡が来るんだけれど、靡かなかった真木。
いつの間にか苦しい程西野を好きになっていたんですね。
そして柴崎に触れられてる真木を見て、西野は自分の気持ちに気付いて真っ向から奪うんですけど、この西野の幼稚で我儘とも取れる言葉が、彼の本音を吐きだしているって思えて可愛かったです。
「こんなに好きになるなんて 思ってもみなかった」
と思いを告げて涙する真木はとっても美しかった。
言葉も気持ちも真木の涙も全てが強く美しかったです。
いつまでも仲良く、お互いがお互いを振り回しながら幸せ感じて欲しいです。
天禅さんの新刊。
キュンとなる感じで面白かったです。
主人公はノンケの大学生。
ルームシェアの相棒を探していたところ、友人から紹介されたのがゲイの攻。
最初の段階ではゲイだとは知らなくてフツーに友人として付き合いやすい男だと思っていたのだが。
「好きだ」と告白されてキスされても、それほど嫌な感じはせず。
一時の迷いかとスルーするような感じでの付き合いを続けて。
それでも、どんどん想いが募っていく攻が離れようとすると、それは離したくなくて。
とにかく、無意識でありながらどんどん気持ちが傾いているように見えて。
それでもすんでのところで留まってしまうというか、拒んでいるように見える部分もあったりで、最後の最後まで歯痒くてじれったくてハラハラさせられました。
もう、全てはホントこの受の気持ち次第なので。
攻は気持ちを明確に提示した後は好意を隠そうともしてないし。
だからこそ、惑う受が発する言葉に傷付いたりもして。
ホント自覚なしに受が攻を逃がさないようにしてるというか…。
なので、印象としてはそんな攻の恋が実って良かったねと。
今後はイチャラブのかわいらしい恋愛をすればいいと思う。
そして、攻の元彼?当て馬のようだった彼も幸せになれればいいなぁ。
大学の先輩後輩でノンケとゲイのラブストーリーでした。
先輩である受け様は最近ストーカーに付け狙われているのですが、友人の紹介で
1年下の攻め様をルームシェアにどうかと紹介されるんです。
無口で一見すると無愛想で、明るく元気な受けさまとは正反対なタイプなんです。
でも、一緒に暮らすうちに攻め様の真面目で優しい所やツンデレな感じがわかるように
そんな時に、受け様の服を着ていた攻め様がストーカーに狙われて・・・
受け様が撃退して、受け様は攻め様が自分の為に怪我をしたと後悔いっぱいで
涙ボロボロ状態、そんな受け様を見て思わず抱きしめて慰める。
攻め様のタイプではなかったのにいつの間にか本気で好きになってしまってる。
でも受け様はノンケで・・・・好きの思いの違いがあるんですよね。
受け様は攻め様から告白されるけど、はぐらかし気味。
まぁ、ノンケだから逃げる気持ちも分かりますよね。
でも、攻め様の事は嫌いじゃないし、一緒にいるのも楽しい
攻め様にとっては生殺しのような状態が続いているんです。
そんな中で、攻め様の元彼が現われる、でも元彼は別れたつもりはないと・・・
第三者が現われた事で受け様の気持ちにも変化が起きるけど、自分でも気持ちの
整理が付かないんですよね。
この作品は二人の恋愛ってとこよりもゲイがノンケを好きになったらってテーマが
メインのような設定でしたね。
ルームシェアとか、自分の好きな設定でした^^
なかなか自分の恋心に気づかない受と、
ノンケだから無理だろうと思っている攻という、
とっても王道かつシンプルな内容でした。
でも話に安定感はあります。
ストーカー被害に遭っている西野は、友人から真木を紹介されます。背が高い真木は、どことなくワンコのような性格の持ち主で、そんな二人の同居生活が始まります。
初めは好みではないと言っていたのに、だんだんと西野のことが好きになってしまう真木は、一旦は自分から自分から同居を解消したいと申し出ます。好きの意味がよく分かっていなかった西野も可愛げがありますが、これで最後と潔く退いてしまう真木もちょっと面倒だけど、実は可愛かったりします。
大学のどことなくのんびりした雰囲気のなかで、ゆっくりと進む話や自分にとって真木がどういう存在なのかをだんだん自覚していく課程、そして西野のおしゃれな私服が萌えでした。